GM・VW・マツダ・タカタ、の悩み。なんの話?と思うとリコールのあった会社の話。
タカタのリコール件数は5000万件に昇るそうだ。
既に556億円の特別損失を出しているが、どこまで膨らむか見当もつかない。
先日も小生の乗るトヨタ車でもリコールがあった。スターターが過熱発火する恐れがある。至急修理されたし。
と書いた紙が車検の時に渡された。いつやってくれるのかと聞いたらなかなか返事が来ない。
一月もたってようやく日程が調整・連絡が来た。
先日はスマホのリコール通知を見つけた。アイホーン6プラスのリコール通知である。カメラ機能ののピンボケ。
設定・一般・情報・シリアル番号で入力すると一発でリコール該当の有無がわかる。持ち込み修理が原則だ。
タダと言っても持ち込みに負担感のある人も多い。アップルの修理できる店が極端に少ない。
一つの県に数か所しかない。新潟市の中央区にビッグカメラがある。修理のできる指定店である。そこに持ち込んだ。
説明をして修理に入る。正味1時間くらいでカメラ交換が出来た。修理費用1万円也。アップルの負担となる。
上越市から、佐渡から来たという人も居た。新幹線で来た人、ジェット・フォイルで来た人は足代が自己負担1万円もかかっている。
製品のリコールコストはこれだけでない。不具合を確認する「コールセンター要員の経費」これも膨大だ。自社で大勢抱えるケースもある。
クレーム対応に必要な経費だが、これも馬鹿にできない企業負担となっている。
そこに働く職員のストレスもかなりのものだ。この業界はいつもスタッフ募集をしている。
介護業界同様、賃金が安く、ストレスが多く、きつい労働環境なのだ。
長期間勤務する人は少ない。職種が変われば長期勤務は可能だが、最前線の部門はどこも短期のきつい環境の様である。
職員は皆、若い。若く無ければ務まらない。定年真近な職員を配置して早期退職を促す、ブラック企業も多いように聞いたこともある。
技術革新の裏に潜むリスク。広範な先端技術の習得と対応技術・話法を備えた職員の確保。ロートルおじんにはなかなかついてゆけない昨今の状況でした。