先週の土曜日、中禅寺湖が強風で鳴沢湖に転戦した帰り、駐車場の端に植えられている数本の桜が咲いていることに気が付きました。
あれっ、カワヅザクラに(河津桜)似ているけどカワヅザクラは二季咲き性じゃないはずだから返り咲き現象かな・・・と詳しく見てみました。
「返り咲き現象」とは本来咲く季節では無く違う季節に開花することで「狂い咲き」とも言われていますが、この言葉は嫌いなので返り咲きで通します!
この現象は何らかの原因で落葉したりして、その後の暖かさなどをきっかけに花を咲かせてしまうことなのです。そう云えば今年は9月後半の長雨のあと10月に異常な暖かさが続いたねぇ~
この駐車場に咲いていたサクラは花柄が無毛、花弁がピンク色で平開し、縁には鋸歯が無い大輪の花・・・
萼筒は太い釣鐘型で萼は先が鋭く尖り下部が角ばっているのでカワヅザクラで間違いはないようです。
しかし、今回の花は萼の鋸歯は多く、萼片が反り返っていて春に見るカワヅザクラと違っています。
返り咲き現象の時は本来の形態と違って萼片が大型化したりする現象が現れたりするから春の花と少し違ってもしかたないのですかね!
そして近くの箕郷ふれあい公園では二季咲き性のコブクザクラ(子福桜)の開花数が増えてきました。
二季咲き性とは秋から春まで開花がだらだら続き、特に晩秋から冬と春の二回にピークがあるため二度咲くように見える品種でヒマラヤザクラなど秋咲き桜のDNAが影響しているのかもと云われています・・・秋咲きの花は少し小さめになることが多いですね。二季咲き性のサクラには一重の花のフユザクラやシキザクラ、八重咲のジュウガツザクラやコブクザクラなどがあります。
11月になればもっと花数が増えてきて見ごたえが出てくるでしょう・・・
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