名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

刃物研ぎ

2025年03月04日 | 趣味


先日までは4月の陽気だったが、一転して真冬に逆戻りした。
朝から冷たい雨が降り続き、何となく気分が落ち込む。


昼前からは本降りの雨となり、最高気温も7℃と真冬の寒さになった。


今日は家篭りを決め込み、刃物の研ぎをした。
日頃使用頻度の高い平鑿と、彫刻刀二本を時間をかけて研いだ。

まず1500番の中砥石で、刃こぼれが有れば無くなるまで研ぎ、刃を作りながら刃先に返りが出るまで研ぐ。
さらに仕上げ砥石で鏡面になるまで研ぎ上げる。

会心の研ぎができた時は、薄い紙が刃物の重さだけで切れる。


時間がたっぷりあったので、刺身包丁を研ぎながら砥石の面を平に直して完了した。
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春うららの一日

2025年02月27日 | 趣味

今朝は陽射しが柔らかく、昨日までの厳しい冷え込みはなかった。


木曜日は円空仏彫刻の日で、会場の荒子観音寺の教室で過ごした。


最高気温が15℃を越し、明るい陽射しが入る教室で心地よく練習が出来た。


薬師三尊像を先輩に見てもらい、指導をして貰った。
気になっていた箇所は見落とさず指摘され、今後の制作のヒントや参考になる点が多かった。
薬師三尊像は完成とし、端材を使ってミニ仏像作りをした。


家に帰って、今まで作りだめをしていたミニ仏像に紐を付け袋詰めをした。

荒子観音寺円空仏拝観日の体験彫刻受講者や、各種イベント参加者などに配っている。

円空さんも荒子観音寺の仁王像を作った時の端材で、たくさんの千面菩薩を残している。
それに倣うのは恐れ多いが、端材が出る都度作り続けている。
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日光菩薩に柿渋を塗った

2025年02月24日 | 趣味

三連休は今日で終わるが、相変わらず寒気が居座り寒い一日だった。


時々雪雲が流れてきて小雪が舞ったが、日本海側で大雪を降らせた雪雲には、太平洋側に雪を降らせるだけのエネルギーが残っていないようだ。


昼過ぎには強風が吹いてすべての雲を吹き飛ばし、温かい陽射しが戻ってきた。


日光菩薩像の古色を出すため柿渋を塗った。



少し薄い仕上げになったので、もう少し塗り重ねて求める色調を出していく。

彩色された円空仏は少なく、白木のままの仏像は、経年変化や線香などに燻されて濃い色調を帯びてくる。

数百年経って独特の深い味わいを醸しだす像を、短時間の作業で出すのは無理かもしれない。
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円空彫り薬師三尊像

2025年02月22日 | 趣味

3連休の初日も、冬型の気圧配置となって相変わらず寒い日が続いている。

午前中は雪雲が流れてくるたびに雪が舞ったが、長く降り続くことはなかった。


薬師三尊像の仕上げをした。
主尊の薬師如来を中心に、右に脇侍の日光菩薩、左に月光菩薩を配置して祀られる。


円空彫りの特徴は、鉈や鑿で勢いよく彫り、荒削りで素朴な味わいがある。

木を割った跡や鑿跡もそのまま残し、素材の表情をそのまま残し、既存の仏像にない新しさがある。

また口元や目には、慈愛に満ちた優しいほほ笑みが込められているのも特徴で、その再現を目指して彫ってます。


午後になって青空が広がったが、寒気が残り風の冷たい一日だった。
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日光・月光菩薩の制作

2025年02月13日 | 趣味

昨夜来の雨は早朝には止んだが、北西の空はまだ灰色の雲に覆われていた。


東の空は少しずつ青空が広がっていくが、北風が強く吹き今日も真冬の寒さとなった。


木曜日は円空仏彫刻教室の日で、会場の荒子観音寺で
制作に取り組んだ。


外は寒風が吹きすさんでいたが、教室はエアコンが効いて快適だった。


薬師如来の脇侍日光・月光菩薩像の2体を並行して作っている。


月光菩薩の鼻と上下唇を一回り小さくして、顎も少し削って丸みを出した。

あとは目を入れ、髪を高く結い上げた高垂髻 (すいけい)を作れば完成に一歩近づく。
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荒子観音寺で円空仏彫刻

