金剛山駐車場脇の大きなエゴノキに、可愛らしい実がぶら下がっているのを見つけ、
近寄ったところ、枝の先に花が咲いたようなものを見つけました。これはなに?
帰宅後、調べてみますと、、、、
エゴノキにつく虫えい(虫こぶ)で「エゴノネコアシアブラムシ」だそうで、
猫の足に似ているので、こう呼ばれています。
エゴノキで越冬したエゴノネコアシアブラムシの卵がふ化し、新芽を食べると
新芽が刺激を受け、この形状の虫えいが出来るのだそうです。
バナナ状の房の一つ一つに無数のアブラムシが入っていて、成虫になる7月
中頃~8月初旬にかけ、写真のように虫えいの先が開き、成虫が元気よく飛
び出していきます。
秋になると再びエゴノキに帰り、冬芽に卵を産み付けます。
これを繰り返しているのです。
台風11号通過後、もう一度見に行きますと、強風で枝から落ちた
虫えいが、裂けて転がっていました。裏返して見ますと、このよう
にアブラムシが沢山ついていました。
アブラムシはなぜ、エゴノキに寄ってくるのか? エゴノキはどうして
アブラムシを呼ぶのか? 何か共存関係みたいなものがあるのでしょうか。
もう少し調べてみようと思います。
エゴノキの実。
熟してくると(10月頃)実は裂け、種子を散布します。金剛山
でお馴染みのヤマガラ、カケスなどが好んで食べに来ます。
イワタバコ(イワタバコ科)が咲き始めました。
ハグロソウ(キツネノマゴ科)
ヤマユリ(ユリ科)
登山道(バス道)沿いの斜面に、ヤマユリが濃厚
な香りを放ち始めました。
カトラ谷の登り口付近に、おいしそうなイチゴが…。
エビガライチゴ(バラ科)の果実で、食可です。
こちらはイナシロイチゴ(バラ科)の果実。
イナシロも食べられます。
(2015・7・20)
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