葬儀社が最初に求めた事は菩提寺への連絡。枕経の要請。お布施の額、包紙の指定だった。
菩提寺へ出向き、ご本尊の借用、棺覆借用の指示だった。住職の都合、伴僧の有無。お布施の額、戒名の有無。通夜日、告別式日程。
次いで遺影写真の選定、新聞広告の有無、お悔やみ欄掲載有無。会葬ハガキの文面、数、お斎会場予約、人数概算、花輪注文用紙。
親族代表とのお知らせ範囲の確認。手配、連絡、緊急に連絡する必要があることへの対応。
祭壇の大きさ、葬儀規模、通夜振る舞いに参加する人の数と料理の数。お斎参加者名簿の作成、会場装花の色、葬儀旗の掲揚。通夜袋の中身の選定。お斎料理、菓子類の選定。
葬儀概要を書いた次第の作成とFAX送信。とりあえず必要な現金の引き出し。これも重要だった。
来客用の菓子類、飲み物、出前の手配、礼服購入(子供達)、遠隔地からの弔問客への宿泊施設の手配も必要だ。タクシー券の手配、精算手順、火葬場への骨ひろいメンバーの打診、湯灌段取り。
慌ただしく人の出入りがある中で家の掃除、道具類の移動、遺品の確認、写真探しをした。
ようやく良い写真を見つけた。4~5年前の写真だがにこやかな顔をしていて比較的大きく撮れていた。この写真を拡大して遺影を作る。お棺に入れる身の廻り品探し。書物、書類の確認。
忙しい中での灯明管理、ワンコの世話もあった。喪主としての挨拶文4種の作成。
今日から本番だ。多くの人達の協力で葬儀は執り行われる。2度目の喪主だが、今回の方が大変な様な気がしている。