2012年度、私立大学に入学した新入生の家庭(保護者)の家計負担調査が出た。
自宅外通学者の「受験から入学までは費用は」約211万円だった。
自宅通学者の「入学の年にかかる費用」は年収の3分の1を超えた。
自宅外通学者の「入学の年にかかる費用」は294万5682円で、前年と比べ37,669円減額。父母・学生の裁量でいちばん出費をおさえることができる「仕送り額(4月から12月]は839,500円で前年度より19800円減額した。
また、自宅外通学者世帯の「税込税収に占める『入学の年にかかる費用』の割合は34%
で年収860万7千円の3分の1を超えることから、家計負担の大きさがうかがえる。
家賃を除いた1日あたりの生活費はわずか「923円」だった。
「家賃」の平均は61,800円。6月以降の仕送り額は「89,500円」に占める「家賃」の割合は69%で過去最高割合となった。
不足する生活費や学業の経費は、アルバイト等の収入で補っていると考える。
父兄も学生も大変辛い生活を送っている実態が統計から出てきた。日本の苦学生が勉強に専念できる環境が一段と悪化しているということか。
勉強しないで卒業して社会で通用する人材になれるのか。日本の未来が危うい。奨学金制度の拡充。勉学に専念できる制度の拡充。政府が取り組む課題と思う。国民に余力はあまりない。多くの零細企業に働く保護者の負担軽減策に腐心する政党に期待したい。