名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里の暮らしは

2010年09月30日 | セカンドルーム

 

今日は灰色の雲に覆われて、昼間も肌寒かった。
朝の散歩から戻って来る頃は、冷たい雨まで降りだした。


せっかく稲が乾いたのに、無情の雨が恨めしい。
本降りになったお蔭で、ホームページの更新に集中できた。
天気が良ければ気が散って出来ないが、こういうタイミングの雨も悪くは無いと思ったりしている。


ユキ(柴犬)も藁布団をごそごそと解きほぐしていたが、いつの間にやら寝入っていた。

残暑の厳しさが体に残っているうちに、突然の涼しさの訪れで、あっという間に9月が過ぎ去っていく。
週に1回、公民館のひざ腰元気教室に通っているが、1週間が経つのが早く感じるし、月1回のホームページの更新日もすぐ来てしまう。
月1とか週1など、決まったことが無ければ時間がゆっくりと過ぎていくように感じる。
やはり山里の暮らしは、お天気任せ、成り行き任せの出たとこ勝負がいいようだ。

  「飛騨の山里暮らし」 10月号を更新したのでご覧ください。

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ユキ(柴犬)の寝床

2010年09月29日 | セカンドルーム

 

太陽が低くなり、6時を過ぎてようやく辺りが明るくなってくる。
夜明けに合わせて起きるので、午前中の時間が短く感じるようになった。

今日は昨日と打って変わって、秋晴れが戻り、高い空にいわし雲が流れていた。
今日一日の好天とのことで、布団を干し、掃除洗濯も早々と済ませ、裏山の草刈りをした。
陽射しをさえぎる木を3本ほど切る予定で、その準備のために周囲の下草を刈る必要がある。
伐採した木を運ぶ部分の草も刈ったので、午前中いっぱい掛かった。


ユキ(柴犬)の小屋は、今はフローリング?であるが、冬は床に藁を厚く敷き、入り口に雪除けを取り付けている。
飼い主の布団はふっくらと乾いたので、去年の藁を日干しして、ユキの藁布団を作ってやった。
早速干し藁の上で日向ぼっこを始めたので、気に入ってくれそうだ。

二重敷きの豪華な寝床が出来上がり、様子を見に小屋に入ったが、何となく落ち着かない様子だった。
毎年藁を入れているが、整然と並んでいるのを解きほぐして、鳥の巣状に作り変えている。
犬なりに工夫して、寝心地の良い寝床を作っているようだが、今年はどんな寝床を作るのか楽しみだ。

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山里の秋のお題はクマとコケ(きのこ)

2010年09月28日 | セカンドルーム

 

昨夜から激しく降り続いた雨も、午後遅くになってようやく止んだ。
夕暮れ時には青空も広がり、明日の天気は良さそうだ。
8月の猛暑と少雨は何かと影響が大きく、これにまつわる話題が多い。
先日林道を散歩していて、欅の木に登って実を食べていたクマを目撃したが、今日は「クマに注意!」の回覧板が回ってきた。


今年はクマの目撃情報が多く、人も襲われる事故が発生しているので、
 ・クマに出合わないために
 ・クマを人里に引き寄せないために
などの諸注意と、目撃した場合は高山市役所か、高山警察署へ連絡する旨の内容である。
いつもならドングリや栗の実が弾けてたくさん落ちているが、今年は実も小さく少ない。
山に満腹になるほどの餌が無いので、野生動物は人里へ下りてきて、就餌活動をするようだ。
冬眠まではまだ間があるので、散歩のときは腰の鈴を打ち鳴らし、大声で歌いながら林道を歩いた方がよさそうだ。

先日の地方紙に、高山卸市場にマツタケ500グラムが初入荷したと伝えていた。
例年なら3キロほどがセリに掛けられるが、今年は親指大の僅かな量のマツタケしか入らず、100グラム当たり15.300円で競り落とされたとのことだ。
どこの料亭が手に入れたのか分からないが、土瓶蒸しや焼き松茸をいくらで食べさせてくれるのだろうか。
市場関係者は、この高値ときのこ不足は記憶に無いと語っていた。
やはり8月の異常気象が、菌の生育を損なったようだ。
この付近の山は、松茸をはじめいろいろなコケが出るので、コケ採り名人は目の色を変えて山へ入るが、今年は採ったという話も聞かないし、山へ入る人の姿も見かけない。


