名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

都会の夜景

2007年11月30日 | セカンドルーム
用があって、昨日名古屋へ帰ってきた。
夕方、名古屋駅から広小路を通って、家まで歩いたけど、師走も近づきたくさんの人たちがあわただしく通り過ぎていく。
街路樹や花壇がイルミネーションに彩られ、駅の壁面やテラスも巨大な光で飾られていた。
毎年テーマがあるようだけど、お城に雪か星が降っている風景なのだろうか?
冬の風物詩は、美しいけど、なんとなく気持ちが急かされる。

先週飛騨にいた時は、寒月が雪面を照らして神々しく輝いていた。
都会の華やかさには比べようも無いが、雪に反射した蒼白い輝きは、凄みがあって美しかった。

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濡れ落葉

2007年11月29日 | セカンドルーム
ここ数日は、暖かい日が続いて畑の雪もすっかり消えてしまった。
今月の初めに蒔いたエンドウから、小さな芽が出ていたので、1輪車に5杯ほどの落葉を集めて覆ってやった。
今頃の時期は、落葉が雪と霜で濡れているけど、どこにも積もっているので簡単に集められる。
落葉の厚い褥で冬を越し、春には発酵して腐葉土になり、エンドウを育ててくれる。

町では、やたらにへばり付いて嫌われる落葉も、山里では役に立っている。
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氷見の海

2007年11月28日 | セカンドルーム
昨日は富山県境のお寺を訪れたので、少し足を延ばして能登半島の付け根にある氷見へ行ってきた。
地魚の漁師料理という謳い文句にひかれて、海辺の宿に1泊することにした。
寒ブリがあがるようになったので、ブリの刺身、煮付け、照り焼き、鍋などが次々と出て来たけど、好きな魚料理でも同じ素材の盛り沢山には、箸の動きが少し鈍る。
富山湾は穏やかで、海の向こうに白雪の立山連峰が、雲と見まごうほどおぼろげな姿で浮かんでいた。

氷見は定置網漁の発祥の地といわれ、ブリや鯛、平目、いかなど色々な魚があがるけど、ほとんどが長距離トラックで大都会へ運ばれていく。観光客相手の魚市場や料理店でも、質の良い魚を手に入れるのは難しいようだ。
食品に限らず、生産地と消費地の格差が広がっていく。
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石積みの棚田

2007年11月27日 | セカンドルーム
飛騨三十三観音めぐりで、先日行けなかった飛騨宮川町のお寺を回ってきた。
その道すがら、町の中心から曲がりくねった山道を登りつめた所にある、種蔵集落の石積み棚田を見てきた。
遠い谷から水路を引き、お城の石垣のように積み上げられた田は、険しい山の中腹まで続いている。
戦後まで続いた過酷な工事によって、稗や粟しかとれなかった山里でも、米が食べられるようになったという。
かつては23戸あったこの集落も、今は12戸に減り、高齢化や米離れの影響で棚田の維持が難しいようだ。
先祖の苦労の跡を荒らすことは出来ないと、残った人たちで、そばやみょうがなどを作りながら辛くも持ちこたえている。

米に対する執念が、苔むした石垣の一つ一つに込められていたかと思うと、その感慨もひとしおであった。
近くで仕事をしていた人が、実りの秋は黄金色の稲穂が風にゆれ、そばの花が咲く頃の風景は素晴らしいので、また見に来るようにと勧められた。
限界集落の先端を行くような種蔵から、懐かしい山里の原風景が消滅しないことを祈るしかない。
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霧氷

2007年11月26日 | セカンドルーム
11月の陽射しはまだ強いので、先日降った雪もほとんど消えてしまった。
それでも、日が陰ると急に気温が下がるので、毎朝霜で辺りは真っ白になる。
すっかり葉を落とした庭の木やあたりの木々の枝は、霜をまとってキラキラと輝いている。
霧氷と朝霧は、今頃の時期の楽しみの一つなので、早起きの散歩もあまり苦にならない。
早朝はきれいな霧氷も、日が昇ればすぐに消えてしまう。
その姿は、桜の散り際のようにはかなくて美しい。

今年のクリスマスは、姿のいい木を選んで、トナカイのイルミネーションで飾ってみよう。
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飛騨ネギ

