唐突ですが青森に行ってまいりました。
いきなりですがスタートは憧れの奥入瀬渓流です。
いやー奥入瀬ってもっと秘境か思ってたけど、
十和田湖から流れる川で車でもなかなか便利。
いろんな清流を見てきたが
両側からここまでの滝が流れ込む川は珍しく記憶にない。
ゆっくり歩く価値のある道だなぁ。
続いて十和田から川沿いに海まで下った八戸へ。
まーとりあえず八戸城跡へ。
そして南部家中興の祖、晴政公の像
なにも残ってないなぁ。
隣にはポテチンと古びた神社、三八城神社がある。
特に観光資源として着手はされてないようす。
どうやら史跡としてはお隣の「根城」の方が残っているようだ。
今度いってみよう。
そして今夜の晩酌は日本酒がうまいと評判の「ばんや」
地元のおやじ共のたまり場なので、
観光気分の一見さんにはちょと厳しいかも。
で、
いかのぽんぽん焼きと
焼き雲丹なんぞと日本酒をクイクイッと頂く。
日本酒はご当地の辛口を選んでもらい、
豊杯、陸奥八仙、駒泉の辛口あたりをクイクイッと。
翌日は地元も海産物を扱う
八食センターで回転寿司を頂く。
しめサバおいしうございました。
せんべい汁おいしうございました。
ばくらいおいしうございました。
※ばくらいとはホヤとナマコの内臓を合わせた
日本酒にぴったりの超美味な逸品です。
さてその日の晩に特急つがるに乗り込み、
南部の領地から津軽へ。
ちなみに青森県といえど「南部」と「津軽」が犬猿の仲なのは
ぶらり旅人なら常識中の常識。
晩飯はホテルの郷土料理屋でけの汁を頂いたが
店選びに大失敗。
あーこの晩飯はやり直したい・・・。
さて翌日は弘前をぶらり旅。
この町は古い建物が多く残っており、
この青森銀行もその一つ。
ちょうどこの日はマラソン大会のようで、
多くのランナーとすれ違いながら
お目当ての弘前城へ。
弘前城は天守閣はもちろん、
城門、櫓も多くの現存が残りなかなか貴重。
本格的な軍事要塞だったころを思わせる
浅い濠は澄んだ水をたたえて印象的。
そしていよいよ現存天守とご対面。
欄干に映える三層天守閣。
実に絵になる。
ちなみにパンフにある角度は
立入禁止ゾーンからのものなのでご注意。
別の角度から
こじんまりとした造りと
破風のない屋根が
おもちゃっぽい。
桜とあわせてみたいものだ。
つづいて城の南に位置する
禅林街を歩く。
津軽藩の2代目藩主が領地の曹洞宗を一か所にまとめちゃったらしい。
こんな感じで両側に禅寺がずらっと並ぶ。
入り口付近にサザエ堂があり珍しいが
鍵がおろされて中には入れない。
禅林街の最深部には津軽の菩提寺、
長勝寺が鎮座する。
ま、
とりたてて何があるわけでもない。
駅の方面にプラプラ戻ってる途中で
古びた教会を発見。
繰り返しとなるが
弘前は文明開化な建物の宝庫なのだ。
日本の外灘と呼んでやりたいくらいだ。
その古い教会の裏手に
奈良美智の巨大ワンコ像があるあたり
実にユニーク。
白神山地が近いせいか
市中の湧水も実にきれい。
湧水もきれいなせいか
蕎麦なんぞも実にうまい。
付近の江戸前蕎麦「一閑人」で鴨汁蕎麦を頂く。
広大な日本庭園もあいまって
なかなかうまかった。
最後は弘前駅構内の津軽蕎麦で締め。
量がたくさんでユルユルでプチプチ切れる。
伸びたカップ麺のような蕎麦でした。