名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

親友が・・・

2008年03月31日 | セカンドルーム

 

小学校以来の親友に、別れを告げてきた。
同じ飯ごうの飯を食った山仲間で、今まで弱音をはいたり、バテた姿を見たことがないほどタフな男だった。
去年の春から体調を崩し、最先端の医療に身を委ねながら、懸命に頑張っている病床で、励ます言葉も慰める言葉も見当たらなかった。
昔登った山をのんびり歩こうとか、彼がかつて駐在していた海外の地を案内してくれとか、他愛の無い会話をするしかなかった。
いずれも実現はしなかったけど、ようやく厳しい戦いも終わり、今はゆっくりと休んでほしいと願うばかりだ。
満開の桜に見送られ、千の風となった彼は、きっとこれからも槍や穂高の稜線で優しく頬を撫でてくれることだろう。 合掌

  

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都会の桜

2008年03月30日 | セカンドルーム
先週に続いて、また名古屋で満開の桜を見ることが出来た。
花冷えと雨模様で色が少しくすんでいたけど、これで開花期間がちょっと延びそうだ。
険しい渓谷に咲く一本桜もいいけど、超高層ビルの谷間で遠慮がちに咲いている桜も風情があった。
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山里の春

2008年03月29日 | セカンドルーム

 桜の花便りが届くようになったけど、山里の春はゆっくりとやって来る。
今朝も小雪が舞い、冬枯れのすすきの穂を冷たい風が揺らしている。

間もなく開花するかと、楽しみにしていた水仙も、蕾を硬く閉ざしてしまった。

あとしばらくは、ストーブの火が絶やせない。

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なめこの稙菌

2008年03月28日 | セカンドルーム

 

先日、裏山の中腹から麓まで下ろしておいた原木に、なめこの稙菌をした。

原木に直径8ミリほどの穴を開け、なめこ菌が付着した駒を1本に付き、30~40個ほどを打ち込む。

稙菌が終わった「ほだ木」は、コモなどでくるんで木陰にしばらく寝かせて菌を活着させる。
4月になったら、本伏せといって、直射日光が当たらなくて風通しが良く、雨が当たって水はけの良い林の中に伏せておく。
日照りの時は散水したり、枝葉で覆って乾燥を防いだりと、何かと手を煩わせる割には、その年の天候によって出たり出なかったりと気まぐれで気難しい。
順調に育てば来年の秋から、自然栽培ならではの味わい深いなめこが収穫できる。

                     昨年秋の写真

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春の冬景色

2008年03月27日 | セカンドルーム

 

今朝は小雪が舞って、まわりは初冬の風景に変わっていた。
このまま春になるかと思わせるような、ぽかぽか陽気が続いていたけど、飛騨の春は簡単には来てくれない。

暖かい地方ではお花見が始まったようだけど、こちらでは桜の固い蕾が雪をまとって凍えている。

開き始めたふきのとうも、衣を重ねて寒さに耐えているようだ。
さんさんと降りそそぐ春の陽光に、背中を押されて動き始めたけど、鉛色の空から雪が落ちてくるとやる気が萎えてしまう。

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積雪0宣言

2008年03月26日 | セカンドルーム

 

白川郷で積雪が0にったと、TVが報じていた。
日影や山裾では、まだ雪は残っているけど、昨年12月からの根雪も消え、生活に支障をきたす積雪はなくなったとの宣言だ。
これで飛騨地方もようやく春を迎える準備が整い、日常の生活に戻っていく。我が家の屋根の雪もほとんど消え、畑の一部も顔を出した。

庭の雪も融けた所から次々と雑草が芽を出し、行方不明になっていたスコップや手袋なども現れる。

去年、やり残してしまった薪の材料も出てきたので、薪作りも出来るようになった。
豪雪地帯の山里では、数ヶ月間のハンデを取り戻すために、様々な仕事が一度にやってくる。

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今朝の風景

2008年03月25日 | セカンドルーム

 残雪・氷・霜の3点セットの朝は、吐く息も白く指先が凍える冷たさだ。
春とは思えぬ寒い朝も、日が射しはじめれば気温も上がりすぐ暖かくなる。

水路は雪解け水を集めて、溢れた水が本流へ流れ落ちている。

膨らみ始めた水仙の蕾も、霜にうたれて身を縮めているようだ。
これも山里の春模様だけど、日一日と変化していく。

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高山へ

2008年03月24日 | セカンドルーム

 

春雨が降る中を、名古屋を出て高山へ向かった。
午後、高山へ着いた時は雨も上がって、雲の切れ間から太陽が出ていた。
数日間のあいだにまわりの雪は融けて、庭に車が入れるようになったし、畑も所々で土が見えていた。

今まで雪に覆われていた庭の片隅から、ふきのとうもたくさん顔を出している。
夕食のおかず用にもぎ取ったら、春の香りがいっぱい漂ってきた。

いつもは高山へ着くと、震えるような寒さを感じていたけど、もうそんなことも無くなり、留守の間も春は近づいていた。

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桜の開花

2008年03月23日 | セカンドルーム
昨日は、名古屋地方でも桜の開花宣言があった。
堀川の納屋橋付近の桜も咲き、柳の芽吹きもすすんで、町は春一色に彩られている。
少し歩くと汗ばむような陽気で、例年に比べて季節の訪れが少し早いようだ。

