帰省譚

何年ぶりかの５連休をとって帰省していた
奥さんの実家に７泊、父の実家に１泊して９日間フルに外出していた
奥さんの実家には毎年々々何度も世話になるばかりで反省しつつも、
ほかに行くところもなくまたお邪魔してしまい感謝の念にたえない

今回の休暇中は
①義父の法事
②新幹線なるほど発見デー
③大蔵海岸で海水浴
と前半で大体のプログラムをこなし後半はうだうだしていた

②は、今年も暑かった
毎度、このイベントは暑さと不便さとの戦いのようだ

来年以降、どうするかな

③は、待望の海水浴
どうだろう恐らく２５年以上泳いだことのない故郷の海への凱旋だった
大蔵海岸自体が不幸な事故もあって海水浴場としてなかなか開放されな
かったようだが、そのおかげかどうか、非常に魚影の濃い海になっていた

赤ベラ、アジ、コチの定番連中は波打ち際近くでも足許にたくさんいて
姫さまも王子もゴーグルで覗くだけで「いるいるっ！」とはしゃいでいた
父は人口浜の出口手前まで泳いで少し潜ってみたが、久しぶりの素潜り
なので息が続かないなか、イサキのほかにスズキかと思われる３５～４０
ｃｍ程度の魚が４－５匹泳ぎ回っているのを見かけた
魚は横から見た図しかなく、なかなか上から見ても判りにくいのだ

海水浴場中央には岩場が仕込んであり、その根元あたりも潜ってみた
ムラサキウニもいたし、ガシラに加えてアブラメなども

久しぶりの故郷の海、わずか２時間程度の里帰りだったが、思いのほか
きれいな海になっていて安心した
あんなに魚を見せられると、明石で就職して釣でもしながら暮らしていた
方がよかったのかな・・・と少し考えさせられた
後輩の死もあって、最近いろいろ考えなくてよいことを考えてしまう


その夜、姫さまは奥さんといっしょに神戸の友人宅に泊まり、王子は
父の実家に泊まって明石のばあちゃんを喜ばせてくれた
子どもの笑顔は、「おねしょ」のおまけつきでも老親を元気にしてくれる


金曜日にはガレージＢＢＱということで、少々飲みすぎてしまい
土曜日のうちに川崎に帰ろうとしたものの、ちょっとした忘れ物で
すっかり帰る気を失ってしまった
結果、日曜日の早朝に帰京した


明日からまた、さえないサラリーマン生活が始まる
職場の仲間に迷惑をかけていなければよいのだが・・・・


皆さん、ありがとう