かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

シナノキの種・・・プロペラを持った風散布型

2010年10月28日 | 植物


この秋以降で初めて冬型になって強い北風が吹いたためか、一昨日はイチョウ並木ではビニール袋やポリバケツを片手にギンナンを拾う人たちが沢山いました。

会議を終わって職場に戻ってくると強風に飛ばされてきた面白い種子が落ちていました。葉の下に小枝が出て種が幾つか着いている様に見えるこの種子はシナノキ科特有の形です。職場にはシナノキもボダイジュも両方あるのでどちらのものかなと思いましたが、風の方向からシナノキの種子のようです。

この種子は葉のような総包葉が一枚着いていて「くの字」に曲がり、曲がり部分の下に付いた種子との微妙なバランスでプロペラのようにくるくる回りながら風に飛ばされて遠くまで運ばれる「風散布型」と呼ばれる種子散布戦略を持っているのです。

試しに放り上げて落ちてくるところを撮影してみました。着地寸前にやっと撮れましたがピンボケでした。

自然界の巧妙な技には何時も感心させられてしまいます!

下の2枚の写真はボダイジュの種子ですが、シナノキとの違いは良く分かりませんね。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ 
ポッチとクリックお願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする