旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

秋のブルージュを歩く~「神の家」

2019-11-06 11:11:11 | ベルギー
《手造》ベルギーの美しい街めぐり、二日目。天気予報では今回の旅の間ずっと雨マークだったが、11時ごろ「神の家」の庭にいるころには晴れてきた↓

表通りから

壁にかかれた「神の家1613」の文字にひかれて↓
ちいさな扉をくぐると↓

時間が止まったような中庭

「神の家」に、「貧窮院」という言葉をあてるのはちょっと違う気がする

社会制度が不完全だった時代、財産を持っていても独居することが難しい人は少なくなかった。
財産を寄付して共同生活する場を、宗教団体が提供することは今でもよくある。

**
今では「メムルンク美術館」になっている「シント・ヤン・ホスピタル(聖ヨハネ病院)」も


公共制度不十分だった時代に成立し、1970年代までこの場所で活動していた

入るとすぐに天井の高い大広間になっていて、今はメムルンクの作品が展示されている



かつてはこんな感じだったのか↓

働いていた修道女の葬儀の写真があった

まさに同じ様子が描かれた17世紀末の絵も↓

彼女たちが住んでいたのはこの大広間の屋根裏にあたる場所↓あがっていくことができる

思ったより広い空間。梁はなんと13世紀からのモノだそうだ。

★ここに収蔵されている「ベルギー七大秘宝」のひとつ、メムルンクの「聖ウルスラの聖遺物箱」については別途

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秋のブルージュを歩く~朝市から

2019-11-06 09:50:42 | ベルギー
予報は雨だったが幸いこのぐらいの曇り空

ホテルを出てすぐのマルクトでは水曜の朝市が出ていた
日本の柿はそのままKAKI

「白大根」は焼くとおいしいのだそうだ↓

この黒いのはなに?

チーズ屋さん

グリルチキンがまわっている

この「ピストレット」というベルギーの丸いパンはさくっとした食感が好まれているそうな↓


すぐ近くのブルグ広場はその名前の通り古い砦があった場所

ここに面したクラウンプラザホテルの地下には

かつてあった巨大な教会の遺構が保存されている↓

↑内陣のまるくなった部分
↓埋葬されていた石棺の内部に天使が描かれている↓


↓基礎に使われていた木製の杭

熊の骨までみつかった↓

ブルージュが最初に街として拓かれようとするとき熊と出会った伝説がある。
それでブルージュの紋章には熊が描かれるようになり↓

商工会議所では実際に熊が飼われていた。これは、その熊の骨かもしれない。
**
魚市場では

今でも数軒の店が北海名物の灰色海老をうっていた↓

***
ノートルダム教会に入る
ここでいちばん有名なのはミケランジェロが若い頃の聖母子像↓

ブルージュの商人がミケランジェロ本人から購入して持ち帰り、奉納したと伝えられている。
もともとはシエナ大聖堂のためにミケランジェロが製作していたもののひとつと言われている。
↓祭壇は修復工事の真っ最中でした


ここブルージュが首都だったブルゴーニュ公国時代、最後の姫君マリー・ド・ブルゴーニュの墓がある↓

彼女の父シャルル突進候も隣に埋葬されている

マクシミリアンがブルゴーニュ公国を継承したことにより、後のハプスブルグ家の大繁栄に至るのだが、若くしてマリーが死去した時にブルージュで反乱がおき、マクシミリアンの寵臣ピエールを処刑した。彼の紋章は白鳥で、その墓がノートルダム教会にある↓


ビール醸造は中世当時から大きな商売で、グルートフーズ家は教会のとなりの自邸から専用の回廊をつかって教会に入り、専用の礼拝室からミサに参列していた↓この二階に見える場所がそれ↓




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《手造の旅》ベルギーの美しい街めぐり~ブリュッセル空港到着→ブルージュへ

2019-11-05 14:26:55 | ベルギー
直行便にて15時すぎにブリュッセル空港に到着

今日はそのままブルージュへ向かう、一時間半ほどのドライブ↓左にブリュッセルダウンタウンのスカイラインが見えてきた↓最近は高層ビルが増えているのだそうな↓

環状線を抜けて北へ向かうと、首都特別地区を抜けて東フランダース州に入る↓
↓フランダースのシンボルは黄色(金色の代用)地に黒いライオンのランパント↓

↓アールストはカーニバルで有名なのだそうだ。まだ行ったことがないが、旅造りに入れるチャンスを探そう↓こういうちょっとした情報が後々おもしろい旅につながってゆく

日の入り時刻のまえにブルージュ旧市街の教会が見えてきた↓

マルクト広場すぐ近くのホテルにチェックイン。
暮れた街を散歩にでる
↓ブルグ広場

ブルージュでいちばん古いと言われる橋↓

マルクトで軽く夕食↓ブルージュでつくられているゾットというビール↓

↑ベルギーの小麦ビールホーガーテンも
↓ムール貝
↓北海名物灰色海老の揚げと海老コロッケ

ずっと以前からあたためていた「ベルギーの美しい街めぐり」企画、スタート!

