強い寒気が南下する前触れなのか、冷え込みの強い朝だった。
昼は天白区の飲食店で、高校時代の仲間と会食をした。
卒業以来、気のあった仲間で新年に集まったり旅行などを
していたが、年々メンバーが欠けて寂しくなってきた。
全員85歳を過ぎ、目や耳が衰え、記憶も覚束ない。
足取りも遅くなり、尿意だけが早くなる。
健康法や持病の話、孫の話題など、同じことを何度も繰り
返し聞かされても、誰も嫌な顔をしないで耳を傾ける。
同じ状況を共有できる仲間との交流が少なくなり、気の
置けない昔馴染みの存在は大きい。
同じように枯れてきたので、昔のように剥き出しの熱い
議論になることはない。
今回も機嫌良く新年会のお開きができた。