名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

台風17号を前に稲架掛けを無事終えた

2012年09月30日 | セカンドルーム

 

昨日の取り入れ作業は、迫る夕暮れと追い駆けっこでピッチを上げたが、つるべ落としに負けてしまった。
夜になって雨が降り出したので雨合羽を覚悟していたが、朝になったら雨も上がり時々薄日が差していた。
台風17号が北上中で、東海地方に接近する恐れがあると報じていたが、午前中はそんな兆しは感じられないほど穏やかな天気だった。


午後からは雨と予報が出ていたので、昨日の残りの稲束を一輪車で運び、稲架(はさ)に掛けていった。
稲架の向きは場所によって、朝日と夕日を受ける向きや、南向きなど早く乾く方向を選んで決めている。


ここは田んぼの下を渓谷が東から西に流れていて、それに沿って風も流れるので、稲架も同じ方向に立てている。
太陽以外に風の通り道を利用しているが、谷や山が風向きや速度を変えるので、位置を決めるのは経験がものを言うようだ。


太陽の向きを優先した稲架で、山風をまともに受ける所では風を逃がす隙間を作っている。
それでも強風によって稲架が倒壊することもあるので、台風は要注意である。


お昼前に稲架掛けを済ませて落穂を拾い集め、資材の後片付けが終わったところで雨が降り始めて、滑り込みセーフで間に合った。


午後になって雨足が速くなり、途中で作業を切り上げた人もいたが、午後5時現在、風はそれほど強く吹いていない。

思い起こせば、田植え後の遅霜や低温で伸び悩んだ苗も、その後の好天で順調に育ち、イノシシの侵入も目立った病害虫の被害も無く良い作柄になった。
炎天下の田の草取りも辛かったが、黄金色に稔った稲を見るとそれも忘れてしまう。
一喜一憂の米作りであったが、最後の試練の台風も、何とか無事に通り過ぎてほしい。
天気にもよるが10日前後乾燥をして、脱穀機で稲こきをすれば籾になる。
あとはコイン精米所で籾摺りと精米をすれば、晴れて新米のご飯がたらふく食べられる。

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台風17号接近中の取り入れ作業

2012年09月29日 | セカンドルーム

 

30日に稲刈りを予定していたが、台風の影響を受けそうなので一日繰り上げることになった。
台風で稲が倒伏したり、乾いていた田んぼが泥田になる前に稲刈りを済ませたほうが良いとのことだ。
早起きをしてお昼前に高山に着いたが、隣の地主の田は稲刈り終ったところだった。

早速バインダー(稲刈機)を借りて作業を始めた。
バインダーの進入路と田んぼの四隅を鎌で刈り取ってから、機械が登場する。


1条ずつ刈り取っていくが、慣れていないのでハンドル操作が難しく、コーナーなどで刈り残しを出してしまう。


午後3時には刈り取りが終わり、稲束を何ヶ所にも集めてから稲架(はさ)を組んだ。
稲架は大小の丸太を組み立てて、そこへ稲束を二又に振り分けて天日に干す装置である。
慣れた人は5段以上の高い稲架を組むが、素人では難しいので2段にした。


何とか夕暮れまでに終えようと頑張ったが、辺りが暗くなり6時を過ぎたところで作業を打ち切った。
北上中の台風17号は、30日の午後から東海地方に影響が出ると天気予報が伝えていたので、明日も早起きをして取り入れ作業をしなければならない。
間が悪いときに台風がやってくる。

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草津温泉2

2012年09月28日 | セカンドルーム
行きの新幹線からは茶畑越しに富士山が綺麗に見えたが、今日の白根山は濃いガスに包まれて山頂から火口湖の湯釜すら見えなかった。
温泉街の中心にある湯畑は、ほとばしる温泉から湯の花を採取する様子がよくわかる。
硫黄の匂いが漂って来るのも泉質の良さが感じられた。
泊まった宿は比較的大きかったが、たくさんの観光バスが来ていて、ウイークデーにもかかわらず混雑していた。
バス、吾妻線、高崎線を乗り継ぎ夕暮れに上野駅に着いた。
東京駅で丸の内へ出て、旧駅舎の様子を見てきたが、オープンを控えた準備が慌ただしく進んでいる。
ライトアップされたレンガつくりが、高層ビル街に溶け込んで美しかった。
新幹線車中にて
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草津温泉へ

