Remains of The Accidents

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年の瀬は年の始まり

2024年12月31日 | つれづれ

暇だったので、少し大きな本屋に行ってきた。

昔から用もなく本屋でいろんな本棚を漁るのが好きだったので
本屋や図書館に行くと無限に時間を過ごしてしまう。

最近は方々に大きな図書館ができているが、何気なく立ち寄る
には場所が不便だったりするので、こんな日はやはり本屋となる。

以前に比べて本屋が減ってしまい、そこそこの駅の近辺でも
本屋が見当たらなくなった。

代わって目立つのがブックオフなどなのだが、こちらはあまり
興味深い本がなくてつまらない。

Web上のコンテンツが多くなった結果なのだろうけど、やはり
本屋は本屋で存在してほしい。

インターネット通販で稼いだ消費税かなにかからリアルの本屋に
分配するようなことはできないのだろうかと真剣に懸念している。

 

さて、年の瀬を本屋さんで過ごすのも少し変なのであるが、本屋には
大好きな本が並んでいて、こんなときにしか存分には楽しめない。

今日、覗いた本棚・・・。

まず、鉄道関係で一冊、関西では私鉄のことを○○電車と呼び、関東では
○○線と呼ぶことに関する考察本。関西は民営>官営で、関東は逆なのだと。

阪神と阪急は今でこそ共同持株会社を親とする兄弟会社だが、最初は当然
ライバル関係にあって、阪急が後発だったのだという。

足元をウロチョロするぽっちゃりしたガキんちょが少し邪魔だったのだが
そんなことには動じずに閲覧を続けた。

 

次に、科学系の雑誌コーナーで「NEWTON」をチラ見。
そのままコーナー深部まで足を延ばして精神科学のところに行った。

そこで目についた「運のよい人は自分を運のよい人だと思っている」という本
をパラパラとななめ読み。

気に入った点は、己の行動が運/不運のいずれの結果を呼んだかがわからない
中で、自分は運がいいと信じられるひとは、ほとんど必ず運がよいのだとする
考え方だ。

根拠のない自信が最強の武器。

友人iの言葉を裏付けるものだ。

 

その勢いで、何故か宗教系のコーナーに進むと「歴史に登場する神社」という本が目に。

大した内容ではないが、昔から鉄道と神社は好物なので、少しの間、この
コーナーに時間を費やした。

ただ、通りすがる人がみなチラ見するので、なんだか居心地が悪かったのだが
原因はその下の本棚にある新興宗教系のコーナーだった。

大川隆法氏のものなど色々な著作が並んでいるのだが、中には「運が強くなる」系
の著作も並んでいた。

これも一種の宗教なのかなぁと眺めていたのは、時折私鉄のドア横のスペース
に広告を載せている○○出版のものなのだが、彼の広告によれば「読むだけで
運が強くなる」ということらしい。

やはり運がよくなるためには、運河よくなると信じることが大事なのだろう。

自分なぞまだまだ修行が足りないその他の衆生にすぎない・・・。

 

さて、それから資格関係のコーナーにまわってみると、存外いろいろな資格がある
もので。今回手に取ったのは「ドローン」の操縦資格についての解説本。

この資格もずいぶん一般化して既に10千人以上のパイロットがいるとのこと。

で、気になったのが埼玉県で免許合宿があり、研修が終わると実技試験が免除に
なるというもの。

すごく気になって、帰宅したら早速調べてみようとスマホにメモっておいた。

三食温泉付き保養所個室などとされていて、夕飯も豪華なものだったので
退職後に少し時間ができたら、是非行ってみたいと思った。

 

 

都合、3時間ほど本屋にいたのだが、少し世界が広がって新たな年も
迎えられそうな気分になったのだが、帰宅する電車の中ではたと気づいた。

何も買わずに出てしまった・・・。

こういう輩が駅前の本屋の敵なのかもしれない。

コメント
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