去年は近所の人からいろいろなコケを頂き、贅沢三昧のきのこ尽くしを堪能したが、今年は期待しないほうがいいようだ。

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今日の野良仕事

2010年09月27日 | セカンドルーム

  

昨夜の雨も早朝で上がり、今日も秋晴れの一日だった。
はさ干し中の稲も、すっかり黄金色に変わり、いい状態で乾燥が進んでいる。
天気が続けば、来週あたりは脱穀が出来るかもしれない。


乾き始めた稲穂の周りに、籾殻がいっぱい撒き散らされていた。
去年はこんなことが無かったので、籾摺り機のように、中の米だけを取り出して食べる犯人は見当が付かない。
雀はあまり見かけないし、イノシシならもっと乱暴な食べ方をするだろう。
最近、台所に出没するネズミがいなくなったので、取り入れ時期を狙って、田んぼへ移動したのかもしれない。
いずれにしろ、人間より先に新米を横取りする憎い犯人を見つけて、早く防除しなければならない。

今日は、農道や畦周りで刈り取った草を、一輪車で運んで田んぼに撒いた。
干し草を田に入れると、軟らかくて保水力のある土が出来て、化成肥料をあまり使わなくても丈夫な稲が育つと云われている。
昔は、どこの農家も大量の草を田にすき込んだり、牛舎の敷き藁に使うので、夏の間は共同の草刈場で、毎日草刈りが行われていた。
今は田畑の周りや、屋敷周りの草で間に合うので、山すそや河川敷の草まで刈る人は少ない。
草刈り場は、荒れたまま放置されて、クマやイノシシの出没し易い環境に変わってしまった。


午後は、丹生川町折敷地の「恵比寿之湯」へ行ってきた。
飾り気の無い銭湯の風情が残る温泉は、茶褐色に染まった源泉かけ流しで、筋肉疲労や関節痛に効くといわれている。


改装工事が終わったばかりで、浴室は檜の香りが漂い、露天風呂も風や雨除けが付けられたので、雪や雨が降っても気分良く入れそうだ。
3つある湯船に、ゆっくり交互につかって来たので、筋肉痛の心配はなさそうだ。


 

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秋の取り入れ風景

2010年09月26日 | セカンドルーム

 

昨夜は東の空に月が煌々と輝き、あたりの森を照らしていた。


今朝も西の空に月が残り、お天気を約束してくれた。


爽やかな秋晴れに恵まれ、兼業農家の人たちは取り入れに大童だ。
先週の休日はお祭りや天気が悪くて出来なかったが、昨日と今日は天気も良く、早朝から稲刈り機のエンジン音が響いてくる。

広い田んぼはコンバインを使って、瞬く間に刈り取っていく。


2条刈りのコンバインは、稲を2列同時に刈り取り、脱穀した籾は袋に詰められ、残った稲は細かく刻まれて田にばら撒かれる。
籾は乾燥機にかけられた後、JAなどに出荷される。
コンバインは、人手が足りない農家にとって強い味方であり、天候を気にしながら「はさ干し」をする手間も省ける。
山里の田んぼは規模が小さいので、1条刈りの手押しバインダーを使う人が多い。
それでも、稲を刈り取り、1把に束ねる作業を同時にしてくれるので、手作業に比べれば数倍の速さだ。


家の前の田んぼも、昨日から取入れが始まり、今日は家族総出でやっていた。
おじいさんが稲架(はさ)を立て、おばあさんがバインダーで刈り取っていく。
息子さんとお嫁さんが稲束を集めてはさに掛け、小さな子供は田んぼを走り回って遊んでいる。
のどかでほほ笑ましい風景もここでは珍しく、大半が高齢者によって山里の米作りは支えられている。
廃田が目立つ中で、次の担い手のいる田んぼは、豊穣の秋にふさわしい取り入れ風景だ。

