山梨で時間があいたため訪問する。
甲府駅から真北に5分ほど車で走った高台に位置する。
もともとは武田信玄の居館であった躑躅ヶ崎館。
ここで念押ししておきたいのが
「城」ではなく「館」であること。
信玄は「人は城 人は石垣 人は堀・・・」
と言って本拠を堅固な城郭化することはなかったという。
かつて1年半ほど山梨で仕事していたけど、
あれほどヒマだったにも関わらず、
武田神社は来たことなかった。
いやいや実際は記憶違いで多忙な日々だったに違いない・・・汗
この神社の裏手に用害山がそびえ、
実際は甲府自体がこの用害山を最後の砦とした
巨大要塞となっており、
躑躅ヶ崎が城郭化されていないとはいえ
要塞の一郭であるとする説もある。
ここが本殿。
姫の井。
鶏が放し飼いされており
周囲をコケコケと騒がしい。
便宜上、
参道は甲府駅に向かって南へ一直線だけど、
実際の大手門だったのはこちらの東口。
武田建築の名物「三日月堀」なんかも
こちら側で見つかっている。
甲府市は北側を高地とした盆地であり、
軍の侵入があれば、
ここ躑躅ヶ崎館の高台から一目瞭然となる。
今は視界を遮るものがおおいけど、
当時は見晴らし良かっただろうなぁ。