2007年11月25日 | セカンドルーム
集落では、飛騨ネギの収穫が盛んに行われている。
平地では年末の需要期を見込んで、もう少し後に収穫するけど、ここでは雪に覆われる前に取っている。
掘り起こしたネギは1日ほど乾燥し、根と葉先を切り落として、土で汚れた表皮を取って、同じ太さのネギに選別する。
それを300グラムずつに束ねて、市場へ持って行くと、その日によって相場は違うけど、おおよそ一束60円前後になるらしい。
店頭では、その2~3倍で売られているようだ。
トマトやキュウリと同じで、ネギも細いのや曲がったのは商品にならないので捨てられてしまう。
不揃いでも味は変わらないので、消費者が気にしないで買うようになれば、野菜がもう少し安くなると思うけど・・・

飛騨ネギは秋に種をまき、翌年の11月まで冬を越して育てられるので、茎が太くてやわらかく、寒暖の差が大きい畑で育ったので甘みも強い。
すき焼き、煮込みうどん、鍋物にも合うが、一本丸ごと焼き、味噌を付けて食べる方法を教わったけど、これは絶品だ。
このあたりのお年よりは、何でも焼いて味噌を付けて食べている。
囲炉裏があった頃のつつましい食文化が、今も続いているようだ。
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陽ざしがいっぱい

2007年11月24日 | セカンドルーム
高気圧に覆われて、飛騨地方も久し振りの快晴となった。
朝は冷え込んだので、青い空を背に霧氷をまとった木の枝がキラキラと輝いていた。
お天気に誘われて、近くの高台まで足を延ばしたら、眼下の高山の町は雲の下にあった。

犬も久し振りのお天気に浮かれて、雪原を飛び回って遊んでいた。
気分が良いのか、遊び疲れるまでは呼んでもなかなか戻ってこなかった。
日陰は凍えるような寒さだけど、陽射しがいっぱいの雪の上は、ぽかぽかと暖かかったので、のんびり日向ぼっこをしながら待つことにした。
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ホームセンター

2007年11月23日 | セカンドルーム
家具用の工具を買いに、高山の町にあるホームセンターへ行ったら、園芸品売り場の一角が模様替えして、除雪道具や融雪材などの売り場になっていた。
店内もスパイク付き防寒長靴や水道管の凍結防止器具など、雪国ならではの季節商品がたくさん陳列してある。
都会では年末が近づいてくると、華やかな商品が目を引くようになるけど、飛騨のショッピングセンターは生活に密着した商品が地味に並んでいる。

これからは、雪かきが日課となる日も多くなるので、どこの家でも数種類の除雪道具を持っている。
我が家も、プラスチック製のシャベル2本、金属製シャベル2本、ツルハシ1本、スノーダンプ(一輪車のタイヤを外したようなもの)1台を使っている。
かさばって軟らかい新雪や凍結して硬い雪、屋根や通路の雪など、場所によっても使い分けるので、道具もそれだけ必要になってくる。
山里暮らしは、余分な労力とお金が掛かってしまう。
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雪の朝

2007年11月22日 | セカンドルーム
つい数日前までは、鮮やかだった紅葉の山がすっかり雪景色に変わってしまった。
昨日から降ったり止んだりの雪が、今朝も降り続き、今日も真冬日になりそうだ。
雪が降ると外へ出る人がいなくなるので、唯でさえ静かな集落から人の気配まで消えてしまう。
根雪になるとそんな日が毎日続くけど、今頃の雪は直ぐ融けるので、冬篭りに入ってしまう人はまだいない。

雪に映える飛び切りの青空を期待して、今日は休養日に・・・
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黒豆

2007年11月21日 | セカンドルーム
10月の末に刈り取った黒豆を枝ごと納屋に吊るして乾燥していたけど、湿度が高いせいかなかなか乾かない。
棒で叩いてもさやが弾けて豆が出てこないので、さやを枝から外して薪ストーブのある居間にしばらく置いておいたら、いい具合に乾燥した。
農薬を使わず、木灰と堆肥だけで育てたので、虫食いや発育不良で粒の小さい豆もたくさん混じっていた。
それを一粒一粒選り分けて、3升ほどの黒豆を手にすることが出来た。

