この一週間、私のシステムの調子が良い。スピーカーからの音離れが非常に良く、スピーカーの周りで音楽を奏でている。まさに3Dサウンドになってきた。奥行きがあり、左右に広がり、音場、音の粒立ちとも良い。
この要因を考えるに、恐らく、CDプレーヤーのDACやSRCの電解コンデンサ(OSコン)の足を極力短くして、再半田した事だと思う。
DACのマニュアルに書いてあり通りである。コンデンサとDAC ICは、最短で配置しなければ、そのICの実力を100%発揮できない。
しかし、OSコンの特徴から、熱を加えた後は、ダメージを取り除くため、200時間以上は通電して元の特性に戻してあげないといけない。なんとも、厄介な代物であるが、特性が元に戻ると、驚くほど威力を発揮する。
それで今週は、再半田から、2週間位経過したのである。
他にも、シーメンスのECC88とか、Mullard 12AU7の交換の効果もあると思うが、ヘッドホンで聞いても、良くなっているのがわかるので、CDプレーヤーの効果が一番大きいと思う。
この電解コンは皆見落としやすいポイントと思う。 かつ、デジタル部はテッパンでOSコン使用ですね。
でも、今、ひとつ面倒な事は、真空管のプリやパワーの目覚めが悪い事だ。しかも、電源を入れただけでは駄目で、20分くらいは鳴らしてあげないと調子が出ない。