旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ヘリタンス・カンダラマの魅力①バッフェで知らなかった食べものたちと出会う

2017-12-29 20:34:25 | スリランカ
カンダラマホテルに滞在する楽しみは、大きく表題の二つなのだと、小松は思っている。
今回はその①
夕食ダイニングの場所はホテル内にいくつもあるが、一泊しかしない場合代表的なバッフェ(バイキング)夕食になるだろう。
それでも食べきれないほどのヴァラエティを楽しめる。
こじゃれた前菜小鉢がずらり、よくある洋風ですね

↓下の写真右上はガスパチョ↓

ううむ、やっぱりスペインで夏に飲む方がおいしい(笑)
チーズもあるけれど、ヨーロッパの方が種類も豊富だし、あちらの気候にあっている気がしてしまう⇒
やはりカンダラマの各種カレーは洗練されている↓スリランカではどこでも出されるものでも、ここでは違うレベル↓

↓こちらの炒め物は?↓

KANKUNとは「空芯菜」のことだった。どうりで好きな味だった(^.^) TEMPERUとは「炒め」の意
カレーにつけあわせる副菜もたくさん種類がある↓おおざっぱに言うなら「漬物」だ

「アチャール」はネパールでもこう呼ばれていた
「サンボル」「チャツネ」・・・どう違うのか、小松には説明しきれません
↓下は朝食のバッフェに出ていたモノ↓下段真ん中のLUNUMIRISって?↓

調べてみると「ルヌ」は塩、「ミリス」が唐辛子 でした。
こういうのを英語でもちょっと付記してくれていると、食べてからびっくりしなくてよいのですがねぇ(^.^)

↓こちら「ジャグリー」は椰子の蜜からつくられた黒砂糖とよく解説してあるが、サトウキビも使っていると思われる

手作りなので味わいがちがっておもしろい

★UGRASSAって?↓

「インドの梅」だと解説してあるものがあった。
二種類があってRATAはマレーシアからの渡来だと解説されていたものがあった。いずれにしても昔から東南アジアにある果物のようだ
食べてみたのですが・・・味はあまり感じられずおいしくはおもえず・・・
★ROSE APPLEって?↓

「台湾では『ホトウ (蒲桃)』というのよ」と教えてくれた方、割ってひと口食べて「もっとおいしいのよ、ほんとは」との感想(笑)

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ダンブッラ石窟寺院で花を食べる猿

2017-12-29 18:50:37 | スリランカ

「あ!気をつけて!!」うしろからの声をかける間もなく、奴はうしろから襲いかかった。
手に持っていた花束がひっつかまれて、花びらがばらっと落ちた。それを持って横の塀に飛びあがった。
むしゃむしゃ食べはじめた↓

仏様に捧げる大きな蓮の花。猿がそんなものを食べるなんて知らなかった。
ダンブッラ石窟寺院を見学する入口で売っている↓

ひとつひとつ袋に包んでくれたのは、猿除けだったのか。
でも、猿どもはゆるい坂をのぼってゆく我々のうしろからひそかに狙っていたのであります↓注意すべきは犬より猿だったのか


**ダンブッラ石窟寺院は2017年1月に訪れた時と、入口が変わっていた。以前は巨大な黄金色の仏像がある寺が入口だっただが
バスは岩山の逆側に入ってゆく。そこには中世13世紀ごろかと言われる遺跡が森の中に垣間見えた。 
ダンブッラ石窟寺院は今は遺跡のようになっているが、一千年以上にわたって繁栄した大寺院だったのである。往時には周辺におびただしい数の寺や仏塔や岩窟寺院もあって不思議はないのである。↓下は「Kings way」と書かれた、石窟寺院への階段であります↓

ガイドさんの話によると、ダンブッラの石窟寺院の「利権」を独占するGOLDEN TEMPLEに対して、岩山の裏手にある同じぐらい由緒あるお寺が訴訟を起こしたのだそうだ。結果、現在では裏の寺が入場の「利権」を譲渡され、我々観光客はチケットを買うために必然的に裏へわまることになったのだった。
まぁ、こういう場所があることが理解できてよかったのですが。


最後は同じ、石窟寺院に到着↓

靴を脱いで、六つの洞窟がならぶ岩山の入口へ↓


★入口で靴を脱いで預けるところがある↓のだが

すぐ前にこんな看板もたててある↓

自分の靴を自分のカバンにいれて何か問題ある?
これって、靴預かりの人がチップもらうためのものじゃありませんか?

