出力管KT-88 4本のカソード電流を調整してみました。
調整は、カソードとグランド間に10Ωの抵抗が入っているので、この両端の電圧をモニターしながら調整します。
初期状態は、大体20mA近辺でした。
これを40mAまで上げます。
カソード電流は、時間と共に変化しますので、電源投入後、1時間位モニターしながら調整を行います。
(結果)
調整後は、低音の立ち上がり良く、力強さ、パンチが出て来ました。音が前へ前へ出てくる感じです。
但し、消費電力が増えるのと、真空管が今まで以上に熱くなります。
多分、寿命も短くなるでしょうが、いずれ交換して楽しむので気にしない。
KT-88 4本は今の所、オリジナルのままにしているが、いずれGold Lionにでも変えるつもり。
現在、KT-88 PPの改造はここまで。
細かい所では、入力の配線を銀錫銅線に変更している。また、真空管のピンおよびコネクタ端子部には、金粒子入りの接点改善液を塗布してある。が、音質にはあまり影響ないかな?
一番変化の大きかったのは、カップリングコンデンサの交換である。やっぱり、音の通る所は重要。