しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

知能指数と遺伝

2015年06月13日 | Weblog

「知能指数は80%遺伝」の衝撃。

1970年、心理学者ジェンセンは「知能指数IQは遺伝によって80%が決まっている」と双子の研究で明らかにした。

黒人と白人との間にかなり大きな遺伝によるIQの差がある可能性を述べた論文。社会的大事件となった。

人種差別のレッテルを貼られて苦労したそうだ。ナチスのドイツ民族優性論、フランシス・ゴールトンの研究。

優生学のピアソン、フイッシャーの統計学。スズキ・メソードの才能教育は遺伝よりも環境を重視した。

「環境派」。遺伝か環境か。

音楽家の家系、医者の家系、思想家の家系。確かに「遺伝」により受け継がれるIQもあるのだろう。

ただ、大切なことは、努力する能力と続ける能力が数値化されていないこと。

天才と鈍才は紙一重。

能力があっても努力しないとただの人となってしまう。

幼少期「神童」と呼ばれた人を知っているが、青年期はそれほどでなかった例を見聞きしている。

人は努力することで、引き継がれた能力を開花できる。努力を怠れば能力は日の芽をみない。

良い家系と環境。途切れる事の無い普段の努力。さすれば、社会に対する貢献も大きくなる筈だ。

日本国が良い環境を保ち、日本人の勤勉の特性を生かし、単一国家の民族の優性遺伝を保てれば。

陽はまた昇る。


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