さっそく豆ご飯を焚いて食べたけど、薄紫に染まった炊き立てのご飯は、香ばしくておいしかった。
米1合に黒豆一握り、塩一つまみを混ぜて炊飯器にかけるだけである。
おかずが無い時は、これだけでいけそう。
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冬の畑

2007年11月20日 | セカンドルーム
菜園には大根少々と白菜が5株ほど、まだ残っている。
白菜は1株取っても食べきれないので、葉を外側から1~2枚切り取っては、鍋や味噌汁の具にして毎日食べている。
だんだん株が小さくなってきたけど、雪をかぶる前に食べきれそうにない。
近所のお年寄りは、凍みる前に収穫して漬物にしたり、こもにくるんで穴に埋めて保存している。

以前、まねをして穴に埋めたけど、大根1本食べるために雪をどけて掘り出すのが面倒と、春までそのままにしてしまったことがある。
冬の間は食いつなごうという切実感が無いので、せっかくの収穫物を無駄にしてしまう。
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冬景色

2007年11月19日 | セカンドルーム
飛騨地方は、太平洋側と日本海側の気流が高い山でぶつかり合うので、天気が目まぐるしく変わる。
今朝は鉛色の空から小雪が舞う寒い朝となった。
時折り青空が覗いても、すぐに西から黒い雲が流れてきて淡い陽射しを遮ってしまう。
今週は、こんな天気の繰り返しになりそうだ。

山里の四季は、変わり目が余りにもはっきりしているので、その美しさにいつも魅惑されてしまう。
自然は、つい先日まで華やかな錦絵を楽しませてくれたが、今日を境に墨絵の世界へと誘ってくれる。
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冬の準備

2007年11月18日 | セカンドルーム
今朝の天気予報は、前線が近づいているので飛騨地方の山間部は雪になると報じていた。
毎年12月の上旬に冬用のタイヤに交換していたけど、今日は雪が降る前に取り替え作業をした。
犬小屋も床にわらを敷き、屋根は茅で覆い、入り口も古毛布を吊るして防雪と防寒の対策を施した。
最後にダンボールで作った小屋を中に入れて、2重構造の冬季小屋が完成した。
真冬は気温がマイナス15度を超えることもあるので、そんな夜は内部のダンボール小屋だけを玄関に入れて避難させている。

山里の冬は、ある日突然やってくるので油断が出来ない。
この辺りの人たちは、早めに冬の準備をしているので、そんな姿を見ていると気持ちが急かされる。
もう少し後でやろうと思っていたら、突然の雪でずいぶん苦労したこともあったので、最近は郷に従うようにしている。
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寒い朝

2007年11月17日 | セカンドルーム
今朝の冷え込みは強く、いつもは気配を感じて小屋から飛び出てくる犬が中でじっとしていた。
小屋に取り付けてある温度計が、マイナス4℃と急な冷え込みで動きが少し鈍くなったようだ。
それでも紐を解いてやると、大きく伸びをして元気よく駆け出して、脇を流れている用水の水をがぶがぶ飲んでいる。
食器の水が厚く凍り、口が渇いても飲むことが出来なかったようだ。これからは、気を付けて見てやらないといけない。

明日はもっと寒くなりそうなので、犬の防寒対策を急がねば・・・
犬はそばに居てくれるだけで人を癒してくれるけど、犬に出来ないことを手伝ってやると、一層その感が強くなる。
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筋トレ

2007年11月16日 | セカンドルーム
広葉樹の丸太が2トンほど手に入ったので、毎日少しずつ薪作りをしている。
太さが15~30センチの丸太を、薪ストーブ用に35センチの長さに切り、手ごろな大きさに斧で割る。
それを一輪車で運び、保管場所に積み上げていく。
玉切りはチェンソーを使うので、鋸よりは楽だけど重量もあり振動も激しいので長時間は出来ない。
薪を割る時は能率を上げるため、刃が厚くて重い斧を使うので気持ちよく割れるけど、筋肉痛になるのでこれも余り長くは出来ない。
この作業を朝の1時間ほどやると、程よいウォーミングアップとなって次の仕事がはかどる。

都会の友人はアスレティックジムで、自転車をこいだりランニングマシンで鍛えているけど、それよりはずっと面白いし、生産的な筋トレかも知れない。

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