★男性で膝丈の短パンの方が「足が出ているのでかくしてください」と、パレオみたいな布をレンタルされた(有料)↓

あきらかに露出過大な欧米人はしかたないが、以前は膝丈の短パンなんかにイチャモンつけたことなどなかったのに。
ただただ仕事を増やしたいだけでしょうねぇ。


※石窟寺院の解説については、こちらに以前書いたものがあります









見学が終わってバスにのって、そのままGOLDEN TEMPLEは無視して行こうとするので、「あの黄金巨大仏もちょっと見せておいてください」とお願いして、以前の入口前を通ってもらった↓

やっぱり、こちら側が入口という感じがする。
あごの下に黒く見えるのはほくろ?いえ、ハチの巣だそうです(笑)


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クルネガラの巨大仏を横目に

2017-12-29 15:45:12 | スリランカ

クルネガラにはゾウの形をした巨大な岩山がそびえている。
その姿に目を凝らすと、何か白いものが乗っている↓

ほとんどガイドブックには載っていないが、見る度にびっくりさせられる。
巨大な仏像だ↓

ガイドさんは「新しい、べつにたいしたものじゃない」とわりに冷淡なのだが、観光客としてはすなおに興味がわいてくるじゃありませんか。
しらべてみると、完成は2003年。確かにとても新しいものではある。
ネットの写真を見るとしかし、かなり行きたくなる場所になってきた※ここに引用しませんが(笑)

高さは二十メートルあるようだ。

なぜ?あそこに建設されたのだろう?
ちょっと歴史をしらべてみた。

スリランカの王朝首都は紀元前から一千年以上もアヌラダプーラにあった。
だが、南インドの王朝の侵略をうけて1017年にポロンナルワに遷都。
続く時代にも南インドの王朝は南下侵略を続け、シンハラ人の王朝はポロンナルワも失い、さらに南にあるいくつもの町に遷都した時代がある。

このクルネガラにはパラクラマ・バフー三世が1287年に都をおいて、
約半世紀の間三人の王がここからシンハラ人の王国を支配したのだった。
シンハラ人の王の証である「仏の歯」もまた、このクルネガラにあった時代があるのだ。
※現在は最後の王朝があったキャンディにあるものです

この歴史から、アヌラダプーラとポロンナルワには遺跡と呼べるものが数多く残されており多くの観光客も参拝客も訪れる。
それに比べこのクルネガラは、ずっと大都市であり首都でもあったのに、歴史的な遺構は少ない。
地元の人々から町の歴史を象徴するようなモニュメントを建てようという動きは、1960年代にはじまっていた。

それがかたちになったのは、1997年。クマラトゥンガ大統領が巨大仏像のプロジェクトに対し、街を見下ろすゾウ岩の上の土地1エーカーを使える許可を出したのだった。
コンペが行われ、2001年にはじまった建設はふもとから一キロ半の資材搬入道路を建設した。
岩を平らに削り、風速140メートルにも耐えられる基礎をつくって、土台から約三十メートルの巨大座像は2003年に完成した。

・・・この像へ行く日本のツアーはひとつもない。バスや車でどこまで上がっていけるのかも分からない。
だが、いつか(いつ?)、あの仏像の元からクルネガラの町を見晴てみたいと思った。

****
クルネガラは現在でも人口158万の大都市。
19世紀大英帝国の支配下においては1864年にはじめてコロンボ⇔クルネガラ間100㎞の鉄道が開通した町でもある。
↓今でもそれを記念する機関車が駅近くになにげなく置かれている↓


この鉄道は当時栽培していたコーヒーを産地から港まで運び出すために敷設されたものである。

あれから百五十年、未だにまったく電化されてはいないのだが。







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「ホッパー」を食べて出発、「ヘラパ」をつまんでから「ゾウの孤児院」へ

