My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管アンプ(KT-88 PP)の改造(その1.真空管の交換)

2011-03-27 00:40:45 | 真空管アンプ

まずは、真空管の交換について。

●改造その1---真空管の交換

 

>電圧増幅プリ1段目

1.RCA 5691(赤ベース) Red base

泣く子も黙る赤ベース。低域まで伸びる様になり、豊かになるが、高音の伸びはもう一つ欲しい。繊細かつしっかりした音で聞きつかれしない。

ヘッドの部分のRCAのロゴは無かった。消えたか?元々無いのか?不明。

2.Sylvania 6SL7WGT(こげ茶ベース) Dark brown base

値段の割には、なかなかしっかりした良い音を聞かせてくれる。

ボーカルを聞くと芯があり、前に出てくる。

後で出てくる薄茶ベースほどではないが、少し硬い音。パンチのある音。

 

>電圧増幅プリ管2段目 6SN7の部分

1.Sylvania VT-231 (6SN7GT)

通称Badboyと呼ばれるものと構造がほぼ同じ。

全体的に音に広がり、艶っぽさがある。Female Jazz Vocalを聞くと、声のかすれ具合が何とも良い。音は高域までクリアー。

2.Sylvania 6SN7WGT(薄茶ベース) Light Brown base

これを使うと、音が硬くなりすぎた。但し、腰があり力強さはある。

初段の5691との組み合わせでも、音が硬い。現在、Stockとして眠っている。

3.RCA 5692(赤ベース) Red base

巷で評判のRCAの赤ベースである。ヘッドにRCAのロゴもあった。

音はうわさ通り、繊細で艶のある音である。低域も豊かで、高音もきつくなく、聞きつかれしない上品な音である。

が、しかし、RCA 5691+5692だと、音にどうも面白さ?コクが無い。優等生過ぎる。

特に、私の好きなFemale Jazz Vocalのダイアナ・クラールでは、今ひとつVocalの力強さや張りが無く、前に出てこない。

 

(結果、現在の使用状態)

今は初段Sylvania 6SL7WGTにして、ボーカルに張りを持たせ、2段目はRCA6SN7で決めています。繊細かつ力強さ、低音も豊かで、今のところ気に入っています。

それにRCAの赤ベースは、6本もロッドが立っており、Hamonicノイズが一つも出ない、しっかりした構造で、逆にそれで音に響きとか面白さがないのかも。好みが分かれる所でしょう。

この交換で私が発見、感じた事は、プレートはやっぱり黒で焼きが入れてあるものが、音がクリヤーで音に広がりがある。また、平プレートは、低音が出る事である。 

 

他にも、交換した球がありますが、あまり評価に値しませんので、載せていません。

たとえば、KENRADのアルミプレートとか、、、

 

次回は、コンデンサの交換について書きます。

 


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