しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

Good Bless Japan

2012年06月29日 | ニュース
先日、フェイスブックの会員の間で反響を呼んだ1枚の写真があった。

写真は何の変哲もないただのパソコン基盤。だがよく見ると小さな文字で
「Good Bless Japann(神のご加護を)」と祈りの言葉が印刷してあったのだ。

基盤はパソコン内部に装填されている主要部品で、普段はまったくユーザーの目に
触れることはない。そこに日本への思いやりのメッセージがあった。

この基盤を製造、パソコンに搭載したのは台湾のASUSで、同社も日本からの問い合わせがあるまでこの事実を認知していなかったようだ。
ASUSによれば、印字は同社の技術者が独断で行なったことで、誰かは特定できないが、多分日本の一日も早い復興を祈ってやったのだろうとのことで、本件は黙認しているそうだ。

英語圏ではこのGood Bless JapanのスローガンはTシャツや
ポスターのデザインとなり、「Prey For japan 日本のために祈ろう」
とともに世界中で東日本大震災の義援金集めの標語となった。
ASUSは台湾の大手パソコンメーカーの一つ。
同社は技術革新やイノベーションの創出と並び、謙虚、誠実、勤勉を訴える社是がある。企業人として誠実さと勤勉さを忘れまいと、会社の哲学を従業員に訴えている。
もし、台湾に大災害が起こり、日本の技術者が会社の許可も得ず、「頑張れ台湾」
の台湾向け製品の基盤にメッセージを印刷したら会社は黙認するだろうか。
AUSAの社是「integrity」誠実が重く価値あるものに感じられた。
(実業家 平松庚三)

台湾の親日ぶりは度々話題になる。
東日本大震災で台湾から寄せられた義援金の規模はこの国の経済規模から見て
驚きのひと言だった。
もっと台湾を好きになろう。この国を数年前に旅行して本当にそう思った。
親日国を旅することは楽しい。
今年も再度訪れたいと思った。

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