Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

【読了】 四月になれば彼女は 川上健一

2010年08月05日 | 読書
April come she will.

PaulSimonの作った歌詩を主題とした自伝的小説

もともとの歌詞とメロディーはなんとも情景的なもので
美しい四季の流れと彼女のこころの変遷を重ねている

青森の春先だけの物語であり、直接的な歌詞との関連は
見受けられない
強いて云えば、三月という時期だけだろうか

青森の雪どけ、泥にまみれながら社会のうずを見始める
青年のモラトリアムと旅立ち
少々武勇伝の感は否めなく、椎名誠と比べてしまうのは
小生だけだろうか



原詞では最後に
A love once new has now glown old.
と閉めている

実のところ、最近はこういう青春物に弱い

A man once young has now glown old.

身体中色んなところに「老い」を感じて弱気になっているのだろうか


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【読了】 眉山 さだまさし

2010年08月05日 | つれづれ
幻冬社の書籍、「精霊流し」「解夏」ともに読んでいないが
少し気になっていたのでBOにて購入
帰省の間にささっと読了したが、大して何も残らないままだった

情景は浮かぶものの大きな主題はなく
ストーリーとしてはありふれている感は否めない

もともと彼の作品(詩歌)は嫌いではないが
少々ドラマ仕立てが大げさであり、日常の裏にあるどうしようもない
真実に踏み込んだものを感じない

売れたわりには??というところか
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