まずは、真空管の交換について。
●改造その1---真空管の交換
>電圧増幅プリ1段目
1.RCA 5691(赤ベース) Red base
泣く子も黙る赤ベース。低域まで伸びる様になり、豊かになるが、高音の伸びはもう一つ欲しい。繊細かつしっかりした音で聞きつかれしない。
ヘッドの部分のRCAのロゴは無かった。消えたか?元々無いのか?不明。
2.Sylvania 6SL7WGT(こげ茶ベース) Dark brown base
値段の割には、なかなかしっかりした良い音を聞かせてくれる。
ボーカルを聞くと芯があり、前に出てくる。
後で出てくる薄茶ベースほどではないが、少し硬い音。パンチのある音。
>電圧増幅プリ管2段目 6SN7の部分
1.Sylvania VT-231 (6SN7GT)
通称Badboyと呼ばれるものと構造がほぼ同じ。
全体的に音に広がり、艶っぽさがある。Female Jazz Vocalを聞くと、声のかすれ具合が何とも良い。音は高域までクリアー。
2.Sylvania 6SN7WGT(薄茶ベース) Light Brown base
これを使うと、音が硬くなりすぎた。但し、腰があり力強さはある。
初段の5691との組み合わせでも、音が硬い。現在、Stockとして眠っている。
3.RCA 5692(赤ベース) Red base
巷で評判のRCAの赤ベースである。ヘッドにRCAのロゴもあった。
音はうわさ通り、繊細で艶のある音である。低域も豊かで、高音もきつくなく、聞きつかれしない上品な音である。
が、しかし、RCA 5691+5692だと、音にどうも面白さ?コクが無い。優等生過ぎる。
特に、私の好きなFemale Jazz Vocalのダイアナ・クラールでは、今ひとつVocalの力強さや張りが無く、前に出てこない。
(結果、現在の使用状態)
今は初段Sylvania 6SL7WGTにして、ボーカルに張りを持たせ、2段目はRCA6SN7で決めています。繊細かつ力強さ、低音も豊かで、今のところ気に入っています。
それにRCAの赤ベースは、6本もロッドが立っており、Hamonicノイズが一つも出ない、しっかりした構造で、逆にそれで音に響きとか面白さがないのかも。好みが分かれる所でしょう。
この交換で私が発見、感じた事は、プレートはやっぱり黒で焼きが入れてあるものが、音がクリヤーで音に広がりがある。また、平プレートは、低音が出る事である。
他にも、交換した球がありますが、あまり評価に値しませんので、載せていません。
たとえば、KENRADのアルミプレートとか、、、
次回は、コンデンサの交換について書きます。