2025年02月06日 | 趣味


今朝は抜けるような真っ青な冬空が広がっていた。
凍えるような寒さで、水たまりには氷が張っていた。


毎週木曜日は円空仏彫刻教室の日で、荒子観音寺の教室で制作中の日光・月光菩薩の彫刻をした。

節分会で賑わった荒子観音寺は、いつもの静けさに戻っている。



幾つもの露店と参拝者がひしめいていた駐車場は、きれいに掃き清められていた。

ご住職が教室に来られて、節分会手伝いのお礼をされ、会員はお供えの鏡餅などのお下がりを頂いた。




早速ぜんざいを作って食べたが、体が温まり福もたくさん貰った気分になった。
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月光菩薩の制作

2025年02月05日 | 趣味

今日も冬型の気圧配置で、冷え込みの強い朝だった。


時々晴れ間も覗くが、雲の塊が流れ込み陽射しを閉ざす。

北風が強く寒さも厳しいので、朝の散歩以外は部屋に籠って仏像彫刻をした。


薬師如来の脇侍「日光菩薩」の粗彫りが終わっているので、それと並行して相方の「月光菩薩」に取り掛かっている。


足元から衣の衣紋や襞、胸に掲げる月輪などを作り
顔と頭部の形を作った。

これからは全体の形を整えながら、目・鼻・口・髪型などの各部を作り、菩薩らしい穏やかで優しい表情に仕上げていく。

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薬師三尊像の模刻

2025年02月01日 | 趣味


午前中は晴れ間もあったが、曇りがちですっきりしない天気の一日だった。

月が替わったが、カレンダーにスケジュールを記入する程度で、日常の変化はあまりない。


変わったと言えば、新聞に花粉情報が掲載され始めた。
まだ「少ない」の表示だけで一安心だが油断はできない。



薬師三尊の左脇侍「月光菩薩」の木取をした。
もう一体の右脇侍日光菩薩は、仕上げ彫り中だが像形が共通しているので、並行して作ることにした。


ヒノキ材を必要な大きさに割ったら、隠れ節がたくさん出てきた。

木が若い時に枝打ちをして成長すると、内部に節が残る。
固くて赤味がかった節は彫り難いし欠けたりするので、顔面などに現れないように木取りをする。


顔には出てこなかったので、このまま彫り進めることにした。

彫っている途中で節や割れ、入り皮などが出てくるのは自然材の常で、上手く利用したりかわしたりするのは技の一つと言われる。


3月の作品展に薬師三尊像を出す予定なので、少しピッチを上げなければならない。
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強烈寒波が接近中

2025年01月30日 | 趣味

朝のうちは晴れ間があったが、上空を雲の塊が次々に流れ込んできた。

今シーズン一番の寒波が南下中で、その前触れなのか今朝の冷え込みは強かった。


荒子観音寺上空を、北西方向から灰色の雲が流れていく。


駐車場では、2月2日の節分豆まき式に備えて露店の設営が始まっていた。

風に煽られ、テントや幕張りが大変そうだが、慣れた手順で作業が進んでいく。


木曜日は円空仏彫刻教室の日で、午前中は境内の教室で彫刻をした。


日光菩薩像の粗彫りがほぼ終わり、全体の形を整えながら仕上げ彫りに入る。


陽射しが閉ざされて最高気温が7℃までしか上がらず、久し振りに季節相応の寒い一日となった。
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日光菩薩の制作

