新潟下町「早川堀通り」の工事が佳境に入っている。
柳都新潟の風情、水都新潟の水辺空間を味わっていただきたい。と新潟国体を契機に整備埋め立てられた堀の復活を図っている。
堀といっても「水路」である。ドブ川の悪印象から「堀」のイメージの払拭を図って来た。
水路幅2m。水深数十センチ。と子どもでも危険が無い水路を計画して来た。
ミナトぴあにある水路をイメージしていた。ここに来て工事が進展し、具体的な水路そのものの形状が見て取れる。石張り工事が進展している。渡りに渡した石橋、御影石、随分立派だ。
ここで驚いたのが石橋の下だ。橋の下の底は50センチ位しかない。
人がくぐって通るということすら不可能な低さだ。水路は高低差を利用して水を流す。みなとぴあ側が低い。上の方が高低差があまりないと水深は深くできない。
驚いたことに上の側の水位は僅か10センチしかなかった。これでは足を水路に入れてもくるぶしが濡れる程度の水位ということになる。
赤ちゃんでも溺れることは無いだろう。安全性はピカ一だ。それでも柳都新潟、水都新潟の堀のイメージは守れたのか。いささか「思惑外れ」の感が拭えない。
事業を推進してきた地元の会としてもいささか期待外れの感がする。