98年の作品、直木賞候補となった
自伝的小説なのか自伝なのかわからないが
直木賞候補ということであれば小説なのだろう
(そもそも小説という定義がわかっていない)
先に満州からの引揚話である「赤い月」を読了
しており、その書評から本作はいつか読もうと
決めていた
「赤い月」の主題が実母の人生であれば、本作
は実兄の話といえる
ストーリーは重複するものの自分自身に大きな
影響を与えた二人を描写しきることで自伝とし
たものではないだろうか
日本という国が実際に戦争という愚かな行動に
出た結果、その片隅で翻弄され続けた家族がい
て、その傷は戦後65年経過した今でも形を変
えて残っているということか
今日は広島の原爆忌
あのとき、8月6日に新型爆弾を投下されたの
だが、それでも戦争終結を選べなかった結果
9日に長崎でも惨事が起されることとなった
ただ、あの頃の情報伝達速度を考えれば長崎の
9日投下は最後通牒としていかにも性急であり
米国が戦争終結以外の実験的な意思を持ってい
たことは確実だ
戦争という名の下で想像のつかない愚行が行わ
れたことは必ず記憶に留めなければならない
たった一つの目的「二度と愚行にはしらない」
ということのために
自伝的小説なのか自伝なのかわからないが
直木賞候補ということであれば小説なのだろう
(そもそも小説という定義がわかっていない)
先に満州からの引揚話である「赤い月」を読了
しており、その書評から本作はいつか読もうと
決めていた
「赤い月」の主題が実母の人生であれば、本作
は実兄の話といえる
ストーリーは重複するものの自分自身に大きな
影響を与えた二人を描写しきることで自伝とし
たものではないだろうか
日本という国が実際に戦争という愚かな行動に
出た結果、その片隅で翻弄され続けた家族がい
て、その傷は戦後65年経過した今でも形を変
えて残っているということか
今日は広島の原爆忌
あのとき、8月6日に新型爆弾を投下されたの
だが、それでも戦争終結を選べなかった結果
9日に長崎でも惨事が起されることとなった
ただ、あの頃の情報伝達速度を考えれば長崎の
9日投下は最後通牒としていかにも性急であり
米国が戦争終結以外の実験的な意思を持ってい
たことは確実だ
戦争という名の下で想像のつかない愚行が行わ
れたことは必ず記憶に留めなければならない
たった一つの目的「二度と愚行にはしらない」
ということのために