My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

ロックレコード名盤・オリジナル版 ~音質比較~(その2)

2016-03-06 12:09:54 | レコード

オリジナル盤の定義がいまだによくわかりませんが、

  カッティング→ラッカー盤→メタルマスタ→メタルマザー→スタンパー→プレス 大量生産。

の工程のメタルマスタを持っている国と言うことでしょうか?

私の耳での比較では、UK盤とUS盤で音の雰囲気が違うものが多いです。

と言うことは、マスターテープからラッカー盤に刻むときの調整方法とかがカッティング・エンジニアによって微妙に違うって事でしょうか? もう少し調査が必要です。

マトリックス番号、マトは、ラッカーマスターの版数を言うようですが、「1」が必ずしも初版でない場合もあるようです。

一般的にマト番号がが若いほうが音が良いと言われていますが、一概にそうとも言えないようです。

 

今回は、ヘヴィ・ロック・バンド「エアロスミス」腕利きミュージシャン揃い「TOTO」のレコードについて書きます。


Aerosmith(エアロスミス)

Toys in the Attic(闇夜のヘヴィ・ロック) PC33479 COLUMBIA (US) 1975年

ランアウト部分には、「PAL-33479」(A面)「PBL-33479」(B面)「TML-S」と「L.S.J.D」の刻印があります。

「TML-S」とか「TML-M」はカッティングマシンの記号らしいです。「L.S.J.D」の意味はよくわかりません。

私は、このUS盤しかもっていませんが、音の印象は、鮮度が高く、エアロスミスらしく、重くてダイナミックで迫力があり、Goodです。

 

ROCKS(ロックス) PC34165 COLUMBIA (US) 1976年

ジャケットはエンボス加工されています。

ランアウト部には、「AL-34165」「BL-34165」 「STERLING」の刻印があります。

「STERLING」は前にも書きましたが、米国の独立系カッティング・スタジオです。

このレコードは、日本盤とこのUS盤を持っていますが、圧倒的にこのUS盤が良いです。音の迫力や鮮度が違います。

 

エアロスミスの手持ちのレコードは、これら2枚と「Greatest Hits」(日本盤)を持っていますが、日本盤なので論外です。

エアロスミスは、少なくともUS盤を聴くべきでしょう。 UK盤は聴いたことが無いのでわかりません。


TOTO

TOTOは,、現在日本公演中ですね。

私も、一昨日(3/4) 横浜公演(パシフィコ横浜)に行ってきました。

中華街で食事をして、それから山下公園を歩いて、パシフィコ横浜の国立大ホールまで。

1Fの後ろのほうの席でした。観客は若者と年配の2極化。昔からのファンと最近のファンと言うことでしょう。

オリジナル・メンバーは、スティーブ・ルカサー(Luke)とデヴィッド・ペイチだけになってしまいましたが、二人とも元気でした。

新しい曲が3割、過去からのヒット曲が7割といった感じでした。

ルカサーが珍しく、1曲だけアコギを弾いてました。40年前の曲だそうで、私は初めて聴く曲でした。

アンコールの最後は、やはり「アフリカ」を観客と一緒に大合唱でした。


では、レコード紹介です。

TOTO JC35317 COLUMBIA (UK) 1978年

「PAL-35317」「TML-M」 「PBL-35317」「TML-S」の刻印があります。

「TML-M」は前出の通りです。

このアルバムは、今までCDでしか聴いたことがなかったのですが、音が籠ったような感じで悪かったです。

「BSCD2」では何とか良くなったのですが、それでもやはり不満が残っていました。

このレコードでは、それを払拭してくれました。音がクリアーで鮮度が良いです。ひとつひとつの楽器の音がはっきりと聴こえます。


Hydra FC36229 COLUMBIA (US) 1979年

「PAL-36229」「PBL-36229」の刻印があります。但し、「TML-*」の刻印はありません。

これも、CDを何枚か購入しましたが、音が悪かったです。

上のアルバムと一緒で「BSCD2」で音質は改善されました。

それでも、レコードを聴くと、やはりレコードが良いでね。

私はUS盤しか持っていませんが、UK盤はさらに良いかもしれませんね。


Turn Back FC36813 COLUMBIA/CBS (US) 1981年

これも、CDは持っていましたが、音が籠って良くなかったです。

レコードで聴くと、やはり良いですね。

「AL-36813」「BL-36813」「STERLING」の刻印があります。


TOTOⅣ CBS450088 CBS (UK) 1982年

説明するまでもなく、大ヒットしたTOTOの代表的なアルバムです。

このアルバムのレコーディング・エンジニアはアル・シュミットが登場。音の良いエンジニアとして有名です。エンジニアなのにグラミー賞も受賞しています。

このアルバムも今までCDで聴いていました。このアルバムはCDでも音が良いです。

レコードで聴いても音が良いです。しかし、このアルバムでは、CDでも充分に音が良かったので、レコードでも驚くほど音が良いといった感じも受けませんでした。

UK盤なのに、ランアウト部には珍しく手書きの刻印があります。何故?


PAST TO PRESENT 1977-1990  465998 CBS (HOLLAND) 1990年

ベスト盤です。音質は普通で、悪くはないです。

 

TOTOについては、種々違うタイトルでの比較になりますが、UK盤が繊細で固くなく、バンドの雰囲気に合ってそうな感じがします。


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リマスタリングとBSCD2(Blu-ray Spec 2 CD)のお蔭で音が格段に良くなっています。


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