
飛騨の山里から
ユキ(柴犬)と一緒に名古屋へ戻り
あっという間に9か月が過ぎた。
夫婦二人の平穏な暮らしに不満はないが
何か物足りなさを感じる時がある。
環境の変化は覚悟していたが
一人暮らしの兼業主夫を止めたので
炊事洗濯掃除や田畑の仕事も無くなり
暇を持て余すことが多くなった。
肉体労働から遠ざかり
山も登らなくなったので
体が鈍り気力や体力の衰えを感じるようにもなった。
ぜいたくな悩みを持ちながら
もう一度過疎の山里に戻って暮らす根性はない。

時々、雪に閉ざされた静かな古家を思い出して慰めている。
ユキも厳しい名古屋の夏を乗り切り
15歳の誕生を迎えることが出来た。
広い野山を自由に走り回っていた習慣で
僅かにある土の感触と匂いを楽しむ姿がいじらしい。

冷えた土の感触から
いつも駆け回っていた雪原を思い出しているかもしれない。
暇を持て余しながら
足腰が丈夫なうちにもう一度
スローでシンプルな暮らしが出来ないかと
思いを巡らしたりしている。
スローでシンプルな生活をしておられるように、見得ますが、まだご不満ですっか
去年の暮れから、ブログを拝見しています、飛騨高山東山遊歩道、良く調べて頂き、懐かしく拝読しました、お寺の名称は、良く知っていて、高山に出かけたくなりました。
高山市も今は範囲が広くなり、どちらの方面に暮らして見えましたか、私は、元清見村で子供の頃過ごしましたが
すっかり変わり、私の暮らした家は公園になっていましたが。名古屋にお帰りになり、街中で随分暮らしが変わられたようで、街中の写真も楽しみです。ありがとうございます
高山スキー場の麓にある、過疎の集落で暮らした十数年が忘れられず、
つい無いものねだりを漏らしてしまいました。
旧清見村や丹生川村は大好きで、あちこちを訪ね歩きました。
変わっていく姿と、昔ながらの暮らしを垣間見て、
いろいろと学ぶことも多かったです。
いくつになっても腰が落ち着かず、次のライフスタイルを考えたりするのは、この影響かもしれませんね。