閉校された小学校。管理が行き届かない。
先日、窓ガラスが破れている。と小生の家に通報があった。
学校付近に住む住民が見つけて近所のコミ協会長宅に届けた事件だった。生憎コミ協会長は泊まりの旅行中。奥様から知らせがあった。
早朝である。カメラ片手に出かけてみた。
体育館のトイレの窓枠、通風管、用具室の窓に被害が確認された。
アルミの窓枠は変形し、傷がついている。用具室の窓ガラスは破れ付近にガラス片が散乱していた。近所の交番に行ってみた。
巡回中の看板がかかっていた。外に備え付けの電話で連絡。ほどなく、パトカーが到着した。
署員と現場を確認。署に戻る。
署には引継ぎメモがあった。3日前に近所の住民から届け出があり、所長が確認、引継ぎ書に記載されている。との話。
被害届は誰が?と思った。実は閉校した施設の管理者は「教育委員会」学校ではない。
コミ協はこの閉校した体育館の用具室を借用して災害備蓄品を補完していた。ここの窓ガラスが破れていた。
ここの入れ替え費用は誰が?と思って確認した。
教育委員会で負担する。という。業者に依頼もしている。と言う。被害届を出しましたか?と聞いたら出しません。という。
唖然とした。事なかれ主義。他の閉校した小学校でも同様な被害があった由。被害届を出すと面倒ということらしい。
直せば良いということではなかろう。と思う。犯人が居るはずなのに探そうとしない。警察も被害届が出てないから。と動こうとしない。
これが実態。
実は小生も警察の委員をしたことがあるが、窃盗事件の大半は届が出ていない。出すと面倒ということで、スーパー、書店の経営者は出さない事情がある。半日拘束されて調書の作成に付き合わされる。責任者の仕事ができない。という事情からだ。犯罪防止の切り札である検挙に結びつかない。「面倒」「被害が軽微なので損得勘定」これが最大の原因だった。