名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

名古屋のユキ(柴犬)

2009年10月31日 | セカンドルーム

 

今日も名古屋は穏やかな秋日和で、暖かい一日だった。
新型インフルの大流行の兆しが日増しに強まってきたと報じているが、身近な人で罹ったという話は聞かない。
優先接種者以外は当分ワクチンが回ってきそうも無いので、季節性インフルエンザの予防接種をしてきた。
数年前に罹って高熱で苦しんだので、それ以降は毎年接種している。
ワクチンの効果なのか、その後は一度も罹ったことが無い。
新型はそれほど重症にならないとの事なので、これだけで冬を乗り切りたい。


今回はユキ(柴犬)を高山から連れてきた。


昼間は玄関先に繋ぎ、夜は高山から持ってきたダンボールハウスで寝ている。
どちらも窮屈そうで、めったに吠えない犬も、ストレスがたまるのかよく吠える。


散歩は近くの栄公園や白川公園へ連れて行くが、ここでも可愛いワンちゃん達が遊んでいる姿を見て緊張している。
フレンドリーなセレブ犬が近づいてくると、歯を剥いて唸るので、遊びの輪に入れてもらえない。
孤独に育った山里の犬は、街の環境になかなか馴染めないようだ。

 「飛騨の山里暮らし」 11月号をUPしたのでご覧下さい。

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名古屋の一日

2009年10月30日 | セカンドルーム

 

今日の名古屋は穏やかな一日で、少し歩いただけで汗ばんだ。
もと会社0B会の会合が、名古屋中スポーツセンターの会議室であったので出席してきた。
ここには各種インドア競技場やトレーニングルーム、プールなどの施設があって、比較的低料金で利用できる。
特に高齢者は、トレーニングルームとプールが1回100円という低料金で利用できるのには驚いた。
調べてみると似たような公共施設がたくさんあって、元気な高齢者は退屈することは無さそうだ。
年間5.000円の敬老パスで市バスも地下鉄も利用できるので、足代も負担にならない。
都会の高齢者は、至れり尽くせりで厚遇されているとつくづく思った。


昼はOB連と納屋橋河畔の「宮鍵」で、評判メニューの親子丼を食べたが、老舗の味は好みに合わなかった。
明治以来の伝統の味が、食生活の多様化で、わが舌が馴染めなくなったようだ。
午後はデジカメの修理で、大須にあるメーカーのサービスセンターへ行ってきた。
開閉不良は可動部分にゴミが入っていたとのことで、その場で簡単に直してもらった。

 大須万松寺


大須界隈の電気街を歩き、栄のアウトドアショップと本屋に立ち寄って、敬老パスを使うことも無く家に帰った。
田舎はいつも自己完結であるが、都会では困ったこともすぐに解決出来るし、欲しいと思っていた物がいつでも手に入る便利さがある。
都会暮らしの通い妻は、意識したことがないと言うが、これは田舎に居ないと気付かないことだ。
そんなことを考えながら、繁華街の徘徊で1日が暮れた。

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椎茸となめこの収穫

2009年10月29日 | セカンドルーム

 

数日前に雨が降り、その後の冷え込みと晴天で裏山で原木栽培している椎茸となめこが再び出てきた。
きのこは外部の刺激を受けて、木や土の中で眠っていた「きのこ菌」が目を覚まして発生すると言われている。
気温や湿度、雨、風、雷なども発生のきっかけになるようだ。
時期を見計らって原木を水につけたり、木槌で叩いたりして発生を促す人もいる。
微妙な季節要因によって左右されるきのこは、天候不順の影響を受け易い。
今年の8~9月は雨が少なく空気も乾燥していたので、今シーズンの山のきのこは稀に見る不作であった。

 
原木栽培の椎茸もその影響を受けて姿を見せなかったが、今朝見に行ったら数本の「ほだ木」から出ていた。
150本ほどの楢の「ほだ木」で栽培しているが、出ているのは5本ばかりで、例年に比べても極端に少ない。
秋の椎茸のシーズンは、例年10月で終わっているので、1ヶ月遅れの発生は初めての経験だ。

 
なめこは少しずつ出ていたが、先日の雨で再び勢いよく出てきた。
なめこは椎茸に比べて寒さに強いので、雪が積もるまで収穫できる。
すべて自然任せで栽培しているので、その年の天候によって収穫量は大きく変動する。