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薪割りの再開

2010年09月25日 | セカンドルーム

 去年の写真

今朝も肌寒く、薪ストーブが恋しくなった。
乗鞍岳の畳平は、気温が氷点下になり、霜が降り氷も張ったと伝えていた。
今は350ワットの小さなヒーターで間に合わせているが、間もなく部屋全体を暖めるストーブが必要になる。
ここでは半年以上も暖房の世話になるので、器具選びが冬を快適に過ごす決め手になる。
最初の頃は、灯油ストーブを使っていたが、隙間が多くて断熱材を使ってない古民家では、部屋が暖まらず寒い思いをしていた。
薪ストーブを使うようになってからは、部屋全体が快適な暖かさに保たれ、厳しい冬も楽しく過ごせるようになった。


今朝も久しぶりに薪割りをやったが、これは次のシーズンに使う分である。


軒下の半分ほどのスペースは埋まっているので、残り半分を積み上げれば、来シーズンの薪は確保できる。
いつもは夏の盛りに薪割りをやっていたが、今年は暑くてその気になれなかった。
少しずつ増えていく薪を眺めているのも気分が良いので、これからしばらくは、スローペースで薪割りを楽しみたい。

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名古屋から高山へ

2010年09月24日 | セカンドルーム

 急に涼しくなった名古屋を出て、高山へ向かった。
5日前に来た時は、真夏の暑さにユキ(柴犬)も飼い主も喘いでいたが、ようやく名古屋も秋が訪れたようだ。


飛騨は、涼しさを通り越して肌寒いくらいだ。
坂本トンネルを越した辺りの温度計は、11℃を指していた。
パスカル清見と、大倉の滝近くで休憩したが、風が冷たくて長居は出来なかった。
飛騨は秋が無くて、夏が終わるとすぐに冬が来ると言われているが、今日はその感が強かった。
ひと気の無かった家は、湿度も高く寒々としていたので、早々とヒータを持ち出して暖めた。


ユキも急な気温の変化に戸惑ったのか、猫のように体を丸めている。
猛暑が一転、急な秋の訪れに、犬も飼い主も体がついていけない。


飛騨地方も今朝まで雨が降ったようで、刈り取った後の田んぼには水溜りが残り、はさ干しの稲も濡れていた。
人もはさ干し中の稲も、暖かい日差しが欲しいところだ。

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名古屋能楽堂で伝統芸能を鑑賞

2010年09月23日 | セカンドルーム

 

今朝の名古屋は、雷鳴がとどろき、激しい雨が降る大荒れの天気だった。
午後になって雨は上がり、昨日の真夏日が信じられないほどの涼しさになった。
激しい雷が、長かった夏に終わりを告げたようだ。
午後は名古屋能楽堂で、能と狂言と歌舞伎が、同じ能舞台で演じられるというユニークな公演を楽しんできた。
久々に伝統芸能を堪能し、幽玄と雅の世界にひたることが出来た。

名古屋城の一角に建つ能楽堂は、自治体運営の中で最大規模といわれている。
総檜造りの能舞台のほかに、資料やビデオで能楽を紹介する展示室も併設されている。


公演が終わって外へ出たら、夕暮れ時の風に肌寒さを感じた。

 

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名古屋の休養日

2010年09月22日 | セカンドルーム

 

稲刈りが終わり、秋祭りも済んで、山里の秋の行事も一段落した。
骨休めの一泊旅行は、折からの猛暑と強行スケジュールで、あまり休養にはならなかった。
今日は、お彼岸参りをし、家の近くのレストラン「ほとりす」でランチを食べてきた。
名古屋の市有地活用提案で、最優秀提案に選定された商業施設で、ガラス張りで明るい雰囲気のレストランは、シーフードが中心で、料理もおいしかった。
オープンデッキもあるが、昼間は暑いし汚濁した堀川の悪臭も漂ってくるので、今は喫煙者が我慢して利用するだけだ。
秋風が吹くようになれば、涼しいデッキで料理が楽しめるだろう。

 先日行われた、岩井神社の秋祭りをスライドショーでご覧ください。

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ミステリーツアー二日目

2010年09月21日 | セカンドルーム

 ホテルの部屋から

ミステリーツアーの二日目もミステリアスな旅となった。
昨夜の「とあるホテル」は、紀州南部ロイヤルホテルで、秘密の?湯露天風呂は、備長炭で黒く染まった湯で、肌はしっとりすべすべになるとのことだが、果たして効果のほどは・・・