2012年09月27日 | セカンドルーム
今朝の新幹線で名古屋を出て、午後三時過ぎに草津温泉に着いた。温泉街を散策し湯畑などを見物したあと宿の温泉で長旅の疲れと汗を流した。
これから宴会が始まるが、母校のホームカミングデー以来の再会で盛り上がりそうだ。
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秋の取入れを前に高山から名古屋へ

2012年09月26日 | セカンドルーム

 

集落にある田んぼの半分以上は稲刈りが終わり、あたりの風景が少しずつ変わっていく。
落水をしたわが田も表面の泥が乾燥して、30日の刈り取りを待っている。
準備はすべて整ったので、イノシシの侵入さえなければ無事にその日を迎えられそうだ。
明日からの予定が入っていたので、名古屋に戻ってきた。


先日通った「せせらぎ街道」のそば畑は、白い花が一面に咲き乱れていたが、今は茶色に熟した実のほうが目立つようになっていた。

見渡したところ、1本の茎に菱形の実が半分ほどしか入っていないし、倒伏も目立つので今年の夏そばの出来栄えが気になる。


名古屋は一点の雲もなく、抜けるような青空が広がっていた。


空の色は秋になっていたが、陽射しが強く夏の名残りが感じられた。
天気も安定しているので、明日からの旅行が楽しみだ。

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飛騨の古民家再活用事業

2012年09月25日 | セカンドルーム

 

先日の中日新聞飛騨版に、「古民家貸し出し反響大・・・」の見出しで記事が載っていた。
飛騨地域の空き家や古民家の再活用をしようと、地元の建設会社と観光コンサルティング会社「美ら地球」が、共同で里山オフィス事業を立ち上げた。


古民家を視察に訪れた都内のソフト開発会社の社長は、「パソコンと電話があれば仕事はできる。落ち着いた環境でスタッフのストレス解消にもなる」と好感触を持ったとのことだ。


「美ら地球」が二〇〇九年から三年間、飛騨地域の民家を調査したところ、二割が空き家で三割以上が居住者二人以下だった。
高齢化で今後の家屋の維持が危ぶまれる中、居住にとどまらない幅広い活用が課題になっていると記事は締めくくっている。


私の住む集落も空き家が多く、老夫婦や独居老人の家も少なくないので、今後も人の住まない古民家や耕作放棄地は増えていくことだろう。

かつて「ふるさと創生事業」や「都市・農村交流事業」など国の音頭取りで進められてきたプロジェクトも、その場限りで継続的な効果は薄かった。
「美ら地球」は、都会育ちで海外経験の長い若いスタッフたちが飛騨に移住して、飛騨里山サイクリングや古民家再生、里山の暮らしを紹介する活動などを展開している。
昨年は飛騨里山サイクリングが、環境省からエコツーリズム大賞特別賞を受賞している。
体験型の旅行を好む外国人にも受けて、申し込みの半数を占めるまでになったとのことだ。
従来の発想では、自然以外に何もない過疎の里山が、観光やビジネス拠点の対象とはなり得なかった。
外から来た若い人たちが、飛騨に根付いて田舎と都会の橋渡しをすれば、きっと大きな力になるだろう。 (写真は掲載記事と関係はありません)

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裏山の恵み

2012年09月24日 | セカンドルーム

 

今朝方まで降っていた雨も上がり、時どき薄日も差してきた。

 


田んぼを見回っていたら、畦に稲穂が落ちて籾殻が散乱していた。
近くの森でたくさんの野鳥がさえずっていたので、きっと彼らの仕業だろう。
きらきら光るテープを張ったり、鳴子をぶら下げて追い払う人もいるが、それほど大群が来ていることも無さそうなので様子を見ることにした。


裏山のキノコを見に行ったが、まだ出ていなかった。


土に埋めてあるマイタケのホダ木に胞子らしきものが見えたので、あと1週間もすれば出て来るだろう。
シイタケとナメコは、例年通りなら10月の上旬に初子が出そうだ。

 