これから名古屋へ行くところで、いいタイミングでお土産分が取れてラッキーだった。

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林道「岩井・青屋線」の紅葉

2009年10月28日 | セカンドルーム

今日の飛騨地方は、珍しく快晴無風の穏やかな一日だった。
お天気に誘われて、近くの林道「岩井・青屋線」をドライブしながら、付近の紅葉を楽しんできた。
高山市岩井町にある「飛騨高山スキー場」付近を起点とする林道は、朝日町青屋のカクレハ高原まで通じている。
起点のスキー場付近からは、冠雪の槍・穂高連峰が輝き、カラマツの落ち葉を敷き詰めた金色の林道からは、乗鞍岳が見え隠れしていた。
カクレハ高原の紅葉は、今が見ごろで赤や黄色の競演を堪能できた。
ここは飛騨地方でも、最も紅葉の美しい場所だと思っているが、意外に訪れる人が少ないので、静かに紅葉を愛でることが出来る。

 スライドショーで紅葉をお楽しみ下さい。(上映期間は1ヶ月)


 

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「荒城温泉・恵比寿の湯」

2009年10月27日 | セカンドルーム

 

夕べから降っていた雨は、午前中に上がって青空が戻ってきた。
中断していた薪割りを始めたところ、腰に違和感があったので、急遽止めにして温泉に行くことにした。


ここから一番近い隣町の丹生川町にある、「荒城温泉・恵比寿の湯」へ行ってきた。

途中の道路は紅葉も盛りを過ぎて、散り始めた葉っぱが道路に舞っていた。
山奥の共同浴場風の温泉は、こじんまりとして脱衣場も休憩室も質素なつくりだ。
内風呂、露天風呂、源泉風呂の3つがあり、いずれも4~5人程度と狭い。
露天風呂は足元を渓流が流れ、紅葉の山に囲まれているが、行政の指導で塀が設置され、景色が見れないのは残念だ。
温泉成分が濃いので長湯は注意と書いてあったが、鉄分のためか湯は赤く濁り、浴槽や洗い場は付着した石灰で鍾乳石のように幾層にも盛り上がっていた。
この温泉施設は、上流の丹生川ダム建設にともない、水没する村への補償の一つとして、地元で組合を作って運営されている。
比較的新しい温泉だが、成分の濃さとあいまって、腰痛が治ったり、アレルギー症状が軽減されたなどの評判もあって、地元以外の入浴客も増えているようだ。
以前入った時は400円だったが、いつの間にか500円になっていた。

昭和58年に着工し、2年後の完成を目指して急ピッチで進められているダム工事は、木地師の末裔が住み着いたといわれる集落や、景観の美しい木地屋渓谷を沈めてしまう。
すでに利水や治水の必要性は薄れてしまったが、荒城川最上流の温泉場の評価は高まっていく。

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薪ストーブに火を入れた

2009年10月26日 | セカンドルーム

 

今日は朝から雨が降り続き、外の気温は10℃を越すことが無かった。
ただでさえ静かな集落は、雨が降ると野良仕事をする人も居ないので、人の気配はまったくない。
紅葉の真っ盛りだが、山はもやにかすみ色も冴えない。
昼間は家の中に居ることが少ないし、まだそれほど寒くないので暖房は朝夕電気ストーブで間に合わせている。


今日は今シーズン初めて薪ストーブに火を入れた。
デンマークのアンデルセンストーブを使っているが、日本でもベストセラーと言われるように、落ち着いたデザインと高性能に満足している。
すでにストーブの掃除をし、薪や焚き付け、道具類も部屋に入れて、いつでも使えるように準備をしておいた。
部屋の温度が11℃で湿度が80%を越して肌寒かったが、すぐに25℃まで上がり湿度も60%と快適な状態になった。
鋳物製の本体が150度ほどに熱せられ、そこからの輻射熱で部屋全体が暖まり、厳寒の夜でも体を芯から温めてくれる。
風も音も出ない柔らかな暖かさは、他の暖房機では味わえない心地よさがある。
いまどきの道具は、すべてスイッチONで動いてくれるが、薪ストーブは火を付けるにも薪を燃やすのも人手が要るし、炉や煙突の掃除、薪の手当てなど手間の掛かることも多い。
人の意思に関係なく動くデジタル万能の便利な時代に、人の手を借りなければ働かない道具は人間的で愛着が持てる。
しんしんと雪の降る寒い夜も、炎を見ているだけで心も癒されるので、山里暮らしで心強い存在になっている。

