ある地域団体の例会があった。来年の活動企画を検討していた。
いろいろな話題が出た。
話題の主がひといきり説明をする。回りが反応して感想を述べる。多くの提案があった。多くの「いいね!」の声もあった。
ひとしきり話題が出尽くすと、じゃあ担当は!ということで、話題を出した主がどんどん担当者とされていく。上手というか、手法というか。今日出た話題がすぐ決定となる。即来年の実施計画となる。スケジュール表にどんどん入れてゆく。
2月前に会員となった人が大半の来年のイベントの企画と運営の責任者となった。
同じく会員になったばかりの人に意見を求め、同意を得るとイベント主体者としての活動を求めてゆく。
求婚ツアー、花嫁、花婿、貸し衣装、遊覧船とふるさと村のコラボ。模擬結婚式、社務所で結納。花嫁衣裳でのお祭り参加。着付けにプロを用意する。格安な貸し衣装の企画を紹介する。
お宝市の企画をする。地域のお宝を発掘、展示して見てもらう。あるいはフリマー展示品として販売してもらう。
開催期日は来年5月だ。
今年初めて出た企画が殆どだ。
学生に協力を呼びかける。数多くのサークルに声がけする。
キャンドルイルミネーションで夜を彩る。
問題は資金と人員確保だ。
資金はゼロである。人員は本日集まった会員は会長以下7人であった。本番で活動してくれる主要メンバーの大体の数である。
これでやれるのか?いつも不安である。役割だけどんどん決めてゆく。責任の所在はいつも不明確だ。会計監査も無く、昨年度は総会も開いていない。いつの間にかみんなが総会の必要が無いと言ったから。との会長の言葉もあった。小生にはそんな言葉の記憶はないが。
会計は誰が?去年やった~さん。おねがいできる?
とんでもない。お断りだ。
昨年は2名の会計ということでスタートしたのに、1名が突如責任放棄。一人で会計処理した。借金清算も苦労して終えた。
今年も全員から2万円資金を集めて仮運営。後日補助金を得て精算すれば良いと夢のような話をする。責任者は会計だ。それも役員でないこのイベントのみに限定した会計担当に責任がかかる。
断固拒否の声を上げた。
態勢を整える事が先決。資金、人的態勢、サポート体制。
いつやるの、「今でしょう!」の言葉で乗れるはずがない。
昨年以上に状況の厳しい中で素人が大勢参画する企画を押し進めようとしている。
ノーチエック、イエスマン会議で決めた事で最後はみんなで決めたことだ。で押し切られても困る。判断できない状況で判断を求める商法に似ている。一方的な話と検証の無い見込みと願望。それだけでは無理でしょう。やってみないで無理と言うなと言う人は主体者になりたがらない。
力量に合った企画、イベント。それ以上でも以下でも無い。それが望めなければ小生は降りる。本気である。