山すそに自生しているミョウガは、雨後のたけのこのようにたくさん出ていた。
今年は実に厚みがあり、ピンク色も鮮やかだ。


ナツメも青い実をたくさん付けているが、もう少し色づくと食べごろだ。


飛騨地方では甘露煮にして、ご飯のおかずとしてよく食べられている。
朝市やスーパーなどに、地物のキノコや生ナツメが並ぶようになると、秋の深まりを感じる。

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飛騨の山里に冷たい雨が降った

2012年09月23日 | セカンドルーム

 

昨日の好天とは打って変わって、今日は冷たい雨が降った。
気温も低く朝は15度を切り、最高気温も20度を超えなかった。

 

稲架に掛けてある稲も刈り取った稲も、無情の雨に濡れている。
板張りの床下からはコオロギが切なげに鳴き、すき間風が妙に身にしみる。

上着を羽織っても部屋にじっとしていると肌寒いので、少し気が早いが炬燵を出した。
飛騨は秋がなくて冬が突然やってくると言われているが、そんな前触れを感じる日になった。
午後遅くに雨は上がったが、外の仕事に取り掛かる気力も萎えて、炬燵でうたた寝などをしてのんびりと過ごした。


雨上がりの夕方、近所を散歩をしていたら、イモリの一家が道路を横切っていた。
秋によく見かける光景で、落水して干上がった田んぼから、冬篭りをするために集団で森へ移動していく。


小さな子供は、森に着く前に野鳥やガマに襲われたり、道路が乾いて干物になったりして、寝ぐらに辿り着くのは多くはない。


トンボやカマキリもめっきり少なくなり、子孫を残した昆虫たちに、アリが群がり命が引き継がれていく。


ススキの穂が弾けて風に舞う姿がもの悲しく、秋は小さな命さえ愛しく思わせる。

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山里の秋分の日は絶好の稲刈り日和

2012年09月22日 | セカンドルーム

 

昨夜の雨も上がって、今日は秋晴れの高い空が広がっていた。
わが田んぼも黄金色に稔って、いつでも稲刈りが出来るまでに育っている。
地主兼師匠から、天気が良ければ30日に稲刈りをする旨の連絡があった。
すでに作業がし易いように、落水をして田面を固め、周りの草も刈ってあるので、いつでも出来る状態になっている。
落水は取り入れの作業をスムーズにすると同時に、稲を乾かすことで登熟を完了させる効果がある。
最適の落水時期を選ぶのは難しいが、稲刈りの10日ほど前が良いといわれている。
早過ぎると籾の充実が悪くなり、未熟米などが増加し、遅れると籾が熟れ過ぎて品質が低下したり、倒伏の原因にもなる。
その年の天候や稲の色、田んぼの条件や過去の経験などで最適の稲刈り日を決めているが、兼業農家は休日を優先している。


秋分の日の今日は、絶好の稲刈り日に恵まれて、あちこちで取り入れ作業が行われていた。
この集落では1条刈りのバインダーが主力で、ハンドルを操りながら凸凹の多い田を、一定のスピードで稲を刈り取り束ねていく。


2輪のバインダーは湿田でも安定した作業が出来るが、価格は30万円以上もする。

JAなどがが使う4条、6条刈りの大型コンバインは、仕事は早いが数万円の手数料を取られるので、人手の無い大きな田んぼ以外は使えないようだ。

 


2条刈り小型コンバインは、バインダーの2~3倍以上の速さで刈り取り、籾も袋に詰めていく。
かつては一家総出で、早朝から日暮れまで掛かった秋の取入れが、今は機械の助けを借りながら高齢者を中心に行われている。

コンバインによる稲刈り

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林道の散歩

2012年09月21日 | セカンドルーム

 

彼岸に入って朝夕はめっきり涼しくなった。
汗をかきながら散歩していた広葉樹の森が、今は木漏れ日が暖かくて気持ち良く感じるようになった。


針葉樹が茂る場所に来ると、陽射しが入らないので空気がひんやりとして肌寒く感じる。

 


