大阪に単身赴任となつてそろそろ一年になる
ただ、あんまり大阪にはいない
大阪・神戸と九州を担当している関係でやたら九州にいることか多い
思えば、去年の今頃にいやな予感がしていた
なぜ単身赴任なんてことを容易に認めるのだろう
家族と離れるなんて大変なことだ
一方で、子育て支援だとかなんとか、育休だとかなんとか
働き方見直しだとかなんとか
そういいながら
家族と離れて暮らしてみて
家族の大切さが身に染みているのも事実だ
やはり家族は愛おしい
自分には家族が二つある
自分を育ててくれた家族と、自分が育てる家族だ
今回の単身赴任は、27年ぶりに自分を育ててくれた家族に
近いところに住むこととなった単身赴任でもある
25歳で家を出たとき、父親が死んだぱかりで気落ちしている
母親を残して出て行ってしまった
当時、母親は56歳
今の自分とそんなにかわらない歳だった
いま、母親はあまり会話もできず体も思うように動かない
そんな母親を見るのがつらい
一方で、自分の育てている家族は日々楽しい話題を送ってくれる
娘は最近、ビミョーな目線で父を見ていて難しいキョリからアプローチ
してくる
でもやはり、娘というのはいつまで経っても愛おしい「こータン」だ
天真爛漫のふるまいに一喜一憂していた頃がどこか心の隅に残っている
「てーぽんっ!」って云われると何でもOKだ
息子は、力が入ってしまう
(この間の試合の三塁打、軸ができてるかな)
娘には「ガンバレ」といいながらどこかで「無理するなよ」と云ってしまうけど
息子には何も云わずに心の中で「まだまだ行けるぞ、もっと行けるぞ」と言って
しまう
そして、結果を見せてくれると娘も息子も宝物に見えてしまう
この子達のために苦労するならやら
やらない選択肢はないなって思ってしまう。
そして、奥さんには
彼女たちのいろいろなこと任せてしまってゴメンね
本当にいろいろとやってくれてありがとう
自分は、本当は貴方といっしょに、家族といっしょにいたいよ
世界中の誰よりきっと貴方に感謝してる
と伝えたい