会議を終えて帰宅する。愛犬散歩を終えると疲れを覚える。夕食前に仮眠を摂る。夕食、そして部屋に戻り、本日の会議議事録を作成する。
終了したのが10時頃だった。
議事録の送信・写真のアップ。ほどなく、返事もあった。
送信先は行政、コンサルタント会社の本日会議に出ていた担当者であった。驚いた。まだ事務所に残って仕事をしていたのだ。
小生はリタイアした人間。一旦自宅に帰宅すると、自分の都合の良い時間帯で作業が出来る。
現役の相手はそうではない。一旦出社すると自宅に帰宅できる筈もない。小生が仮眠、夕食を摂っていた時間帯も継続して仕事をしていたということだろう。
改めて、現役社会人の仕事の厳しさと長時間労働の現場を見た覚えがした。
今の自分にこの体力はない。
朝7時に出社して深夜11時まで会社で勤務する。連続16時間の勤務となる。帰宅して次の出社時間まで8時間しかない。睡眠時間は5時間くらいか。
日本の企業戦士の現実を再び実感した。
一旦リタイアした人の継続雇用制度。多くが年収200万円代のパート契約だ。残業代は出ず、定時勤務、定時退社だ。拘束8時間勤務7時間。
企業戦士の拘束時間の半分以下だ。企業戦士もせいぜい3倍の賃金体系だ。会社はやはり低賃金でサービス残業をする企業戦士に支えられている。
過労死した同僚に対するつぶやき。「彼は体力がなかった」
そう。同僚のほとんどが長時間労働をしている現実がそこにある。連続勤務を途中息抜きできる工夫と
気分転換できる資質が命の差を生んでいたのだ。