昨日、宮崎はあいにくの天候
朝起きてから散歩にも出られず姫さまと本を読んですごした
本の中に「ドーナッツ」が出てきたときに思わず
「ドーナッツが食べたいね」と云ってしまい、当然のことながら姫さまの賛同を得た
「今日、お仕事が終わってドーナッツ屋さんが開いてたら買ってきてあげるよ」と軽く請け負った
夜、帰宅して玄関が開いた瞬間に
「ドーナッツは?」との問い
案の定、忘れていた父
「もうお店が閉まっていたのよ」と・・・・
淋しそうにしている姫さまをみて、ママが「もう歯磨きしたから明日にすれば?」
淋しそうに父を見る姫さま
「よし、今から開いてるお店を探して買ってくるよ!」と決意表明
淋しそうにしている姫さま
「どうしたの?」
「**も行きたい・・・・」
「・・・・・・」
「んじゃ、上に一枚はおっておいで」
「うんっ!!!」
そこに「んまぁまぁぶぅー」と不満げな王子
なぜか王子はサンダルを履くために玄関に座り込んでいる
「行くの?」と父
「あいっ・・・・・んばぁー」と王子
結局、近所のスーパーまでドーナッツを買いに行ってきた
珍しい夜のお買い物に姫さまは上機嫌だったけれど、突然姫さまが語りだした・・・
「ひとりで遊ぶのも楽しいよねっ」
「どうしたの?今日は幼稚園でひとりだったの?」
「うん」
「**ちゃんはどうしてたの」
「**ちゃんはXXちゃんと家族ごっこしてた」
「いれてくれないの?」
「んー、あのね、2回「いれて」って云って「ダメよ」って云われたら入れないの」
「で、ひとりだったの?」
「んー」
そこからイロイロと話は巡っていったのだが、やはり新しいクラスになかなかなじめないらしい
こういう話は心が痛む
かといって親父が出てって「遊んでね」じゃ逆効果だし奥さんもなんともしようがない
「給食は@@ちゃんたちといっしょに食べたよ、明日はやきそばにゼリーっ」と明るいところもあるので思い悩まない方がいいのだが・・・・
誰もが乗り越えなければならない坂道なんだろうけど、なかなか大変そうだなぁと父は感慨深くなってしまう
甘やかして育てたので少し協調性がないのかも知れない
父の頃は「年少」というのがなかったのでいつも近所の子供たちと遊んでいた
パン屋のヒロ君が親友で、午後になると兄ちゃん姉ちゃん連中といっしょに遊んでいた
幼稚園に入ってからはなぜかしらサッカーに熱中して毎朝園庭に陣取ってクラスの子供を集めてはサッカーばかりしていた
協調性はなかったけれど体と声が大きかったのでなんとかしていたのだろう・・
帰宅してドーナッツをほお張る姫さまはもういつもの姫さまに戻っていたのだが、姫さまももう淋しいことや楽しいことをいっぱい抱えているということを忘れないようにしなければならないと感じた夜だった
<今日の気付き>
ヒロ君は、ある事件で頭から血を流して泣いていたが犯人である父とはその後も仲良しだった
子供の心って本当にわからないので過剰に反応しないように気を付けねば
といいつつ、ヒロ君の父はあの時どう思っただろう・・・と考えてしまった