久々のロックレコード名盤・オリジナル版の投稿になります。
今回は第4弾として、クイーン(Queen)について、書いてみようと思います。
フレディ・マーキュリー生誕70年、オンキョー創業70周年になるらしく、e-onkyoで6/22から「Queen」の5タイトルがハイレゾ配信されています。
e-onkyoの説明によると、今回の配信は、マスタリングの帝王と言われるボブ・ラドウィック氏が1/4インチのアナログマスターからリマスターしたらしいです。
ボブ・ラドウィック氏は今までもオリジナル版レコードで取り上げましたが、レコードであればランアウト部にある「RL」の刻印が、この人がカッティングした証拠ですね。ロック~ジャズまで音質が良い事で有名です。私も何枚か持ってますが、音が良いです。
今回のQueenのハイレゾ配信も期待が持てます。機会があれば、購入してみようと思います。
それでは私が所有しているクイーンのアルバムLPについて。
私は初期の3枚のアルバムを所有しています。全てイギリスEMI製です。
Queen EMC 3006 Made in Gt.Britain 1973年
刻印はYAX 4623/4624-3Uとあります。
クイーンの記念すべきデビュー作です。
発売当時、初めて聴いたとき1曲目から度肝を抜かれましたね。ブライアン・メイのギターの音。この音は何だ?フレディー・マーキュリーのハイトーンのボーカル。
レコードには「Queen」の文字が金色のジャケットもあるようですが、高値がついていて手が出ません。
Queenのレコードが発売された当時、3作目くらいまでは、レコードを買って聴きまくっていましたが、そのレコードはどこかに行ってしまいました。
それからはCDで聴いていましたが、特に、この1stアルバムは、以前聴いていた音とはあまりにも違い過ぎて、薄っぺらい籠った音で残念に思ってました。
これまで何度かリマスター版のCDも発売され購入して聴きましたが、それらも納得できませんでした。
今回、レコードを買い直し、しかも本国の英国オリジナル版を買って、やっと納得できました。「これだよ、この分厚いスピード感のある音。」
QueenⅡ EMA 767 Made in Gt.Britain 1974年
刻印は、YAX 4735-10/4736-7 Side Black :BLAIR'S CUT
カッティング・エンジニアは名カッターのクリス・ブレアーです。但し、片面のみ?
クリス・ブレアは、ビートルズ、ジョージ・ハリソンとかも手掛けています。
ジャケットは、ビデオ・クリップとかでも目にするメンバー全員の写真です。
このアルバムは、Side A/Bではなく、Side White/Blackとなっている。
Side Black。こちらの面がBlair氏のカッティングになっています。
内袋。
Sheer Heart Attack EMA 3061 Made in Gt.Britain 1974年
刻印は、YAX 4881/4882-4U Side Oneのみ :TML-M
1974年に2枚のアルバムをリリースしています。このあたりから人気が鰻上り?。
ジャケットはペラペラ、内袋に底抜けを補修したテープが貼ってあります。
クイーンのアルバムの中で私が好きなのは、この3作目までです。あとは、あまりにも人気が出て商業的になり、惰性でリリースされた感があります。後期では「ボヘミアン・ラプソディー」くらいですね。
これらのレコードで、クイーン本来のサウンドが聴ける様になりました。
あとは、ボブ・ランディックが手掛けたリマスターがどうか?ですね。
ボブ・ラディックのリマスターは、ローリング・ストーンズのCDを聴いたことがありますが、確かに音が良かったです。
~追記~
先ほど、e-Onkyoから「ボヘミアン・ラプソディー」を購入、ダウンロードしました。
そして、ダウンロードしてから、e-Onkyoの説明をよく読むと、2011年にリマスターされたものが元の音源との事。
と言う事は、、、思い出しました、2011年に発売された「Greatest Hits」の音源と言う事では。
私は、このEU盤のCDを持っていました。
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そして、早速聴き比べてみました。
結果は、私の耳では、違いがあまり感じられませんでした。今回の96KHz/24bitが少し繊細な感じ?
一般的には、リマスタリングの時に、一旦ハイレゾ音源を作るそうですが、この96KHz/24bitの音源が、ボブ・ランディング氏がリマスタリングした時に作られた音源なのかは、私にはわかりません。