レッド・ツェッペリンの記念すべきデビュー作「LED ZEPPELIN」のUKオリジナル盤をやっと入手する事が出来ましたのでレビューします。
購入先は、先日大阪に行ったついでに某〇○〇〇ユニオンに寄ったところ、丁度UK廃盤セールを実施しており、そこでゲットしました。価格はこちらも諭吉越え。でも念願だったファーストのオリジナル盤に出会えたので、他のレコードは諦めこの一枚だけを購入!。
すでにUS盤も所有しているので比較してみます。
<ジャケット>
左がUS盤(初版と思わるもの)、右がUK盤。
ジャケットのサイズが若干違います。US盤の方が大きい。
US盤はコーティング無し(テクスチャー)、UK盤はコーティング有り(テカテカ)。
写真ではわかりにくいですが、UK盤には右下にきちんと
「Under licence from Atlantic Recording Corp. USA.」
「Manufactuerd by Polydor Records Ltd.,London.」
「Printed and made by MacNeill Press Ltd.,London,S.E.1.」
と書いてあります。
US盤も何種類か有るらしく、私が持っているもう一枚はコーティング有り。↓
裏面の曲目とメンバー紹介。「Robert Plant」だけが白文字になっているのは、何故でしょうかね?
3枚を並べてみました。一番上がUK盤。
灰色のラインがUK盤では下辺に、US盤では上辺にあります。これは単に製造上のバラつき?
UK盤は流石にAtlanticロゴの上にSD8216が無いですね。ごもっとも。
しかも、UK盤には「STEREO」のマークも無いですね。
背の部分、UK盤には両端に厚みの絞りがあります。これも特徴のひとつです。
背にも「STEREO」の記載がありません。
UK盤はジャケットサイズが少し小さいです。
<内袋>
US盤はAtlantic Recordの宣伝印刷あり。UK盤は普通の白袋。
<レコード盤ラベル、レーベル>
いきなりUK盤。
いやぁ~、いつ見ても綺麗ですね。レッド/マルーン(プラム)色。このレコードを持っていると優越感に浸れます。自己満足。。。
レーベルの周りの無音部(RUN OFF部)をよく見ると判りますが、両面とも溝がラベルの近い所まで掘ってあります。無音部が少ないです。ひとつひとつの溝が余裕を持ってしっかりと掘り込まれているのでしょう。これが音質にも影響しています。
次にUS盤です。まずは米2ndプレスと思われるもの。アトランティックのレッド・グリーンのラベルです。
しかし、後に出てくるアトランティック・レーベルとは、よく見ると色が少し白っぽいです。「Whity Label」とも言うらしいです。
しかもフラットラベルです。これが米2ndプレスの特徴でしょうか。ATCOレベルを米1stプレスとするとこれが2ndプレス?。
英盤に比べると、ランオフ部が広いです。
こちら↓もUS盤ですが、先ほどよりも色が濃いです。これが一般的なレッド・グリーン・ラベル。
ラベルに凹凸もあります。SD8216なので再発では無いです。再発盤は、SD19126でWarnerのロゴが入っています。
<音質>
音質はやはりUK盤オリジナルが一番です。
ブリティッシュ・ロックらしく厚い音を聴くことが出来ます。ひとつひとつの音がしっかりしていて聴きやすいです。音の鮮度が高いです。
これは、Ⅰ~Ⅳまで共通して言えると思います。
米2nd盤は、アメリカンっぽい、ハード・ロック系の音です。ちょっと派手な音です。好みによっては、こちらの音も良いかも。
以降のUS盤は、音が少し籠ります。
ちなみに日本盤(アトランティック盤)も持っていますが、音が薄っぺらいです。UK、US盤を聴いた後では聴く気になれません。
また、CDのリマスター盤(2014年盤)も持っていますが、繊細でクリアーになったのは良いのですが、UK盤の厚みがあって雰囲気のある音とは違いますね。やっぱり、レコードのオリジナル盤には敵いません。