通常3ヶ月に1回開いている町内会役員会議。そのサイクル以外に緊急に役員を集めてご意見を頂戴したい事件が起きた。
町内会費の請求に関してである。
当町内には駐車場を保有していて、営利営業をしている業者、個人が数件ある。町内外、県外等、アパートオーナー、も同様にある。オーナーは当町内で生活していないので年1回、町内会費を請求している。
通常4月の総会以降、入金状況を7月末で確認して役員会議で報告していた。今年、1件だけ入金確認の取れない県外に居住する駐車場オーナーに督促請求を出した。
10日後、小生の自宅に抗議の電話が来た。
どうも督促文面が気に入らなかった様子だった。30分も抗議が続いた。
「町内会役員で決議し請求する」とした文面が気に入らない様子。
「貴町内からは何の恩恵も受けていない。」「町内会は任意団体だろうから、入らない自由もあるだろう」「町内会会長名で請求している」「去年は支払ったが何の音沙汰もなかった」云々と30分の電話は続いた。
公平の観点から請求している。零細であっても、会則にある当町内に住所を置き、営業利益を上げている駐車場等の所有者には町内会費を一律請求している。こと。他に請求して入金な無い事例は発生していないこと。入らない自由を主張している世帯構成会員は他にないこと。を伝えた。
横浜に住所を置く会員である。恐らく、横浜では自治会に入らないで営業をしている駐車場もあるのかもしれない。大都会と地方の田舎自治会では事情が異なるのだ。
限られた地域。限られた会員、多くが空家と化し、会費が減少する傾向が続いていた。駐車場経営者に会費請求をする理由の一つに免除できない事情もあった。
役員会議で協議した。文面の問題でなく、規模が小さいこと、会費請求が大きいこと(年額6千円)、従来請求がなかったことが理由ではないのか。
規模の小さい、零細駐車場には減額して請求した事例もあること。が加味され、減額した会費請求をお願い調で出したらどうか。という話が結論だった。
30分の抗議電話で受け止めた小生も気分が悪かった。30分も抗議電話する方も気分が悪かっただろう。
町内会費の入金の遅い会員に督促すること。いつも会長に役割が廻ってくる。
請求書、文面、会議召集。町内会長はよろず苦情相談所だ。昨日も近所の放し飼いの犬に愛犬がかまれた。抗議する。町内会長から申し入れてほしい。
汚水桝が陥没している。危険だ。至急対応してくれ、
連絡の取れない世帯がある。所在を確認してくれ。空家の水漏れ、
清掃道具の破損、あーだこーだと苦情と要望が届く。
多くの自治会長さん共通の悩みだろう。地域は協力して苦情処理の対応を図る必要がある。限られた役員だけが、対応するのでなく、役員すべてが、共通認識し、対処してこそ自治は守られる。そう感じている。