やっと実現しました(^.^)


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次女と、日帰りブルージュ、国際色豊かなご招待夕食

2016-07-22 15:24:23 | ベルギー

ブリュッセル発朝8時の列車でブルージュへ向かう 一時間でブルージュ駅に到着 まだ人も少なく、とてもさわやかな空気。川沿いの道を歩いて旧市街へ入る 

 いつもぎっしり満員のクルーズ船も準備中

10時の船に乗れるまで、すぐ近くのノートルダム教会へ入る。ここはミケランジェロの聖母子像が有名だが、その他にも見どころが、近年よく整備されて公開された。この13世紀14世紀あたりにみえる棺の内壁に描かれていた天使のフレスコ画⇒

グルートフースが家からそのまま礼拝できるようにつくった場所が、少し高いところに見える⇒ここは以前からあったが、そのすぐ上の天井部分に2007年にフレスコ画が発見された。修復をおえて2014年に公開されている↓

**10時から三十分のクルーズ。橋の下をぎりぎりでくぐり

  

ブルグ広場でワッフルといちごをいただきます

人が増えて暑くなってきた午後二時、列車でブリュッセルへ戻る

***グランプラス近くのホテルで休憩して、午後五時にゆっくり街へ

ブリュッセルには日本のアニメをあつかった店もたくさんある原語で楽しめる我々はシアワセ。

****

18時過ぎ、日本人ガイドさんとそのベルギー人パートナーが営むゲストハウスへ到着↓

ちょっとキレイで濃すぎない味の料理は、日本人センスですね●クリームチーズ、リエット、ラディッシュ⇒ ●これ、スエーデン風の調理なんだそうです⇒

●豚肉のビール煮込み⇒豚肉に塩をして一時間ほど寝かせ、こしょうをして鍋に敷き、ビールで煮込む。別調理した玉ねぎを上に敷き詰めつつ。粒マスタードがぴったりの味です(^^)

●OXO(オクソ)というインスタントブイヨンがいいんだよ、と見せてくださった。ベルギーではこれをお湯でとかしてそのままコーヒーみたいにして飲んだりするんだそうだ⇒

ブリュッセルに住むモロッコ系友人お二人が偶然たずねて来て、しばし一緒に歓談。小松がはじめて親しく話したモロッコ人ということです(^^) イスラム教徒だとか、アラブ系だとか、そんなレッテルに意味はない。実際に話をした彼は、著名な映像作成にも仕事にしている、知的な面白い人だった。実際に人と会う事で、不適切な思い込みや差別感情は払しょくすることができる。こういう機会をあたえてくださったブリュッセルの友人に、心より感謝いたします

***

ホテルへ戻る時間に、ちょうど夕暮れとなった。グラン・プラスの建物はライトアップされ、えもいわれぬ幻想的な雰囲気だ。

 

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次女と、シャルトルからブリュッセルへ

2016-07-21 21:59:05 | ベルギー

シャルトルの魅力は大聖堂だけではない。下に流れる川岸が、かつて庶民の居住区だった。このエリアの雰囲気を是非楽しみたい。

かつて街へ入るメインゲートは、今残骸が立っているだけ⇒ これが破壊されたのは1944年のこと。撤退するドイツ軍の仕業。それ以前の1904年ごろの様子が当時の絵葉書にのこされている⇒ 坂を上って大聖堂へ そろそろ09:30.左側の塔へ登ることが出来る。

左側の塔から右のロマネスクの塔をみると↓

どうやら、もっと塔を作るつもりだった場所⇒ おや?ここの雨どいにもおもしろい彫刻がある。下からは分からない場所だ⇒

***

11:34の列車でパリへ戻る  

モンパルナス駅まで約一時間 そこからブリュッセル行のTGVタリス号の出る北駅まではタクシーで 北駅はロンドンへのユーロスターも発着する、大きな駅

トイレ コーヒー自動販売機

ブリュッセル行のタリス号は、半分がそのままアムステルダムへいく⇒ 今回、アムステルダムへもいこうか迷ったのだが、ちょっと忙しくなりすぎるのでやめときました。

タリス号への乗客別レーンに集められ、セキュリティをとおされてから車内に向かえる↓

日本の新幹線ほどの本数がないから、こんな悠長なことがやっていられるのだ。

シートも日本の新幹線とは全然違う。一見豪華・・・でも、巨大ふかふか椅子を用意するよりも、人の居住空間を広くする方が大切だと思うのですが。日本の新幹線は、座った前にスーツケースを置くことさえできるのだから。

***

約一時間でブリュッセルMIDI駅へ到着。そこから一般列車に乗り換え グランプラス近くのセントラル駅へ

***ホテルの前で、突然そらに戦闘機!編隊飛行している✈

今日はベルギーの建国記念日で、そのパレードの一環なのだ。

ベルギーはオランダから武力闘争をへて独立した国。軍事力あってこその建国だといいたげに、戦車や↓

戦闘機も⇒  迷彩用のマジックでこんなサービスもしてくれる⇒ これ、けっこう油べとべとだそうだ。

すごい人出で、セキュリティの警察もたくさん出ている⇒

**ピエール・マルコリーニのお店でミニアイスも楽しむ⇒

*****

今日は友人として案内してくださった地元のガイドさん、小便小僧のすぐ近くに貸アパートを運営しているなんて、しらんかった!下の写真の黄色いドアの左となりを入ると↓

こんないい感じの部屋がありました⇒  もうひとつの部屋はこんなキッチンでいわば民宿スタイルの滞在ができます。

******

グラン・プラスも見ておかなくちゃ。

市庁舎の一角に こんな人を喰っている悪魔の像があって⇒この話の由来、はじめておしえていただきました※また別のところに書きます。

夕飯はこんな⇒

ホテルへ戻る途中にチョコとマカロンを買って、部屋でちょこっといただきました↓

 

 

 

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