「知能指数は80%遺伝」の衝撃。
1970年、心理学者ジェンセンは「知能指数IQは遺伝によって80%が決まっている」と双子の研究で明らかにした。
黒人と白人との間にかなり大きな遺伝によるIQの差がある可能性を述べた論文。社会的大事件となった。
人種差別のレッテルを貼られて苦労したそうだ。ナチスのドイツ民族優性論、フランシス・ゴールトンの研究。
優生学のピアソン、フイッシャーの統計学。スズキ・メソードの才能教育は遺伝よりも環境を重視した。
「環境派」。遺伝か環境か。
音楽家の家系、医者の家系、思想家の家系。確かに「遺伝」により受け継がれるIQもあるのだろう。
ただ、大切なことは、努力する能力と続ける能力が数値化されていないこと。
天才と鈍才は紙一重。
能力があっても努力しないとただの人となってしまう。
幼少期「神童」と呼ばれた人を知っているが、青年期はそれほどでなかった例を見聞きしている。
人は努力することで、引き継がれた能力を開花できる。努力を怠れば能力は日の芽をみない。
良い家系と環境。途切れる事の無い普段の努力。さすれば、社会に対する貢献も大きくなる筈だ。
日本国が良い環境を保ち、日本人の勤勉の特性を生かし、単一国家の民族の優性遺伝を保てれば。
陽はまた昇る。