最近は、アナログ・レコードばかり聴いていますが、たまにはCDプレーヤーも弄ってみようと思い、以前から考えていたVisayのVSRを投入することにした。
このVishay(ビシェイ)のVSRは抵抗にしては値段も高く@1,000円位もする。
しかし、前回、ヘッドホンアンプに使用して、結果が良かったので、それから虜になってしまった。値段がお高いだけに、どこにでも使う訳にはいかない、使用箇所は慎重に決める必要がある。
今回は、CDプレイヤーの出力部分でカップリング・コンデンサーと直列に入るところの抵抗を換装してみました。写真は左ch(R14の部分)ですが、左右交換しました。
ちなみに赤いカップリング・コンデンサは「ダイナミキャップ」です。
Vishay VSRがこちらです。無誘導金属箔抵抗です。
巷では、この上は同じVishayのZ201かVAR(抵抗値のラインナップが3つだけ)しか無いでしょうって言われています。こちらは@3,000円オーバー。
交換後は、こちら。基板を取り外すのが面倒だったので、表側から半田付けして取り付けました。
交換後の音出し。
やはり、どの抵抗でも言える事ですが、最初は篭った感じになります。
しかし、エージングが進むと徐々に本領発揮です。
製品によっては、100時間以上かかるものもありますが、このVSRは比較的早いです。
2時間後の音は、期待通りでした。情報量が多く、音に深みがあります。元々搭載されていた金属皮膜抵抗では、「サ行」が少し突き刺さる様な、歪む様な感じがありましたが、この抵抗ではその様な事がありません。上品で流石です。
今の私のCDプレーヤーの内部です。
たまにCDプレーヤーに聴くのも、ノイズが無く、静寂の中に音がある感じで、良いですね。
今まで手塩にかけて改造を重ねただけの価値はあります。単体DACよりも良い音がしていると思います。
ところで、今回改造時に、以前秋葉原で購入したHOZANの木製ピンセットを使ってみました。
これ、なかなか良いですね。
部品を摑み易いですし、部品を傷つけることがありません。お奨めです。
アマゾンでも売っています。 消費税込みではアキバもアマゾンも価格は同じです。