6日の農林水産業関係機関成果発表会の続きで、蚕糸園芸課水産係の小林係長が発表した「漁場環境保全対策~魚類生息環境の改善への取組~」について・・・
魚が生息する上で阻害要因となるものには ①カワウやコクチバスなど外来魚による食害 ②アユ冷水病やコイヘルペス病(KHV病)の発生 ③河川横断工作物設置による連続性の分断 ④水質汚濁事故 などが挙げられる! 魚から「昔は良かった」「魚はつらいよ・・・」という声が聞こえて来そうだね!
群馬県ではカワウについて追い払いを中心とした食害防止、飛来調査やねぐらコロニー調査、捕獲などの施策を行っていて棲息数は減少傾向にあるが、被害額の顕著な減少は見られず被害は継続している・・・下のグラフを見ると冬場の飛来が多くなったんだね! 通年の対策が必要かも!
コクチバスは湖沼以外での生息域が拡大している・・・違法だと分かっていながら放流している大馬鹿者が居るんだよ(怒)
駆除も河川での数値が増えてきた・・・碓氷川も魚道の入口や出口に棲息して遡上してくるアユを狙うコクチバスが増えているんだ(怒)
魚病の発生はKHV病と冷水病が二大魚病だね・・・
河川湖沼でのKHV病の発生は減ったけどアユ冷水病は相変わらず発生しているね・・・
そして河川の連続性の確保・・・
魚道の設置や改修工事を少ない予算の中で毎年実施していることには頭が下がる・・・
毎年、工事を実施してきた碓氷川では松井田地区まで天然のアユが遡上するようになった・・・今後の問題は田植え期の瀬切れだな!
碓氷川の改修でほぼ連続性は確保できたので効果の追跡調査が必要だろうな・・・
今年、天然遡上の多かった利根川では坂東堰の魚道改修が行われているので、さらに上流の渋川地区までの遡上が見られると嬉しいのだけどね・・・
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