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田んぼの後片付け

2009年10月25日 | セカンドルーム

 

取入れが終わった田んぼには、「はさ」や猪除けのトタンの囲い、水漏れを防ぐマルチなどがそのままに残っていたので後片付けをした。
杭を抜いてトタンを外し、マルチを取り除き、はさを解体して、それぞれの資材は来年使うので置き場に運んだ。


片付け終わった田は、稲の切り株だけが残ってすっきりした姿になった。


午後は、積んであった干草を田んぼに万遍なく撒いて来年に備えた。


ひと冬放置しておくと草が腐って、田起こしの時にすき込めば良い土が出来ると言われている。
以前はどこの家でもやっていたが、人手不足もあって化成肥料に頼ることが多くなった。


有機栽培には欠かせない作業で、少々手間は掛かっても田んぼのためには良いようだ。


夕方までかかって、今シーズンの米つくりの作業はすべて終わった。

田起こしから始まって、田植え、稲刈りまで手仕事でやってみたが、米作り1年生にとっては貴重な体験であった。
完全無農薬に挑戦し、文字通り草との戦いであったが、まずまずの収穫をすることが出来た。
師匠からも合格点をもらい、来年は隣の休耕田も任されたので、今年の経験を生かしながら少しは機械の力を借りて、2年目に挑戦しようと思っている。

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「有害鳥獣供養碑」の除幕式

2009年10月24日 | セカンドルーム

 

今朝早く、名古屋を出て高山へ向かった。
東海北陸道は、珍しく混雑していて高鷲IC手前で6キロの渋滞だった。
紅葉見物で、高山や白川郷方面に向かう観光バスや乗用車が、のろのろ運転で連なっていた。
いつもより少し時間は掛かったが、午前中に家に着くことが出来た。裏山の紅葉もかなり進んで、風に落ち葉が舞っていた。


午後から林業関係の会合と「有害鳥獣供養碑」の除幕式が、公民館で行われたので出席してきた。
鳥獣害対策に関する説明が高山市の職員からあったが、猪は既に700頭以上捕獲され、昨年の514頭を上回っているとのことである。
最近は、日本鹿による被害の増加や、下呂あたりで見かけるようになったハクビシンの北上も心配されると説明していた。
この集落でも田畑の被害が多発して、囲いや罠で防ぎながら、猪100頭、熊3頭が既に捕獲されている。
毎年かなりの数の鳥獣が駆除されるので、それを弔うための供養碑が建立され、その除幕式と法要が行われた。
無益な殺生を嫌う人たちも、被害の多さに自衛策を講じているが、その犠牲となった動物たちを供養する心も忘れていない。


20人足らずの除幕式で、町内会長と一緒に前国土交通相が白い幕を引いていたのは、今の野党の姿を象徴するようで印象的だった。


寺から住職を呼んで法要もしめやかに行われ、猟友会、森林組合、小学校長、市会議員などが焼香していた。
どこの山間部も、過疎高齢化で耕作放棄地や荒れた山林が増え、人と動物の住み分けが難しくなっている。


のどかな山里で、駆除と供養の繰り返しが無くなる日を願うのは、無理なことだろうか。

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予定の行事が終わって

2009年10月23日 | セカンドルーム

 

八ヶ岳方面へ1泊旅行に行ってきた。
好天に恵まれて八ヶ岳連峰から南アルプス、富士山などの眺望をいろいろな角度から楽しむことが出来た。
山麓をドライブし、野辺山高原から見た八ヶ岳は裾野が広く開放的で、飛騨の峻険な山なみと対照的な明るさを感じた。
高原野菜の畑や牧草地は広々として、北海道を思わせる風景だった。


紅葉の時期であるが、赤く染まる木が少ないので、銀色や黄色の葉も何となくくすんで見える。
飛騨と同じ標高でも暖かかったし、日本海側の影響が強い飛騨と比べると、風景だけでなく気象の違いも感じた。


夜は友人の山荘に泊めてもらい、4夫婦が揃って昔話に花を咲かせた。

前の晩は、名古屋で高校山岳部OB会の飲み会に出た。
我々の年次で廃部になり、その後復活しなかったので、いつまで経っても若手あつかいである。
年々メンバーは減少していくのでちょっと寂しい会であるが、新制高校第1回卒業生以降の先輩が出席しているので、5年後、8年後の自分の姿を想像できるよさもある。

