新年度最初の自治協定例会が開催された。市役所本館講堂である。
一番広い会場だ。委員は38人もいる。市役所側も15人、議員席、報道、傍聴席もある。ロの字にテーブル席を配置し、真ん中は録音機をセットする。議事録も作成し、公開される。
慣れたとは言え、緊張する会議だ。
26人は今回始めて委員に就任した人だった。3分の2だ。多くの人が緊張気味な様子が見て取れた。
行政側も異動後初めての挨拶、次いで委員全員に区長から「委嘱状」の交付を一人一人受けた。仮議長、議長、副議長の選任。委員推薦会議の委員選任。部会、安心・安全推進協委員推薦。とシナリオ通りの進行があった。
いや!シナリオ通りでなかったのは「男女共同参画」の観点から女性の委員推薦を期待した要請に応えることが出来なかった「安心・安全なまちづくり推進協」の委員推薦だった。
前任者として意見を述べさせていただいた。会議の内容、開催回数、感想を述べ、女性委員の委嘱を希望した。
ところが、シナリオが変わった。引き続いて委員に就任してほしい。という意向が事務局から出た。
驚きだった。固辞するつもりだったが、断り切れなかった。
会議開催回数を案内通りに行うこと。膨大な資料を会議当日配布すること、一方的な報告会という形式は改めていただきたい旨の意向を伝えて引き受けることにした。
それであれば、「委員」としての務めを果たせると思った。形だけの「報告会」に加担する委員とはなりたくない。イエスマンでは委員の責任は果たせない。
自治協本会議でも今年は積極的に発言し、委員の責任を果たしてゆきたい。