胡桃の木には実がたわわに生り、道にはナラぼぼ(どんぐり)もたくさん落ちていた。

 


栗のイガも一回り大きくなって、弾けた実が散らばっている。


飛騨地方のローカルニュースで、初物の松茸が入荷して100グラム1万円で落札されたと伝えていた。
適度な雨が降り気温も下がったので、山の茸も目を覚ましたようだ。
これからコケ(茸)採りのシーズンに入るが、クマの目撃情報も多いので気を付けなければならない。
林道を歩くときは、消音装置付きの登山用の鈴でなく、音の大きい真鋳製の鈴を付けることにしている。
クマに出遭って以降は、木が風に揺れてざわめいただけでもビクッとする。
人の通らない林道で遭いたくは無いが、おとなしいクマならもう一度会ってもいいと思ったりしている。

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山里で稲刈りが始まった

2012年09月20日 | セカンドルーム

 

秋祭りが終わって、集落の風景は日ごとに秋色に染まっていく。
コスモスが散り始めると、稲田は黄金色に染まり、吹きぬける涼風で波打っている。


田植えが早かった家では、今日あたりから稲刈りが始まった。

 

山間地は狭くて変形の田が多いので、小回りの利く1条刈りのバインダー(稲刈機)を使う人が多い。
2~3株ほどを刈り取っては、1束に縛って片側にはき出していく。
中には、自走させながら出てきた稲束を一山ずつ揃えて、後の運搬をし易くしている人もいる。

 


刈り取った稲束は、稲架掛け(はさかけ)にして天日乾燥する。
2~3段掛けが多いが、5段以上の稲架を見かけることもある。


天気にもよるが、10日から2週間ほど乾燥した後に脱穀して精米すれば米になる。


規模の大きい田ではコンバインを使って、4条から6条の稲株を刈り取りながら脱穀し、藁は細かく刻んで田んぼに撒いていく。


待機している運搬車に積み込まれた籾は、JAのライスセンターに持ち込まれて、温風乾燥、籾摺り、精米、袋詰めされて市場へ出荷される。
山里でもコンバインを利用する農家が増えてきたが、大型機械が入れない小さな田んぼでは、昔ながらの稲刈り風景を見ることが出来る。

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秋の取入れまでは一喜一憂の日々

2012年09月19日 | セカンドルーム

 

昨夜から降り続いた激しい雨は、今朝になってようやく小康状態になった。
小止みになったところで田んぼを見回りに行ったが、何事も無かったので一まずほっとした。


一部の田んぼでは激しい雨に打たれて、稲の倒伏が起こっていた。
熟した籾が重くなり、雨や風に打たれると茎が耐えられなくなって次々と倒れていく。
稲刈りに余分な手間が掛かるし、籾に泥が付着したり長雨が続くと発芽して収穫出来ないこともある。
肥料のやり過ぎで実り過ぎたり、茎を強化する養分が足りなかったなどが原因のようだが、茎の長いコシヒカリではよく起こる現象のようだ。
わが田は1週間ほど田植えが遅かったので倒伏を免れたが、天候次第ではいつ起こるかも知れないので、しばらくは気が抜けない。


夕方になって青空も顔を出したので、明日は天気が回復するだろう。

岩井神社の秋祭りシリーズの最終回は、お旅所祭の動画です。
神社本殿で行われた神移しの神事で、お神輿に乗り移った祭主を中心に、列を組んでお旅所へ巡幸する。
祭列は塩撒きを先頭に、輪棒、榊持ち、旗持ち、獅子舞、鉦打ち、神楽、警固、お神輿、宮司・神官、獅子太鼓、巫女などが続く。
小高い丘にあるお旅所では、お神輿が上座に祀られ、鉦打ちの合図で神官によってお旅所祭が執り行われる。
氏子たちは祭主と一体となって、日が暮れるまで宴を楽しみ祭気分に浸る。

飛騨高山・岩井神社のお旅所祭

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稲こうじ病にかかった籾を摘み取った

2012年09月18日 | セカンドルーム

 

