Remains of The Accidents

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進路、進路

2017年09月19日 | 単身赴任

 

 

とうとう姫さまの受験

奥さんも心配している

 

昨日、姫さまと少し話す時間があった

「なんか、なりたいものがあるの?」

「う~ん、前は建築士。でも、レイアウトとか考える

コーディネーターみたいのが、いいかなって思ってた

けど、なんだかどうでもいいかなって」

そうだ、夢とか、目標なんかはっきり持ってるなんて

少数派だよ。

「今は、早く大学まで進んでゆっくりしたいよ」

そうだよ、そうだ。

 

父もそうだった

 

別に何にもなりたいなんて思わずに中三になった

そしたら、石田先生に出会った

一所懸命の石田先生

カッコ悪い石田先生

ダッサイ石田先生

 

 

「先生ってええかもな」って頭に浮かんだ

あの日、「なりたいもの」な姿が見えた

それを引きずりながら、大学に進んだ

教育実習にも行ったが教職の道には進めなかった

 

中三の秋、進路面談の日、開口一番に

「あ、お母さん、😋君は、全然大丈夫ですよ。🐙高校、OKです」の笑顔

「クラスのこととか、本当によくやってくれてるんで、助かってます!」

の声に、母親は歓喜した

 

帰路、母親の笑顔が忘れられない。

合格発表になった、すぐあとに姉が友人との電話で

「うちの弟、🐙高やねんで」と自慢していた

カッコイイジャージを買ってくれた

 

 

 

その後の人生は周知の通り

だから、姫さまに話した

高校はまだ「結果」じゃない

大学も

 

父は、決して成功者じゃない

でも、あなたに不安を与えずに暮らしていけるだけのものは

集めてこれた

 

どんな動物も宿命は、子孫を作り、守り育てること

人生の途中には色々あるけど、平均点より上にいれば

いつでも上がっていけるさ

上がろうと思わなくとも上がるときは上がるよ

 

そんな視点で負けずに過ごしてくれ

 受験は人間の価値を測る試験ではない

 

 

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