しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

転職と賃金

2012年06月21日 | Weblog
転職すると給与が下がる。 これは一般的だ。
キャリアを生かせない場合のことだが、
期間が長期に渡ると深刻な問題となる。

我が家の娘が6年程勤めた会社を3月末で退社した。
営業の仕事だった。教育図書の訪問販売。
1年で殆んどの社員がやめてゆく過酷な業界で頑張って来た。
同期入社で残っていたのは自分だけ。と言っていた。
給与は良かった。歩合制だ。年収は600万以上あった。

そろそろ限界と感じていたこともあって退職したようだ。
興味があった「エステ」の仕事に就いた。
2箇月で資格も取得した。プロとして現場でエステの美容部員として働いている。
しかし問題は給与。
「研修生扱い」なのだ。
月に4万円程度しかいただけないと言う。
これで将来上がっていく給与体系ならまだ我慢できる。
今まで月50万位もらっていた給与が10分の1以下となっている。

資格も取ったし、退職して「雇用保険」=失業保険を貰ったほうが良いと言い出した。
たしかにそうだ。雇用保険は退職時の給与の半額程度が150日間支給される。
3箇月+1週間の待機期間はあるが。給付申請できる期間も退職後1年以内である。
早めに申請したほうが良いようだ。ハローワークに行って説明も聞いてきたようだ。

現在勤めている所では雇用保険もかけてもらっていない由。
働いていない状態なら申請できる由。
法制度の隙間というか、身分の不安定な労働者はそれなりに工夫が必要だ。
貯金が目減りしてゆく転職後の生活。

日本の雇用環境は確かに変わった。
正社員しかいなかった時代に生きた我々団塊世代人には理解しずらい雇用形態の悪化である。

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