高い空をすじ雲が流れて、ススキが大きく揺らいでいる。
この雲が出ると低気圧や前線が発生するといわれるが、飛騨地方の天気は崩れることは無かった。


今日も田んぼに入って、「稲こうじ病」にかかった籾を摘み取った。


稲穂に付いている、黒く腫れた籾を見つけては取り除く作業は、けっこう根気が要る。


1本の穂に1~2粒の病籾が付いているが、多いところでは5~6粒ほどもある。
多く付いた穂は病変していない籾も、発育不良で登熟していない。


田んぼを一巡してカップ1杯ほどの病籾を摘み取ったが、思ったより少なかったので収量に大した影響はなさそうだ。
田んぼが黒ずんで見えるほど発生し、病籾が混入したまま脱穀や精米をすると、米が黒く染まり規格外の評価を受けて大損害をこうむる。
米を研ぐときには色も落ち、食味や体への影響は無いが、肌黒い白米を買う人はいないようだ。
厄介な病気に取り付かれてしまったが、早期発見して適切な手が打てたので、被害は最小限で食い止めることが出来た。

15日に行われた岩井神社秋祭りの「鉦打ち」をアップしました。
飛騨地方ではカンカコカンと呼ばれ、中世芸能の名残をとどめる祭り行事の一つで、各地の神社で奉納される。
岩井神社では、飛騨染の着物に下駄を履いて、鉦大将のリードで円陣となって踊る。
数年前は30人ほどいた鉦打ちも、今は10人前後に減って円陣もまばらで小さくなった。
祭りの担い手の高齢化と減少は、飛騨各地の神社に共通している。

 

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豊穣の秋を前に

2012年09月17日 | セカンドルーム

三連休の飛騨地方は、台風の影響も無く野良仕事がはかどり、秋祭りも無事に終わった。
少しずつ日が短くなり、5時を過ぎれば西の山に太陽が沈み、6時になればあたりは暗くなる。


朝のうちは雲が多かったが、日が高くなると青空が広がり、真夏のような太陽が照りつけた。


田んぼに発生した「稲こうじ病」の籾を摘み取り、裏山へ入ってなめこ栽培のホダ木の手入れをした。


3ヶ所に分けて伏せてあり、先日やり残した天地返しと、ホダ木の周りの笹や草を刈り、枯れ枝などを取り除いた。


草に覆われていたホダ木が地表に現れて木漏れ日を受け、通り抜ける風に当たって眠っていたなめこ菌も間もなく目覚めるだろう。
新米を炊いたご飯になめこ汁は、毎年楽しみにしている秋のご馳走である。
間もなく山里へも、豊穣の秋がやってくる。

15日に行われた岩井神社秋祭りで「浦安の舞」が、神前とお旅所で、かわいらしい巫女によって奉納されました。
浦は心を表し安は平穏を意味し、氏子と国の平穏無事を願う気持ちが込められた舞と言われてます。

岩井神社秋祭り・浦安の舞

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米作りの試練・稲こうじ病の発生

2012年09月16日 | セカンドルーム

 

昨日の岩井神社秋祭りは、お天気に恵まれて無事に終わったが、今日も高い空の秋晴れが続いている。


秋の陽射しを受けて稲田は黄金色に変わり、たわわに実った稲穂は大きく垂れて籾も硬くなってきた。


見渡した限りでは順調に育ち豊作が期待できそうだが、所々に「稲こうじ病」にかかった籾が大きく膨らんで黒変しているのを散見した。
山間地では出穂期の多雨や日照不足が重なると発生すると言われている。
この病気にかかると登熟を阻害し、乳白米や青米、死米が増加して品質が低下するので、いもち病とともに恐れられている。
幸い田んぼの色が変わるほどの発生は無いので、今のうちに病籾を取り除かなければならない。
数は少ないので、見つけ次第取り除けば数日の作業で終わりそうだ。
米作りは収穫するまでに、数々の試練が待ち構えている。

昨日行われた秋祭りの獅子舞の動画をアップしました。
獅子舞には色々な舞があるが、「へんべ捕り」は飛騨地方でよく演じられる題目の一つである。
昔からマムシは野良仕事の敵で、獅子が退治して厄を払ってくれるという素朴な願いが込められている。

獅子舞・へんべ捕り

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