2017-12-29 12:56:08 | スリランカ
スリランカに来ないと食べられないこの「ホッパー」↓

スリランカ人にとってはソウルフード=故郷の味のようだ。
⇒※こちらにもう少し書きました

同じ材料を使っているが、見かけは一口サイズ麺のような「string hopper」↓


ヨーロッパやアメリカの朝食では見られないメニューがいろいろ用意されている。
この「ドーッサ」というのは南インドのクレープ↓

鉄板に記事を流してからシェフがしばし消えてしまい、ちょっと不思議に待つ我々
もどってきたころには、生地は焦げてしまってやりなおし。
こうなることはわかっているだろうに、ねぇ。

「ホッパー」とこの「ドーッサ」、
生地を焼くところは似ているが、生地を構成している材料が違う。
「ドーッサ」は米粉は使わず、小豆大の白い豆をつかうのだそうだ。

出来上がっていたこの生地に↓

カレー味のマッシュポテトを巻いたりするんです

↓こちらは「ウプマ」南インドとスリランカでセモリナ粉をベースにして練ったもの↓

これだけではあまり味がないお粥みたいなもの。

↓モルジブ・フィッシュのカレー↓

モルジブではカツオの加工品が大きな輸出品になっている。
カツオ風味のカレーです(^.^)

さすがスパイスの国、調味料は豊富に用意されております。


朝からどんどん食べてしまう。

空港近くの自由貿易地区は繊維メーカーをはじめ、たくさんの工場があって多くの人々が働いているのが感じられる

村にはこんなノボリがよくたっているとおもったら・・・今回も選挙なのだそうだ↓

★いつもスリランカの選挙の時期にいきあうなぁ、と思っていた。
調べてみると、北海道より少し小さめの国土に二千二百万人ほどの人口。
そこに国会議員は二百二十五人。対人口を考えれば日本とそれほど違わないか、むしろ少ない。

しかし、全国が25の県に分けられていて、それをまた9つの州にして議会がある。
これは非効率・二重行政ではないかしらん。
日本で言えば、関東や関西といった地域でも議会があるようなものだ。
だから、いつ訪れても選挙ばかりやっているように思えたのかしらん。
**

★いつもお茶休憩をするアンベプッサで、スリランカらしいお菓子をみつけた↓

⇒「ヘラパ」についてこちらに書きました

午前十一時頃、ピンナワラの「ゾウの孤児院」に到着。はじめは孤児を助ける施設だったので、今でも「オルフェナージ(孤児院)」と呼ばれるが、今はここで生まれるゾウの方が多くて、現在八十八頭にもなっている。
入場料おいくらぐらいと思います?
実は国籍によって二種類に分かれている↓下の写真で、一般外国人は2,500ルピー(約二千円)、「SAARC」諸国は700ルピー(約五百六十円)と表示が見える↓

SAARC諸国の内訳は下記の通り↓

発展途上国においては、こういう措置も必要。モノに定価はない、入場料も貧富によって格差があってよい。

小象が鎖につながれていた↓※この話は別に書きました


今の時間は、ほとんどのゾウは川で水浴びしている、いってみよう
村の道をあるいていると、大きな「おとしもの」もあるので気をつけましょう↓犬のモノとはひかくになりませんから↓


ヤシの実ジュースを売っていた↓

地元の子供たちはもちろん大好き↓

飲み終わった後に実を割って、内側をこうやってすくって食べる↓これが「ナタ・デ・ココ」であります↓


川を楽しむゾウさんたち↓

でも、以前のように観光客のすぐ近くにゾウをこさせないようにしている。
やがて十二時になり、川から園へもどるタイミングが、いちばん身近にみられるチャンス↓

係り員は止めるが、バナナ売りは商売を止めない。
鼻の良いゾウさんたちがそこへ、んょ~んと鼻をのばす↓

こわがらなくても、噛まれません。鼻には歯はついてませんから(^.^)


★ゾウの行進2017、12月版動画、こちらからごらんください










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