先日の抵抗変更の結果に驚き、もしやしてと思い、今度はボリューム変更に乗り出した。
現在使用中のプリアンプのボリュームは、アルプス製が使ってある。
尚、右側は音量粗調整用のアッテネータ。なんせ、パワーアンプが球のくせに75Wx2もあるので、このアッテネータが必要。
搭載スペースの制約が27mm角がMAX.なので、今回ターゲットとしたのは、東京光音の2P-2511Sとした。これは巷でも評判のボリュームである。アルプスの比じゃないと。
早速、このボリュームを探しに出かけた。有った、有った、私のアンプ用の250KΩも有った。
しかも、2511と2511Sの2タイプとも有る。違いは、ステップ(ディテント)が有るか無いかである。
内部の構造は両方とも同じで、シリーズにチップ抵抗が並んでいる、らしいが、ステップは確実に切り替えができるためにあるらしい。と言うことでステップ付きにした。ステップがある方が高級感もある。
新旧の比較は以下。
右側のこの印字って製造日?だとすると、2006年かぁ?
形は普通で完全密閉型。この中に抵抗がいくつも入っているとは思えない大きさ。(25mm角位)
いよいよ取り付けと思いきや、回転軸根元のネジ穴系がアルプス製より大きくて、そのままでは入らない。
そこで、リーマーで少し穴を広げてから挿入。
半田付けをしてと。ここでちょっと注意、内部電極にプラスチックが使ってあるそうなので、熱を掛け過ぎない様に、3秒以内が目安らしい。
で、半田付け、配線後は、こんな感じ。相変わらず配線が綺麗。
さて、配線確認後、組み直し、いよいよ音出し。
うわお~、、これは凄ーーーい、今までとは別次元である。
音の広がり、鮮明度、音が透き通っている、なんかシルクに様な感じで、情報量も多い。
こんなに違うもんかぁ~?!と驚き、疑うばかりである。
そして、元々のアンプの実力の素晴らしさを思い知る事になる。今まではアンプの実力を出し切れていなかった。
このアンプ(球)は、こんな素晴らしい音を出す能力を持っていたのだった。
とても魅力ある音だ。いつまで聴いていても飽きない。音楽に浸ることができる。
コンデンサも大事だが、ひょっとしたらそれ以上に抵抗類も大事と思い知らされた。
有る人が行ってた、オーディオは抵抗に始まって、抵抗に終わると、、確かに抵抗の使用箇所は多い。
それにしても、東京光音のこのボリュームは高い、1万円ちょっとする。(しかし、とあるサイトでは5千円位??あれっ?)
でも、それだけの投資効果はあったと思う。