昔の仕事仲間に会っても、山岳部のOB会でも血気盛んであった頃の話題が途切れることなく出てくるのに、昨日食べた食事のメニューがなかなか思い出せない。
そんなことを考えながら予定の行事が終わった。

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新米を手土産に名古屋へ

2009年10月21日 | セカンドルーム

 

昨日の午後、せせらぎ街道の紅葉のトンネルをくぐって名古屋へ来た。

標高の高い西ウレ峠あたりがちょうど見ごろで、カツラやカエデ、ナラ、ウルシなどで山が見事に染まっていた。

 


順次麓へ下りて来るので、11月上旬までは楽しめそうだ。

 
いつものように街道沿いの手打ちそば処「清見庵」に立ち寄った。
周りの紅葉を借景に、空気が冷たく感じるテラスで食べるそばは旨かった。
冷涼な空気はそばの香りを引き立て、錦に染まった山は素朴な味に彩を添えてくれる。
単純な料理は、雰囲気が味を引き立てるようだ。

新米を手土産に名古屋へ来たが、田舎のおじいさんが町に住む子供達の喜ぶ顔を見たくて、重い米を担って来る姿を連想した。
一度も米作りの手伝いに来なかった通い妻は、「やっぱり新米は美味しいわね」と、クールにつぶやいていた。
無農薬だとか天日乾燥だとかの講釈をたれたり、田植も稲刈りも手仕事で苦労したことを強調していたわりには、「美味しい」の中身が伝わっていないようだ。
それでも皆から美味しいといわれると、また担って来ようと思ってしまう。

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はたらき蜂

2009年10月20日 | セカンドルーム

 

天井裏へ出入りしていたスズメバチの数がめっきり減って、飛ぶ勢いも衰えてきた。
巣に餌を運ぶ仕事が無くなった「はたらき蜂」は、壁や戸に止まって羽を休めている。
夏中働き通した蜂たちは、やがて力尽き、地面に落ちて息絶える。
交尾が終わった女王蜂だけが巣を離れ、地中で越冬をして子孫を残す。
毎年冬を前に見かける風景だが、それぞれの役割を果たして消えていく昆虫たちの姿は何ともはかない。

はたらき蜂ほど真面目でないが、今日は中断していた薪割りの続きをすることにした。
丸太の山を薪にして、軒下に積み上げる作業は、雪が降る前に終えなければならない。
先日、チェンソーで玉切りしておいた、比較的太い楢の木を割り終わった。

 
割った薪を一輪車で運び、物置の左半分と右上のスペースに積み上げた。
あとは細い枝が一山残っているので、それを処理すれば薪作りは完了する。


去年作っておいた乾いた薪を窓の外に積んで、いつでも使えるように準備した。
もう資産が増えることはなくなってしまったが、積み上がっていく薪の山を眺めていると、何となく心が満たされてくる。
「はたらき蜂」のように、休むこともなく働き通していたら、資産が残って命は消えていたと、思ったりしている。

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錦秋の岩井牧場

2009年10月19日 | セカンドルーム

2日続きの雨も上がって、今日は抜けるような青空が戻ってきた。
お天気に誘われ近くの岩井牧場へ行ってみたら、ちょうど紅葉が見ごろであった。
昨日は、高い山に雪が降ったようで、槍も穂高も冬の装いに変わっていた。
広い牧場には、数頭の飛騨牛がのんびりと草を食べていたが、間もなく下牧が始まると一面の銀世界になる。

 錦秋のひと時をスライドショーでご覧ください。(上映期間30日)




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雨降りは椅子の座編み

2009年10月18日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は今日も不安定な天気で、青空が見えたかと思うと突然雨が激しく降り、雷鳴までとどろいた。
夕方になって、雨も上がり外へ出たら、風が生暖かくていつもの寒さは感じなかった。
夜なべ仕事でのんびりやっていた椅子の座編みも、納期が迫ってきたし、空模様もすっきりしないので、今日は昼間から取り掛かることにした。
午前中はテレビで民主党の補正見直しや概算要求の進み具合を横目で見ながら、午後はゴルフの日本選手権を度々手を休めながら観戦した。


プレーオフで小田龍一が勝ったところで、椅子も編みあがった。
仕事に集中しないと編み目を間違えたり、歪んだりしてやり直すこともあるが、今回は満足できる状態に仕上がった。