今日の最初の立ち寄り先は、坂本冬美がデビュー前に働いていた梅干工場の見学。 試食で塩分をたっぷり補給して暑さに備えた。


次は「鉄道マニア必見の人気ローカル線2つの乗車」のうたい文句につられて乗った紀州鉄道は、終点の御坊まで僅か2.7キロの、日本一短い鉄道とか。
無人の駅舎は天井のベニヤが剥がれ落ち、線路はぺんぺん草が生え放題で、ローカルムードは満点だった。
冷房の無い車内は蒸し風呂状態で、10分足らずの乗車は苦行そのものだ。


もう一つは、廃線予定が猫駅長の人気で甦った、貴志川線に乗車。和歌山駅から30分かけて終点の貴志駅まで乗車して、「たま駅長」に会いに行った。

 

ガラス張りの小さな駅長室に閉じ込められた駅長さんは、ご機嫌斜めで、隅に隠れて不貞寝をしていた。
起き上がった一瞬を捉えて、人ごみを掻き分けてパチリ!
あまりの人だかりと、カメラの放列に怯えてストレスもたまっている様だ。
わざわざローカル線に乗って会いに来たのに、不貞寝の猫では、こちらのストレスがたまる。


気分直しに立ち寄った「和歌山マリーナシティ」は、ちょっとうらぶれムード漂うテーマパークで、その一角にある「黒潮市場」で、お土産を買ったり、名物和歌山ラーメンを食べたりして時間をつぶした。

次の和歌山城は、平城宮に勝るとも劣らない大汗かきコースで、天守閣への長い石段や坂道は、真夏のような陽射しで汗が滴り落ちた。

ミステリーの最後の極めつけは、九度山の戦国武将真田昌幸・幸村ゆかりの尼寺「真田庵」の参拝である。
瀬戸内寂聴風?の庵主さまの説法が始まって、手相人相から世相の予言や方位干支占いまで、延々と聞かされた。
宝物殿では、真田親子のゆかりの品などを、眉に唾を付けながら拝観して、ごっちゃ煮ツアーの予定コースが終わった。
予め行程が分かっていれば行く気にならないコースでも、参加者が多いのはミステリーたるゆえんと理解した。
このOB会はいつも非日常的な体験をさせてくれる。

 

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ミステリーツアー

2010年09月20日 | セカンドルーム
もと会社OB会の仲間と一泊旅行に来ている。
JTB主催のミステリーツアーで、行き先が分からないまま最初の立ち寄り地の平城宮跡に着いた。
広大な跡地に朱雀門や大極殿が再現されていたが、蒸し暑い最中に人込みの中を歩くのは体力勝負であった。
遣唐使船の見物は2時間待ちで、食堂や休憩所も大混雑。
1300年の古のロマンに耽る雰囲気でなかった。
信貴山に参詣して、今夜泊まる宿へ。
海の見える露天風呂と料理が人気とか。何処なのかはミステリー。
14時30分 携帯で投稿
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稲刈りを終えて名古屋へ

2010年09月19日 | セカンドルーム

 

今朝は、辺りがようやく明るくなり始めた5時半に起きた。
朝焼けが鮮やかで、空気も澄んで気持ちの良い朝だった。

天気も良さそうなので、さっそく7時から稲刈りに取り掛かった。
今日中にやり終えねばならない事情があるので、慣れも手伝って大いにピッチが上がった。

9時には、1輪車1回分ほどの稲を残すだけとなり一息入れる余裕も出てきた。

最後の一株が何となく愛おしくて、記念に写真を撮って、丁寧に束ねて稲架(はさ)に掛けた。


後片付けをして、株の切り口から水が入らないように雨除けをかけ、10時半にすべての作業が完了した。
お天気や他の行事があって、遅れていた稲刈りが終わり、予定通り名古屋へ行くことが出来た。

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岩井神社の秋祭り

2010年09月18日 | セカンドルーム

 

今日は岩井神社の秋祭りが執り行われた。
小さな集落の祭りは、全戸が総出で行われる。

朝7時に神社に集合して、旗立て、清掃、しめ縄作りなど、手分けして祭りの準備が始まる。
大きな幟が神社とお旅所、集落の入り口3ヶ所に立てられ、本殿やご神木に飾るしめ縄や鯛の飾り物などが藁で作られる。
いずれの作業も手馴れた人たちによって、手際よく進められていく。

