云わずと知れたコミックスである
TVシリーズも終わり、映画も公開されているがほとんど見逃している
隣家から借りてきて拝読
まぁ面白いのなんのと、ついつい23巻も読み通してしまった
家族、特に奥さんから「モーレツなスピードで読んでいる」ように
云われるが、普段読んでいる小説などに比べて格段に文字が少ないので
これは当然のこと
起承転結で云えば、「起承転」まで痛快に展開させておいて
「結」にやや疑問ありというところか
少々無理のある設定ながら、ときおり混じる福岡弁がほとんどの
ストレスを打ち消してしまう秀作だ
ロバート・ゼメキスなどアメリカの映画監督たちの作品によく含まれて
いたような笑いのエッセンスがこの作品にも随所に盛り込まれており
簡潔ながら深く笑わせてくれる
ちなみに、クラッシックに疎い父は作品中に出てくる名曲について
その曲名などがほとんど解らなかったし、記憶にものこらなかった
知っていたのは「ウィリアム・テル序曲」くらいか
父が学生だったころに、父が赤ん坊だったころのことを書いた小説
”オリンピックが終わってからというもの青山通りに車が増えた”などと
父の知らない東京のほんの小さな出来事が綴られている
松本隆は80年代の代表的な作詞家で、松田聖子などのヒット曲を
たくさん手がけていた
父は、松田聖子の歌った曲が大好きだ
松本隆の詩に呉田軽穂名義の松任谷由美が作曲した世界を
松田聖子という偶像(もしかしたら初音ミクのような感じ)が歌うのが
本当に大好きだった
”煙草の匂いのシャッに、そっと寄りうから”
といいながら季節外れの海まで来てから
”ほかに人影もなくて、急に気まずくなる”といわれてもなぁと
まじめに考えていたものだ
本作の描く60年代はピンとこないけれど
父たちが青春を過ごした80年代は少なくとも楽しい時代だった
ひとことで云えば、未だ、あまりバレていない時代だった
90年代以降、なんだかすぐに色んなことがバレてしまって
夢を持ちにくくなってしまったような気がする
Internetが増殖してしまった後はもっと顕著だが・・・
あの頃、男と女が最終的に何をするのかは知っていても
女の子は”Kissはいやと云っても反対の意味よ”と知らないふりをして
男の子には”黙り込むともりあがる”不器用さを出してしまうのがいいのだ
あぁ80年代に帰りたい!
ちなみに読んで面白い小説ではなかった・・・orz