総務省が16日に発表した2013年の家計調査報告によると、2人以上世帯の平均貯蓄率は
「1739万円」に上ったそうです。
ほんと!?と驚いた人が多かったそうです。この数字は実態を反映していないという意見があります。
詳しいデータお中身を見ると、実は「100万円未満」の割合が目立って多かった。
なのにどうして1739万円という数字が出てくるのか。
そもそも、家計調査とは何か。これは国民すべてを対象としたものではないこと。サンプルを抽出した標本調査であること。
調査数は9千世帯。うち、単身世帯を除くと2人以上世帯は約8千世帯を対象としている。
調査方法は貯蓄については調査票に記入して出す方法に依っていること。回答者が見栄を張って、多めに申告する可能性を排除できないこと。「貯蓄を持つ世帯の全体を二分する中央値は1023万円」という説明があること。
「中央値」という観点では「735万円」となること。
「標準級間隔における世帯割合」という表では
100万円未満が10%と最大であった。
100万~200万未満 6・4%
200万~300万未満 5・1%
以下 5・6、4・8、4,7、と続き、1000万~1200万が5・6%、
2000万から2500万が6・4%、3000万~4000万 6・1%
とこの層が数値を大きく引き上げている。
額の平均は1739万円であるが、実際はほぼ半分の世帯は1000万円に届いていない。という結果でした。
勤労者世帯は51%にすぎなかったこと。調査対象者が長年働き、貯蓄に励んだ、リタイア層がかなりに上ること。
実際の勤労者の世帯に限った貯蓄の平均値は「1244万円」であったこと。
高額な貯蓄保有者が一人混じるだけで平均値が大きく上がること。負債額が示されていないこと。
数字のマジックというか。実態に合わないデータが見てとれる。数字のとらえ方。数字のマジック。考えてみたい。