2025年01月23日 | 趣味


日の出の時間が7時台だったのが6時台になり、夜明けの時間が数分早くなっただけだが、何だか得をしたような気分になる。


早朝の気温は1度と真冬の冷え込みだが、最高気温は14度で、3月の暖かさになった。

寒暖差疲労が話題になっているが、花粉飛散も早まっているようで、ぼつぼつ対策をしなければならない。


毎週木曜日は円空仏彫刻教室の日で、会場の荒子観音寺で過ごした。


制作中の日光菩薩の胴体部分の粗彫りが終わり、頭部に取り掛かることにした。

髪を高く結い上げ、正面に阿弥陀如来の化仏があり、穏やかな微笑みの表情をしている。

その特徴を表現できるように下絵を描き、要所に少し鑿を入れたところで、今日の彫刻を終えた。

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日光・月光菩薩の作蔵

2025年01月18日 | 趣味

今朝は冬晴れの空気が冷たく、冷え込みも強かった。


納屋橋畔の四季桜は、散る気配もなく咲き続けている。


今朝もアオサギが川岸から獲物を狙っていた。
警戒心が強い野鳥だが、後ろを通り過ぎても微動もしない。


先日ヒノキ丸太を半割して、3角柱2本の木取をした。


今日は必要な幅や奥行きに墨線を入れて、余分な部分をナタとクサビを使って欠き取った。


表面のささくれや出っ張りなどを削って、
日光菩薩と月光菩薩を作る素材が出来た。


日光菩薩から彫り始めることにし、岩座と裳裾、合掌、頭部の形をノコギリとノミを使って作った。


衣紋や日輪の下絵を描き、岩座の上の両足を作って今日の作業は終わった。

午前中3時間、午後は2時間ほどかかったが、これ以上は根気が続かないし、体が固まって動けなくなるので程々で終えるようにしている。

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円空仏彫刻教室の稽古日

2025年01月16日 | 趣味

今朝は西の空に少し欠け始めた残月が輝き、名駅のビル群が朝日に染まっていた。


毎週木曜日は円空仏彫刻「木端の会」の稽古日で、午前中は荒子観音寺の教室で過ごした。


2月2日に節分豆まき式が行われるので、本堂の扉に恵方年表が掲示されていた。

恵方は5年周期・4方位で巡り、尾張四観音の笠寺観音、龍泉寺、荒子観音寺、甚目寺観音の順に5年に一度恵方が回ってきて、荒子観音寺は今年が恵方に当たる。

昔から恵方の寺に参拝すると、ご利益が多いと言われていて、例年より多くの参拝者が予想される。


今日は真冬並みの寒さになり、教室内も冷え込みが強く、エアコンを入れても足元が冷えた。

材料庫から直径25センチほどのヒノキ丸太2本を出して、彫刻の素材作りをした。

金矢とクサビを使って半割りにして内部を調べたが、隠れ節や入り皮などの欠陥もなく、木目も素直に通っていた。




そのうちの2個を家に持ち帰り、三角柱に加工した。


先日完成した薬師如来の左右に祀られる日光菩薩と、月光菩薩を彫る予定。

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円空仏彫刻の稽古はじめ

2025年01月09日 | 趣味

今朝の冷え込みも厳しく、手袋をしていても指先がかじかみ、
鼻水や涙が盛んに出た。


毎週木曜日は、円空仏彫刻「木端の会」の教室が開かれる。
今年最初の稽古日で、荒子観音寺境内の教室に会員が集まり、
新年の挨拶を交わした後、それぞれの課題に取り組んだ。


家で作った小仏像の背面にゴム印を押し、新たな小仏像も
3個作って初稽古を終えた。


中川区のマスコットキャラクターが揃って、初詣に訪れた。



昨年はコロナ禍で中川区民祭りが中止になったので、
今年こそは無事開催が出来るよう祈願したとのこと。


テレビでは今季最強寒波接近中のニュースを伝えている。
今夜はОB会の会合があるが、防寒対策をしっかりしないと
風邪をひいてしまう。
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初仕事

2025年01月05日 | 趣味


今日も東海地方は高気圧に覆われて、朝から青空が広がっていた。


昨日は菜園の初仕事で鍬入れをし、今日は彫刻の初鑿入れをした。
作りだめしてあった小仏像を、クルミの殻に納まるように刃物で
微調整しながら入れ込んだ。


2センチほどの小仏像に、目鼻口を彫るを作る時は、明るい部屋で
拡大鏡眼鏡を使っている。

クルミの上部にヒートンをねじ込み紐を付ければ、ストラップが
完成する。


昨夜、NHKのEテレで、こころの時代「円空とともに歩む仏像
に宿るほほ笑みの秘密〜円空研究に捧げた人生〜長谷川公茂」
を視聴した。

氏は若い頃から円空研究と普及に尽力され、円空学会理事長を
30数年にわたって務められ、令和5年8月に91歳でご逝去された。

その間に全国に点在する円空仏をすべて訪ね、著書や写真集に
まとめられている。

度々、氏の講演を聴いたり著書を読んで、円空に関する知識を
広く吸収することができた。


氏が亡くなる2ヶ月前に講演を聴く機会があり、円空仏の微笑は
人々に安らぎと生きる喜びを与えると静かに語られた言葉が耳に
残っている。

  同番組は、1月6日Eテレで13:10分から再放送
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小仏像作り

2024年12月27日 | 趣味

朝から季節風が強く吹き、冷え込みが強かった。


堀川畔の四季桜は、風に散ることもなく咲き続いている。


今日は予定がないので、彫刻をしたり本を読んだりして家で
のんびり過ごした。

仏像彫刻が一段落したので、端材を利用して小仏像を
作っている。

2センチ未満の像はクルミの殻に入れ、それ以上のサイズは
紐を取り付けてストラップにする。

視力や指先の感覚が鈍ってきたので、小仏像作りは昼間の
明る部屋でしている。

紐の取り付けなどは集中力が要らないので、、日が暮れてから
居間でテレビを見ながらのんびりやっている。

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