これは東京以外の地方の方への提案です。
東京には光舜堂がありますから二胡の修理というのは、何でもやらせていただきます。
ところがいろいろ調べてみて結論として、二胡の修理をすべてできるところと言うのは大変少ないです。
私の知っている限りはです、
むしろ素人の方でも駒などちゃんと作っておられる方あるいは、駒などを作って販売されている日本人の方の方がはるかに信頼できます。
関西にも、九州にも、二胡専門店と言うのはありますが、販売の専門店で修理がきちんと出来るとはおもえないのです。
頭の取れた物など、あるいは簡単な胴のひび割れくらいは問題ないのでしょうが、、、、
思えない理由はこの2年ぐらい、数件の同じ修理を依頼されまして、そのほとんどの方がわざわざ東京までいらしていただいたのです。
全て木軸が緩くなって、抜けてしまう、直せるかというご依頼でした。
これは直せます、、が、
原因は、楽器の修理をしに行って更に悪くされてしまったことです。
木軸が動かなくなったとか緩いので、直して欲しいと持って行かれて、動かなくなり硬いのは治ったけれど、緩すぎて抜けてしまう。
或は雑音がひどくなった等々、これは何件もあるのです、ですので、さすがに言わざるを得なくなってきたのです。
これは木軸の削り過ぎです。
黒檀や紫檀を削るというのはかなり難しい事だと思います。
かたいですから、鑿や彫刻刀では直ぐにボロボロになってしまい、したがって切れない物ですから無理矢理にむしり取るようになってしまいます。
おかげで削り過ぎてしまうのです。
これはそのための道具が必要なのです。
趙硬鋼と言ってタングステンの鋼で出来た金属を削る物を使うか、
或は反対に甘い、というのは刃物場合柔らかい物という事ですが、普通の刃物に火をかけて焼きなましをした物を使います。
そうすると微妙に良く削れます。
刃が柔らかい物の方が硬い木を削りやすいというのはとても面白いですね。
ところがこの刃物は自分で作る以外ないのです。
昔から黒檀紫檀を削るには鋼はじぶんでやきなおしをしたのです。
今二胡の世界には黒檀紫檀をちゃんと削れる人はいません。むしろ素人の人にいたりもします。
木軸を削るというのは、100分の1mmの世界ですから、慣れが相当必要に必要になります。
棹に開いている木軸の穴は殆どの物が、太い方で11,5ミリ細い方で、10、6ミリぐらいが平均ですが、
メーカーによっても違います。
木軸が緩い場合、楽器屋さんによっては穴の方にパテを詰めたりもします。
一瞬はよいのですが所詮パテは粉ですから直ぐにダメになります。
パテを詰めるなら自分で材料は作らなければいけません。
硬い紫檀や黒檀の木の粉を作るのです。
本当はちゃんと削りさえすればよいのですが、二胡業界にはいないと思っていただいて構いません。
この数年で約10台位も削り直しなどしてきています。
人さまの楽器を直すならそれなりの研究はしてほしいのです。
むしろおすすめは三線や、三味線を作る人にお願いした方が無難です。
三味線や三線の木軸は黒檀を手で削ってそれこそ3年に一品は削りなおしますから、彼らはとても慣れています。
また本当にちゃんとした仕事をごとをしてくれます。
日本の職人ですから。
何しろ、何百年も培われた技術が伝わってきていますから。
お店によっては、二胡なんか直したくないという方もいるかもしれませんが、木軸だけという事であればそれほどいやな顔はされないと思います。
是非これはおススメです。
東京には光舜堂がありますから二胡の修理というのは、何でもやらせていただきます。
ところがいろいろ調べてみて結論として、二胡の修理をすべてできるところと言うのは大変少ないです。
私の知っている限りはです、
むしろ素人の方でも駒などちゃんと作っておられる方あるいは、駒などを作って販売されている日本人の方の方がはるかに信頼できます。
関西にも、九州にも、二胡専門店と言うのはありますが、販売の専門店で修理がきちんと出来るとはおもえないのです。
頭の取れた物など、あるいは簡単な胴のひび割れくらいは問題ないのでしょうが、、、、
思えない理由はこの2年ぐらい、数件の同じ修理を依頼されまして、そのほとんどの方がわざわざ東京までいらしていただいたのです。
全て木軸が緩くなって、抜けてしまう、直せるかというご依頼でした。
これは直せます、、が、
原因は、楽器の修理をしに行って更に悪くされてしまったことです。
木軸が動かなくなったとか緩いので、直して欲しいと持って行かれて、動かなくなり硬いのは治ったけれど、緩すぎて抜けてしまう。
或は雑音がひどくなった等々、これは何件もあるのです、ですので、さすがに言わざるを得なくなってきたのです。
これは木軸の削り過ぎです。
黒檀や紫檀を削るというのはかなり難しい事だと思います。
かたいですから、鑿や彫刻刀では直ぐにボロボロになってしまい、したがって切れない物ですから無理矢理にむしり取るようになってしまいます。
おかげで削り過ぎてしまうのです。
これはそのための道具が必要なのです。
趙硬鋼と言ってタングステンの鋼で出来た金属を削る物を使うか、
或は反対に甘い、というのは刃物場合柔らかい物という事ですが、普通の刃物に火をかけて焼きなましをした物を使います。
そうすると微妙に良く削れます。
刃が柔らかい物の方が硬い木を削りやすいというのはとても面白いですね。
ところがこの刃物は自分で作る以外ないのです。
昔から黒檀紫檀を削るには鋼はじぶんでやきなおしをしたのです。
今二胡の世界には黒檀紫檀をちゃんと削れる人はいません。むしろ素人の人にいたりもします。
木軸を削るというのは、100分の1mmの世界ですから、慣れが相当必要に必要になります。
棹に開いている木軸の穴は殆どの物が、太い方で11,5ミリ細い方で、10、6ミリぐらいが平均ですが、
メーカーによっても違います。
木軸が緩い場合、楽器屋さんによっては穴の方にパテを詰めたりもします。
一瞬はよいのですが所詮パテは粉ですから直ぐにダメになります。
パテを詰めるなら自分で材料は作らなければいけません。
硬い紫檀や黒檀の木の粉を作るのです。
本当はちゃんと削りさえすればよいのですが、二胡業界にはいないと思っていただいて構いません。
この数年で約10台位も削り直しなどしてきています。
人さまの楽器を直すならそれなりの研究はしてほしいのです。
むしろおすすめは三線や、三味線を作る人にお願いした方が無難です。
三味線や三線の木軸は黒檀を手で削ってそれこそ3年に一品は削りなおしますから、彼らはとても慣れています。
また本当にちゃんとした仕事をごとをしてくれます。
日本の職人ですから。
何しろ、何百年も培われた技術が伝わってきていますから。
お店によっては、二胡なんか直したくないという方もいるかもしれませんが、木軸だけという事であればそれほどいやな顔はされないと思います。
是非これはおススメです。