Remains of The Accidents

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健康でいられること

2021年01月13日 | 子供たち



正月もおとなしく自粛して自宅にいたところ、長男が臀部に痛みを
訴え、休日・夜間診療を訪ねることとなった
以前、同じ症状が出たときに手術していただいた地元の大学病院
診察を待機している最中にも「救急車、到着です」「発熱外来です」
と緊迫感のある声が聞こえてくる

ようやく診察となったが、当然専門医はおらず外科医師に患部を
みせて判断を仰いだ
・痛みのもとはやはり膿瘍
・膿瘍はまだ大きくない
・穿刺して膿をだせる確率は低い
従って、抗生剤と痛み止めを経口投与して効果を期待しようという
ことで診察完了、この時点では長男もなんとかなりそうな感触だっ
たという

その後、24時間開局している薬局に処方箋を持参
処方された薬のうち、漢方薬の在庫がないとされて困惑
漢方薬より痛み止めが必要なのだと訴えても、処方箋単位でしか
提供できないという
こういう融通については議論か配慮があってもよいかと思う

少し離れてはいるが、近隣の薬局なら在庫はあるとのことで
そちらに迂回して薬を入手

翌日、様子を見るも痛みは増すばかり、膿瘍も大きくなっているという
夜が明けて、仕事始めの日ではあったが午前の外来に長男を連れていっ
てから出勤することとした

受信した結果、
・経口薬は患部に届いていない
・点滴で薬剤を投与すべき
・点滴は一日二回から三回必要
とのことで小児外科にベッドの空きがあったことから即時入院した

これが月曜日の話、結局水曜日の段階で膿瘍が大きくなっており
木曜日朝の診察により穿刺することとなった

前回は幼児だったので、全身麻酔だったのだが、今回は麻酔をする
なら局部麻酔、ただ麻酔の注射自体が強烈に痛く、三回注射するな
ら一回で穿刺した方がよいとのアドバイス
長男は無麻酔での施術でよいとして臨んだ

午後、迎えに行ったときに
「人生で一番痛かった、気を失いそうになった」と話していた
何やら、穿刺したのちにできるだけ膿を出すために口を広げて
さらに掻き出したようで、この世のものとは思えないほどの痛み
だったという

ただ、穿刺してしまうとあとは良好に推移して金曜日の午後には
退院できた

長男にとっては大変な一週間だったようだ


この間、意図せず医療の現場に通うこととなってしまったが
一般の疾病や傷病で入院されている方も多く、こちらの面会は禁止
洗濯物などに持つは専用の受付窓口に預託して本人に渡すこととな
っていた
また、面会ができない中、各階病棟のロビーでは携帯電話で話し続
けている方も多く見受けられた

皆、不便にしている
医師、研修医、看護師、事務方の皆さんも昼夜を問わず働いておられる
ところを見てしまうと、我々一人一人のエゴを感じざるをえない
今回も大変世話になってしまった

自由を叫んで、自粛を拒否するとするのは簡単だ
ただ、感染症というものは自己責任で解決できるものではないし
責任のとりようもない

他者に感染させない絶対策はない
自ら発症した際にも、周囲は放置できない
遺体ですらおいておくわけにはいかない

厄介なものだから、早く片付けよう
そろそろ限界だという場所を見てきてしまった素直な感想だ

コメント
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