今年は猛暑が続いていましたね。ここ数日も10月だと言うのに、30℃には行かなかったものの夏日となってしまいました。
この異常な気象のせいか、ヒガンバナの開花が遅れて10月にまでずれ込んでしまいました。10月にヒガンバナが咲いたと言うことで、昔それも40年ちかくも前になりますが、植物を学び始めた大学生の頃に読んだ植物学の大御所・前川文夫先生の本「日本人と植物」の中の「ヒガンバナの執念」という文章を思い出しました。
それは終戦直後に広島と長崎で原爆の影響を調査した時の話だったのですが、長崎では10月になってもヒガンバナは固い蕾で、爆心地に近づくほど花茎は低くなって、爆心ではほとんど見られなくなってしまった。それでもヒガンバナは必死で咲こうとしていた・・・というような内容で、インパクトが強くて何時までも忘れられない文章でした。
さて、安中市の後閑地区では稲刈りが盛んに行われていて、稲刈りの時期にヒガンバナが咲いていると言うのも珍しい風景なので撮影してみました。
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