祭りの任務も、榊持ちから塩まき、お神輿担ぎ、警護、旗持ち、宮司傘持ちなど28もあり、それぞれが祭り装束で着飾って行われる。
その他に、お囃子、獅子舞、闘鶏楽、舞なども加わるので、過疎高齢化が進む集落で祭りを維持するのは大変なことだ。
年々祭事も簡素化され、踊りの輪も小さくなってきたが、祭りに対する集落の人たちの思いは強く、辛くも伝統の灯は守られている。

今年は、唐櫃担ぎと輪棒の一人二役をやってきた。
唐櫃担ぎは、宮司を迎えに行くときに、神職が使う祝詞などが入った箱を担ぐ役で、輪棒は鉄製の錫杖を手に神職を守る役である。
白と藍染の麻の衣装を纏い、烏帽子を被って神職の前を静々と進んでいく。こんな晴れ姿は長い人生で、度々は経験できないことだ。

本殿で数々の神事が行われた後は、お神輿の乗り移った神様と一緒に、祭り行列を連ねてお旅所へ行く。


ここでも、獅子舞や闘鶏楽、子供たちの浦安の舞や、剣の舞が奉納された後、夕闇迫る中を再び神社に戻って祭りはお開きになる。


秋祭りが終わると、長い冬が足早にやって来る。
豊穣の秋を祝う山里の祭りは、その前の一瞬の賑わいを見せてくれた。

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稲刈りと稲架(はさ)干し

2010年09月17日 | セカンドルーム

 

朝8時から、小ぬか雨の降る中を、昨日の続きの稲刈りを始めた。
バインダーで刈ってもらう予定であったが、ほうれん草の収穫で手が空かないので、今日も鎌を使って刈ることにした。
間もなく雨も上がり、薄日も差してきて、田んぼも段々乾いてきて、作業がし易くなった。
鎌で稲を刈り取り、7~10株ほどを藁で束ねる繰り返しの仕事は、中腰でやるのでけっこう腰にくる。


束ね方は色々な方法があるようだが、早くて確実に結束できる方法を教わった。
5~6本の藁で束ね、一方をひねりながら輪の中へ押し込み、もう一方を引っ張れば完成する。
緩いと稲がバラけるし、引っ張りすぎると藁が切れてしまう。これも勘と経験の世界だ。


午前中は、かなり根気よくやったつもりだが、田を見渡すと稲はかなり残っていた。

午後は、息が上がってスローペースになったが、5時過ぎに稲架(はさ)を全部使い切った。


稲が残っているので、はさに丸太を2本追加し、て今日の作業は終えることにした。


あと2時間ほどあれば、すべて完了したのに、今日も日暮れて道遠しであった。

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肌寒い一日

2010年09月16日 | セカンドルーム

 

昨日からの雨が降り続き、涼しさを通り越して肌寒い一日になった。


朝、玄関の網戸にたくさんの蛾が集まっていた。
下に落ちたり壁に止まっている蛾も数十匹いて、余りの多さに驚いた。

これは「ヤママユ」と呼ばれる蚕の一種で、繭からは糸が取れて、昔は織物に利用されたという。
夏の盛りには、網戸にカブトムシやクワガタ、カミキリなどが集まってきたが、秋になると虫の種類が変化する。
ヤママユは今頃の主役で、毎晩たくさん飛んでくるが、雨の日は特に多い。
子孫を残した後は、蟻や蜂の餌になって短い一生を閉じる。
秋が深まると、田畑で活躍していたカメムシが越冬するため、家の中にたくさん入ってくる。
小さな隙間から潜り込めるので、戸袋や柱の間などにびっしりとかたまって冬眠する。
昆虫や野生動物は、気象の変化を敏感に感じて行動をするので、季節の移ろいを暦以外でも感じることが出来る。


3時過ぎにようやく雨も上がったので、稲刈りをした。
好天続きで乾いていた田も、たっぷり雨水を吸って、泥田状態になってしまった。
刈り取って束ねた稲を、ぬかるんだ田に置けないので、1輪車に積んでははさに掛けていく作業は、結構手間が掛かった。
秋の日暮れは早く、いくらもやらないうちに薄暗くなってしまった。
早く田んぼの水が引くことを期待して、今日の仕事を終えた。

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