この椅子は子椅子が組み込まれていて、引き出してオットマン(足乗せ)や補助椅子、荷物置きなどにも使える。
お母さんが子椅子に座れば、子供と同じ目線で会話や食事も出来る。
使わない時は椅子の中に収納できるので、余分な場所を取らない。
こんなPRをしながら、材料やデザインを変えながら作り続けている。

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新米を味わう

2009年10月17日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は、久しぶりの雨となった。
田んぼの取り入れも終わり、あとは猪除けの囲いや「はさ」を片付け、夏の間に刈り取った干し草を撒けばすべてが終わるので、もう天気を気にすることは無い。
晴天続きで、原木栽培のきのこも、山の「こけ」も出が悪かったが、恵みの雨になってくれるかも知れない。


朝のうち薪割りをやっていたが、本降りになったので、予定を変えて精米所へ行くことにした。
先日収穫した籾15キロを、コイン精米所で籾摺りと精米をしてきた。

 
精米所はあちこちにあるが、籾を投入口に入れ玄米、標準、上白から選んでボタンを押すと、数分後に真っ白なお米が出てくる。
今日は「標準」で精米したが、玄米から糠や胚芽などを10パーセントほど削った状態で、上白はもう10パーセントほど削って純白な米に仕上げる。
最近は栄養分がたっぷり含まれた玄米を食べる人も増えているようだ。


雑味を我慢して玄米を食べるか、食味を求めて上白を選ぶかは好みによるが、今日は無難なところで標準にした。
市販の米は「標準」の精米で、吟醸酒は40~50パーセントまで磨くといわれている。

早速夕食は、新米を炊いて味わった。
天日乾燥の米は水分が多いので、水はすくな目にして炊いたが、とてもおいしかった。


おかずが無かったので、取り立ての「なめこ」の味噌汁と漬け物だけだったが、これだけでも十分いけた。
これは旨い、三ツ星なみだっ!と、自画自賛しながら豪華なディナーを堪能した。

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冬やわい(飛騨弁で冬の支度)

2009年10月16日 | セカンドルーム

 

昼間は日差しが柔らかい小春日和が続いているが、夜は一挙に気温が下がって、初冬を思わせる寒さになる。
まわりの山も少し色づいてきたので、冬支度を始めているが、今日は居間にじゅうたんを敷き、玄関と境の障子戸にカーテンを吊るした。


古い民家は床も天井も板一枚で、断熱材を使っていないため、外気の状態がそのまま部屋に伝わってくる。
作りも一部屋ごとが広く、間仕切りも襖か障子戸で、それを外せば大きな部屋になる。
都会の住宅のように4畳半とか6畳という小さな部屋は無く、個室という発想も無い。
大家族が寝て食べて仕事をし、冠婚葬祭など家の行事はすべてそこでやってしまうという頃の名残がたくさん残っている。
蚕や牛馬と一緒に暮らしている家は無いが、構造は当時のままの家も残っている。
この家も部屋数は、1階に8部屋あり2階は蚕部屋がそのまま残っているが、年に数回しか入らない部屋もある。


住み始めた頃は、部屋を使い分けていたが、むかし作業部屋だった板の間が気に入って、今はそこしか使っていない。
栗の一枚板の床は、乾燥すると隙間が出来て夏は虫が、冬は寒気が出入りする。


その都度、床は木片で塞ぎ、天井は2階の床と兼ねているので、ガムテープを貼って虫や寒気の侵入を防いでいる。
寝る、食べる、仕事をするなど、すべてが一部屋で出来るのは合理的だと思っているが、本音は不精である事と冬の寒さ対策である。
座敷の畳をはがすと大きな囲炉裏が残っているので、それを使って冬を過ごそうかと思ったが、一人暮らしで火の始末に自信が無かったし、煙で燻せられるのも嫌だったので止めにした。
最初の頃は、灯油ストーブにホットカーペットを使って寒さをしのいでいたが、不慣れなこともあって身も心も凍えてしまった。
まだ今シーズンは薪ストーブを使ってないが、これを使うようになってからは、寒さ知らずで冬を楽しく過ごしている。
薪ストーブは、外がマイナス10℃を越す真冬の夜も、薄着で過ごせるほど部屋を暖めてくれる。


柴犬は寒さに強いが、日向を求めて移動しているので、早めにダンボールハウスを作って小屋の中へ入れてやった。


真冬になれば、床に藁を厚く敷き屋根は茅で覆って雪除けにする。
飼い主ともども、長い冬を快適に過ごすため、少しずつ「冬やわい」をし始めた。

 

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