昨日は群馬県農林水産業関係機関成果発表会が群馬県庁で開催されたので主に水産分科会に参加してきた・・・
1階県民ホール北側では「第59回全群馬近代こけしコンクール」が開催されていた・・・10日まで一般公開されているよ!
少しだけ時間があったので一周してきた・・・(↓)内閣総理大臣賞受賞作品
さて、本題の水産分科会では興味をそそられる発表がたくさん有った・・・
まずは2018年度のニュースを久下主席研究員が発表・・・グッドニュースは何と言っても利根川の天然アユの復活(豊漁)だ!
2018年の群馬県内の利根川ではアユが豊漁で釣り人で賑わった! 天然アユの遡上が多かったことに起因していることは明白なのだが・・・
もちろん東京湾で育った稚鮎が江戸川を遡上できたことが要因・・・だから東京湾から遡上する荒川も豊漁だったね!
天然遡上アユの遡上量が増大するためには中流域での産卵、仔魚の流下、東京湾での生育、遡上など全ての環境が整わないとうまくいかない。
東京湾~江戸川~利根川を行き来するアユには多くの困難があるんだ・・・2018年はそれが整ったということだね! 今年も豊漁であって欲しい!
続いて・・・田中研究員からは利根川アユの流下仔魚について発表があった!
中流域で生まれた仔魚は利根川を下って銚子までのルートでは生き残る可能性は少なく、江戸川ルートでも卵黄を使い切ってしまいギリギリらしい!
仔魚にとって二つの関門・・・利根大堰と江戸川水閘門がスムーズに通過できないと遡上増大には繋がらないということになる。 頑張れ! 利根川天然アユ!
釣り人、研究機関、行政が一丸となって利根川のアユを取り戻す運動を開始したのが2003年・・・
知事が替って、2008年にはこのプロジェクトも終了してしまったのだけど何故今になって豊漁になったのか? 明快に説明できる原因を知りたいものだ・・・
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渓流2019 春 2019年 3 月号 [雑誌]: つり人 増刊 |
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