飛騨は桜の蕾がまだ固かったけど、こちらも少し早く咲くかも知れない。
今年の桜も、2度楽しめそうだ。
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ユキ(柴犬)のつぶやき

2008年03月22日 | セカンドルーム
オトウさんに連れられて、また名古屋へやって来た。
ここへ来ると、いつも相手をしてくれるオトウさんは、ワタシを置いて、一人でどこかへ遊びに行ってしまう。
退屈なので、表を散歩しているよそのワンちゃんや、知らないおじさんに吠えたりすると、オカアさんから叱られるし、小さい子供達と遊ぼうと、すり寄っていくと怖がられるし、もうストレスがたまりっぱなし。
せっかく植えたパンジーをだめにしたと、オカアさんに叱られるけど、ここで昼寝をするしかないワン。
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春の準備

2008年03月21日 | セカンドルーム

2階の蚕部屋

 

毎年お彼岸の前後には、部屋の大掃除をしている。
冬の間は、8畳一間しか暖かくしていないので、そこで食事をし、仕事をし、寝室や書斎なども兼ねている。
かつて大家族が住み、蚕を飼っていた古い民家は、部屋数は多いけど使うことはほとんど無く、冬の間は戸を締め切ったままになっている。

南側の座敷も、木工製品の展示室にしているけど、冬の間はお客が訪ねてくることは無いので閉め切ったままだ。
部屋の雨戸も、雪に埋まって開け閉めが出来なかったけど、毎年お彼岸の頃には雪も少なくなって、日光も十分入るようになる。そんなタイミングを待って、5ヶ月近く締め切ったままの部屋の戸を開けて大掃除をし、新鮮な空気を部屋いっぱいに取り込むと、我が家にも春がやって来た気分になってくる。

玄関に春の花でも活ければ、気分が一層春めいてくるけど、飾る花はまだ咲いていない。
開店休業状態だった展示室に、春のお客さんが来るのは、いつの日になることやら・・・

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きのこ栽培

2008年03月20日 | セカンドルーム

 

裏山で椎茸やなめこの原木栽培をやっている。
暖かい日が続いて雪解けが進んだので、雪に埋まっていた椎茸の「ほだ木」が、姿を現した。
椎茸は毎年春と秋に、なめこは秋にそれぞれ収穫するけど、去年は天候不順のせいか、椎茸は全滅状態で、なめこも少ししか採れなかった。
ハウス栽培と違って、原木栽培のきのこたちは気難しくて、温度や湿度の微妙な変化にも敏感に反応して、収穫の量や時期がいつも一定しない。

今年はすでに、数本のほだ木から豆粒ほどの椎茸の子が顔を出ていた。
いつもは、4月中旬から5月にかけて収穫しているので、例年に比べるとずいぶん早いし、2年ぶりの豊作になるかもしれない。
手間ひまかけて育てた甲斐があったと、小さな頭を指で撫でてやった。

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輝山登山

2008年03月19日 | セカンドルーム

 

人を寄せ付けようとしない厳しい姿で屹立していた山々も、少し表情を和らげ、おだやかな姿を見せるようになってきた。
昨日は中部地方全体が大きな高気圧に覆われ、登山には絶好の日和となったので、乗鞍山系の輝山(てらしやま)2.063mに登ってきた。
飛騨には3.000m級の有名な山がたくさんあるので、それ以外はあまり見向きもされていないけど、魅力のある山もたくさんある。
平湯温泉の東方に聳える輝山もその一つで、登山道も無く麓は背丈を越すほどの熊笹に覆われているので、積雪期以外は登ることが出来ない。
装備はスノーシュー、8本爪アイゼン、ピッケルと冬用ウェアにツエルトと非常食など、初めての山なので少し荷物が多くなってしまった。

山頂からの眺望は素晴らしく、北方に笠が岳、弓折岳、黒部五郎岳などが見える。

北東方向には、槍・穂高連峰が屏風のように眼前に連なっていた。

想像以上に登り下りの厳しい山であったけど、来てよかったと心から思えた。
帰途立ち寄った、「ひらゆの森」の露天風呂につかりながら、輝山の山頂を見上げて、山の疲れを流してきた。

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携帯で投稿

2008年03月18日 | セカンドルーム
平湯峠から輝山2046mに登って来ました。お天気にも恵まれ、360度の眺望を堪能しましだ。
これから、平湯の露天風呂を楽しんで帰ります。
15時50分
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雪解け

2008年03月17日 | セカンドルーム

 

雪が、島や半島のような形を残して、解けていく姿は、立体地図を見ているようだ。
その地図は、毎日形を変えて、地面がどんどん広がっていく。
雪をかき分けて、真っ先に出てくるのがふきのとうで、次は水仙の芽が顔を出す。
もうしばらくすると、白や黄色の可憐な花が、目を楽しませてくれる。

伏流水がしみ出ている湿地からは、山わさびも萌え始めた。
霜で赤茶けた葉も、春の陽光を浴びて鮮やかな緑になり、やがて白い小さな花も付ける。

タラの芽の硬い冬芽と鋭い棘は、まだ冬の厳しい姿を残していた。
葉が開き始めると、山菜採りの人たちが目の色を変えて探しに来る。

植物たちの春の競演が、今年も始まった。
いつもの事ながら、小さな命の営みには感動させられる。

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