1月も今日で終わり、あっという間に1年の12分の1が過ぎようとしている。
年初から様々な事件や出来事が起こっては消えていく。
現在進行形の事件すら、新たに押し寄せる出来事で過去形になってしまう。
飛騨の山里に住みついて、すでに13年になる。
小学校に入学した子供なら、大学に進学する年月で、思い起こせばその間の成長は著しく、時間の経過もずいぶん長く感じた。
いっぽう、山里の13年間はあっという間に過ぎて、取り立てて言うほどの成果もなく、修得した技術や知識も大したことはない。
一体この差はなんだろうと自問をしているが、よく分からない。
時間の心理的経過の速さは、年齢に反比例するという学説があるが、10歳なら10分の1、70歳なら70分の1の速度で時が過ぎていくということらしい。
子供の頃のように、新鮮な経験が多いほど時間の経過は長く感じるとも言われている。
1分1秒を大切にしたいと思うが、今さら見たくもないことを見たり、経験したくないことまでする気は起こらない。